【2026年最新】MLB投手成績ランキングを部門別にチェック
2026年のレギュラーシーズンにおける投手ランキングでは、ミジオロウスキーが複数の主要部門でトップに立った。特に防御率、奪三振、WHIPの3部門でリーグを代表する数字を残している。
以下は、2026年10月30日までに確認できるMLB公式記録を基にした集計。防御率・WHIPは規定投球回に相当する登板量を満たした投手を対象とし、勝利数・奪三振・セーブは記録のある投手全体を対象としている。
1. MLB防御率ランキング
| 順位 | 投手 | 球団 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1 | ジェイコブ・ミジオロウスキー | MIL | 1.80 |
| 2 | カム・シュリットラー | NYY | 1.95 |
| 3 | クリス・セール | ATL | 2.16 |
| 4 | ディラン・シース | TOR | 2.40 |
| 5 | 山本由伸 | LAD | 2.53 |
1位と2位の差はわずか0.15。ミジオロウスキーの1.80は、174回2/3を投げて自責点35に抑えた結果だ。シュリットラーも193回2/3を投げて防御率1.95を記録しており、投球回を伴った安定感が際立つ。
日本のファンにとって注目したいのは山本由伸の5位。防御率2.53で上位5人に入り、長いシーズンを通して高い水準を維持した。
2. MLB奪三振ランキング
| 順位 | 投手 | 球団 | 奪三振 |
|---|---|---|---|
| 1 | ジェイコブ・ミジオロウスキー | MIL | 252 |
| 2 | ギャビン・ウィリアムズ | CLE | 248 |
| 3 | カム・シュリットラー | NYY | 239 |
| 3 | ディラン・シース | TOR | 239 |
| 5 | クリストファー・サンチェス | PHI | 231 |
奪三振部門でもミジオロウスキーが252でトップ。2位のギャビン・ウィリアムズとの差は4個で、3位にはシュリットラーとシースが並ぶ。
注目したいのは、ミジオロウスキーの奪三振率が9イニング換算で12.98に達していることだ。単純に登板数が多かっただけではなく、打者を三振に仕留める能力そのものが非常に高かったことが分かる。
シュリットラーも239奪三振を記録。防御率1.95と合わせて考えると、失点を防ぐ能力と打者を直接打ち取る能力の両方を備えたシーズンだった。
3. MLB勝利数ランキング

| 順位 | 投手 | 球団 | 勝利数 |
|---|---|---|---|
| 1 | クリストファー・サンチェス | PHI | 18 |
| 1 | ソニー・グレイ | BOS | 18 |
| 3 | ジェイコブ・ミジオロウスキー | MIL | 16 |
| 3 | ドリュー・ラスムッセン | TB | 16 |
| 3 | エドゥアルド・ロドリゲス | AZ | 16 |
勝利数ではフィリーズのクリストファー・サンチェスとソニー・グレイが18勝でトップに並んだ。
ミジオロウスキーも16勝を記録している。防御率1.80と252奪三振に加え、勝利数でも上位に入っていることから、2026年の総合的な投手成績の充実ぶりが見て取れる。
山本由伸は14勝、シュリットラーも14勝。勝利数だけを見るとトップとの差があるが、両者とも防御率やWHIPなど別の重要指標で優れた数字を残している。
4. MLB WHIPランキング
| 順位 | 投手 | 球団 | WHIP |
|---|---|---|---|
| 1 | ジェイコブ・ミジオロウスキー | MIL | 0.80 |
| 2 | 山本由伸 | LAD | 0.87 |
| 3 | ドリュー・ラスムッセン | TB | 0.91 |
| 4 | カム・シュリットラー | NYY | 0.92 |
| 5 | クリス・セール | ATL | 0.98 |
WHIPは、1イニング当たりに許した安打と四球の合計を示す指標だ。数字が小さいほど、走者を出しにくい投手と評価できる。
ここで特に注目したいのが山本由伸の0.87。防御率ランキングでは5位だが、WHIPでは2位に入っている。相手打者に出塁を許さない投球が、シーズンを通して機能していたことを示している。
ミジオロウスキーは0.80でトップ。防御率、奪三振、WHIPの3部門で高い水準を実現した点が、2026年の大きな特徴だ。
【4選手を徹底比較】ミジオロウスキー・山本由伸・シュリットラー・サンチェスの実力
2026年のMLB投手成績を理解するには、ランキングの順位だけでなく、主要投手の成績を横並びで比較することが有効だ。
特に注目したいのは、ミジオロウスキー、山本由伸、カム・シュリットラー、クリストファー・サンチェスの4人。それぞれ異なる特徴を持ち、同じ優秀な先発投手でも強みが異なる。
2026年レギュラーシーズン主要成績比較
出典:MLB選手公式記録、MLBDB集計、Baseball-Reference。2026年レギュラーシーズン。投球回の「.1」「.2」はそれぞれ1アウト、2アウトを意味する。
ジェイコブ・ミジオロウスキー:3部門で突出した奪三振型右腕
30試合に先発し、174回2/3で16勝5敗。防御率1.80、252奪三振、WHIP0.80という成績を残した。
特に注目すべきなのは、奪三振数だけでなく四球を44個に抑えている点だ。252奪三振に対して44四球という数字は、K/BB(奪三振と四球の比率)で約5.73に相当する。力強い投球と制球の両面で高い水準に達している。
さらに、Baseball-Referenceの2026年データでは、WAR6.5、ERA+232、FIP2.17を記録。実際の失点結果だけでなく、守備の影響を切り離して投球内容を評価する指標でも高い評価を得ている。
山本由伸:WHIP0.87と185イニングが示す安定感
最も注目したい数字はWHIP0.87。リーグ2位に相当する数字であり、走者を出さない投球の質が高かったことを示している。
また、クオリティースタートは22回。28試合の先発に対して約78.6%という高い割合だ。クオリティースタートは、先発投手が6イニング以上を投げて自責点3以下に抑えることを意味する。
Baseball-ReferenceのWARは5.9、ERA+は167。防御率ランキングだけでなく、イニング消化能力や出塁を抑える力を含めて評価したい投手だ。
カム・シュリットラー:防御率1.95、239奪三振の急成長
33試合に先発して14勝6敗、防御率1.95。193回2/3を投げて239奪三振、WHIP0.92という結果だった。
特筆すべきは、防御率だけでなく投球回もリーグ上位に入っていることだ。長いイニングを投げながら失点を抑え、さらに多くの打者を三振に仕留めた。
Baseball-ReferenceではWAR7.0、ERA+215、FIP2.56。FIPと防御率の差はあるものの、奪三振能力や投球回を含む総合評価は非常に高い。
クリストファー・サンチェス:18勝と207イニングの耐久力
2026年は18勝7敗、防御率2.91、207イニング、231奪三振。勝利数ではリーグトップタイ、投球回では2位に入った。
WHIPは1.20で、上位3投手と比べると走者を出す頻度は高い。それでも18勝と207イニングを実現した点は評価できる。先発投手として長いイニングを任され、試合を作り続けたことが数字に表れている。
Baseball-ReferenceのWARは8.1、ERA+は155、FIPは2.80。今回比較した4人の中でWARが最も高い点も見逃せない。
【先発投手の成績比較】防御率だけでは分からない本当の実力
MLBの先発投手を比較するとき、最初に確認したいのが防御率だ。しかし、防御率だけで投手の能力を完全に評価することはできない。
なぜなら、失点には投手自身の投球内容だけでなく、野手の守備、走者を背負った場面での打球処理、球場の特性なども影響するからだ。
先発投手を見るときの5つのポイント
1. 防御率(ERA)
9イニング当たりに許した自責点を示す。基本的には数字が小さいほど優秀で、2026年はミジオロウスキーの1.80がトップだった。
2. WHIP
1イニング当たりの被安打と与四球の合計。防御率が低くてもWHIPが高い場合、ピンチを招きながら失点を防いでいる可能性がある。
3. 投球回(IP)
どれだけ長く試合を任されたかを示す。先発投手には、失点を防ぐ能力と同時に、ブルペンを消耗させずに試合を進める能力も求められる。
4. 奪三振(SO)
打球が野手の守備に左右されず、打者をアウトにできる能力を確認できる。奪三振率K/9も併せて確認したい。
5. クオリティースタート(QS)
6イニング以上を投げ、自責点3以下に抑えた先発登板の数。先発投手の安定性を確認する際に便利だ。
この5項目を組み合わせれば、単に防御率が良い投手と、長いイニングを投げながら安定して試合を作る投手の違いが見えてくる。
2026年の投球回ランキング
2026年の投球回上位を見ると、サンディ・アルカンタラが214回でトップ。サンチェスが207回、マイケル・ワカが200回2/3で続いた。
| 順位 | 投手 | 投球回 |
|---|---|---|
| 1 | サンディ・アルカンタラ | 214.0 |
| 2 | クリストファー・サンチェス | 207.0 |
| 3 | マイケル・ワカ | 200.2 |
| 4 | カム・シュリットラー | 193.2 |
| 5 | エドゥアルド・ロドリゲス | 189.2 |
山本由伸は185回で9位、ミジオロウスキーは174回2/3で22位。ミジオロウスキーは投球回の順位だけを見るとトップではないが、少ない投球回でも失点を抑え、奪三振を積み重ねた点に特徴がある。
一方、シュリットラーは193回2/3を投げて防御率1.95。投球回と防御率の両方で優れた数字を残している。
【MLB救援投手ランキング】セーブ・ホールドからブルペンの実力を分析
MLB投手成績を調べる際に、先発投手の数字と同じくらい注目したいのが救援投手の成績だ。
特に試合終盤の勝敗を左右するのが、クローザーとセットアッパーの存在である。クローザーは主にリードした試合の最終回付近を担当し、セットアッパーはその前の重要な局面を任される。
2026年セーブランキング
| 順位 | 投手 | 球団 | セーブ |
|---|---|---|---|
| 1 | ケイド・スミス | CLE | 41 |
| 1 | ブライアン・ベイカー | TB | 41 |
| 3 | ライリー・オブライエン | STL | 38 |
| 3 | メイソン・ミラー | SD | 38 |
| 5 | アロルディス・チャップマン | BOS | 35 |
| 5 | デビッド・ベドナー | NYY | 35 |
セーブ部門ではケイド・スミスとブライアン・ベイカーが41セーブでトップタイとなった。
セーブは単純な登板数ではなく、勝利チームのリリーフ投手が試合を締め、一定の公式条件を満たした場合に記録される。したがって、クローザーとしての役割をどれだけ担ったかを知るうえで重要な指標となる。
2026年ホールドランキング
ホールドは、セーブ機会のある状況で登板した救援投手がリードを維持し、試合を最後まで投げ切らずに降板した場合に記録される。
2026年の上位は次の通りだ。
- 1位:タイラー・ロジャース(TOR)33ホールド
- 1位:ケビン・ケリー(TB)33ホールド
- 3位:ハンター・ガディス(CLE)32ホールド
- 4位:ディラン・リー(ATL)31ホールド
- 5位:ブレント・ヘイドリック(NYY)29ホールド
セーブだけでは救援陣全体の実力を評価できない。試合終盤の重要な局面を任されるセットアッパーのホールド数も確認することで、チームのブルペンの厚みが見えてくる。
なお、セーブとホールドは異なる役割を示すため、単純に合計だけで優劣を決めるのは適切ではない。登板数、防御率、WHIP、失敗したセーブ数なども組み合わせたい。
【FIP・ERA+・WAR】MLB投手指標で本当の実力を見極める
MLBの投手成績を深く理解するなら、従来の防御率や勝利数だけでなく、FIP、ERA+、WARといったセイバーメトリクスも確認したい。
FIP:守備の影響をできるだけ取り除く
FIPはFielding Independent Pitchingの略で、被本塁打、与四球、死球、奪三振を中心に投球内容を評価する指標だ。
野手の守備によって左右される部分を抑え、投手自身がコントロールできる要素に注目する。防御率と同様に、基本的には低いほど優秀と評価される。
2026年のミジオロウスキーはFIP2.17。防御率1.80と比べても近い水準で、失点結果だけでなく投球内容そのものも優れていたことを示す。
ERA+:球場とリーグ環境を調整する
ERA+はリーグ平均や球場の影響を考慮した防御率指標だ。リーグ平均を100とし、100を上回れば平均より優秀、下回れば平均より劣ることを示す。
2026年の主要4投手を比較すると、次のようになる。
- ミジオロウスキー:232
- シュリットラー:215
- 山本由伸:167
- サンチェス:155
ミジオロウスキーの232は、リーグ平均を大きく上回る数字。シュリットラーも215と非常に高く、両者が防御率ランキングの上位を占めたことと整合する。
WAR:チームにもたらした総合的な貢献
WARはWins Above Replacementの略で、代替可能な選手と比較して、どれほどチームに勝利への貢献をもたらしたかを推定する指標だ。
Baseball-Referenceの2026年投手WARでは、今回取り上げた4人は以下の評価となっている。
- クリストファー・サンチェス:8.1
- カム・シュリットラー:7.0
- ジェイコブ・ミジオロウスキー:6.5
- 山本由伸:5.9
興味深いのは、ERAやWHIPで目立ったミジオロウスキーよりも、サンチェスのWARが高いことだ。
サンチェスは207イニングを投げ、18勝を記録した。投球内容だけでなく、長いイニングを担当したことも総合評価に影響している。
WARは算出方法が提供元によって異なるため、異なるサイトの数字を混ぜて順位を比較するのは避けたい。ここではBaseball-Referenceの同一基準で比較している。
【規定投球回数と成績の見方】ランキングで間違えやすい3つのポイント
MLBの投手ランキングには、打者の打率ランキングとは異なる注意点がある。特に防御率やWHIPのような率の指標は、一定の投球回を満たしているかどうかが重要だ。
規定投球回数とは?
MLBでは、原則として規定投球回数はチームの試合数と同じイニング数が基準となる。162試合のシーズンなら、162イニングが目安だ。
この条件を満たさない投手は、極端に短い登板期間だけで優秀な防御率を記録していても、規定投球回を必要とするタイトル争いでは同じ条件で比較できない。
そのため、防御率ランキングを見るときは、順位だけでなく投球回も必ず確認したい。
勝利数は投手だけの能力を示すものではない
18勝や16勝という数字は分かりやすいが、勝利数は打線の援護、救援陣の働き、試合展開などにも影響される。
例えば、好投しても味方打線が得点できなければ勝利投手になれない。一方、失点が多くても打線の大量援護で勝利が記録されるケースもある。
勝利数はシーズンを通した実績として有用だが、防御率、WHIP、FIPなどと組み合わせて判断するのが適切だ。
レギュラーシーズンとポストシーズンは別集計
もう一つの注意点は、レギュラーシーズンとポストシーズンを混同しないことだ。
ミジオロウスキーの2026年ポストシーズン成績は、4試合で2勝0敗、防御率1.89、19イニング、16奪三振、WHIP1.11となっている。
一方、レギュラーシーズンは防御率1.80、252奪三振、WHIP0.80。両方とも優れた数字だが、試合数や対戦相手、試合の重要性が異なるため、別々に評価する必要がある。
2026年10月30日時点の年間ランキングを確認するときは、レギュラーシーズンの確定成績を基本にし、ポストシーズンは別枠で見ると混乱しにくい。
【MLB投手成績2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のMLBで最も防御率が低い投手は誰ですか?
A1:2026年のレギュラーシーズンでは、ミルウォーキー・ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーが防御率1.80でトップです。カム・シュリットラーが1.95で続きました。
Q2:2026年のMLBで最も奪三振が多い投手は誰ですか?
A2:ジェイコブ・ミジオロウスキーです。252奪三振を記録し、ギャビン・ウィリアムズの248奪三振を上回りました。
Q3:山本由伸の2026年MLB成績はどのくらいですか?
A3:14勝9敗、防御率2.53、185イニング、182奪三振、WHIP0.87です。特にWHIPはリーグ2位に相当する好成績でした。
Q4:2026年のMLB最多勝投手は誰ですか?
A4:クリストファー・サンチェスとソニー・グレイが18勝でトップタイです。サンチェスは207イニングも投げ、投球回でもリーグ2位でした。
Q5:WHIPはどのくらいなら優秀ですか?
A5:一般的には1.00未満なら非常に優秀な水準とされます。2026年はミジオロウスキーが0.80、山本由伸が0.87を記録しました。ただし、リーグ環境や投球回も併せて確認することが大切です。
まとめ:2026年MLB投手成績から見える本当の実力と今後の注目点
2026年のMLB投手成績を振り返ると、ジェイコブ・ミジオロウスキーの存在感が際立つ。防御率1.80、252奪三振、WHIP0.80、16勝5敗という成績は、複数の主要部門で高い実力を示したものだ。
一方、カム・シュリットラーは防御率1.95と239奪三振、山本由伸はWHIP0.87と185イニング、クリストファー・サンチェスは18勝と207イニングで、それぞれ異なる強みを発揮した。
今回の比較から分かるのは、投手の実力を一つの数字だけで判断することには限界があるという点だ。
ランキングを見る際は、次の基準を意識したい。
- 失点を防ぐ能力を知りたい:防御率とERA+を確認する。
- 走者を出さない能力を知りたい:WHIPを確認する。
- 打者を圧倒する能力を知りたい:奪三振とK/9を確認する。
- 長いイニングを任せられるか知りたい:投球回とクオリティースタートを確認する。
- 総合的なチーム貢献を知りたい:同じ算出方式のWARを比較する。
2026年のMLBは、圧倒的な奪三振能力を持つ投手、制球力で勝負する投手、長いイニングを支える投手、試合終盤を締める救援投手など、多様なタイプの実力者が数字を残したシーズンだった。
今後も選手の成績を追う際には、レギュラーシーズンとポストシーズンを区別し、複数の指標を組み合わせて比較することが、MLBをより深く楽しむための近道となる。