【AFCON 2027予選】南アフリカ代表の最新成績と突破への条件
グループDの構成と予選方式

南アフリカ代表が次に目指す大きな目標が、2027年アフリカネイションズカップ(AFCON 2027)への出場だ。
大会はケニア、タンザニア、ウガンダの3か国共催。2027年6月19日から7月17日まで開催される予定となっている。
南アフリカはグループDに入り、以下の3か国と競っている。
- 南アフリカ
- ギニア
- ケニア
- エリトリア
ここで注意したいのが、ケニアは開催国として本大会への出場が確定している点だ。
そのため、グループDではケニア以外の3チームのうち、最上位の1チームだけが追加で本大会に進出する。通常のグループ予選よりも厳しい競争になる。
2026年9月の予選結果

モシマネ新体制の最初の公式戦となったギニア戦は、重要な意味を持つ一戦だった。
2026年9月26日|AFCON 2027予選
南アフリカ2-1

ギニア
得点者
- 30分:イメ・オコン
- 69分:セイドゥバ・シセ(ギニア)
- 77分:サムケレ・カビニ
2026年9月30日|AFCON 2027予選
エリトリア0-5
南アフリカ
南アフリカの得点者
- 19分・45+1分:レレボヒレ・モフォケン
- 52分:スフェペロ・シトレ
- 63分:イークラム・レイナーズ
- 90+4分:ルーサー・シン
ギニア戦では、終盤にカビニが決勝ゴールを決めた。新監督の初陣を白星で飾っただけでなく、直接の予選ライバルから勝ち点3を獲得したことが大きい。
続くエリトリア戦ではモフォケンが2得点。前半から主導権を握り、最終的には5-0の大勝を収めた。
特に注目したいのは、複数の選手が得点に絡んでいることだ。特定のストライカーだけに依存せず、中盤やサイドの選手も得点に参加できる攻撃の幅が見えた。
エジプトとの親善試合でも勝利
2026年10月4日にはエジプトとの親善試合が行われ、南アフリカが1-0で勝利した。
決勝点を挙げたのは、代表初招集組のプソ・ディテジャネ。51分にゴールを決め、新体制の選手層を広げる結果となった。
公式戦2連勝に加え、強豪エジプトにも勝利したことで、モシマネ体制は好調なスタートを切った。
2026年10月31日時点の予選状況
南アフリカ代表6
勝ち点2
試合数2
勝利数
2試合終了時点で2連勝。ギニア、エリトリアとの直接対決で勝ち点を積み上げている。
次の予選は2026年11月の第3・第4節。続いて2027年3月に最終2節が予定されている。
特に重要なのは、ギニアとの勝ち点差を維持できるかどうかだ。ケニアが開催国として出場を確保しているため、南アフリカにとって予選突破の直接的な競争相手はギニアとエリトリアになる。
【FIFAランキング現在地】南アフリカ代表の実力と今後の課題
2026年10月のFIFAランキングは48位
FIFA男子世界ランキング48位
2026年10月7日発表
FIFAが2026年10月7日に発表した最新の男子ランキングでは、南アフリカは48位に上昇した。
この更新では6ランク上昇。ギニア、エリトリアを連破したことに加え、エジプトにも勝利したことがランキング上昇につながった。
FIFAの歴代データでは、最高順位は16位、最低順位は124位となっている。
なお、2026年10月31日時点で最新の公式更新は10月7日分であり、次回発表は11月18日の予定だ。
南アフリカ代表の強み
現在のチームには、主に3つの強みがある。
1. 国内リーグを基盤とした選手層
マメロディ・サンダウンズやオーランド・パイレーツなど、国内有力クラブの選手が代表の中核を形成している。
2026年W杯の26人登録では、サンダウンズとパイレーツからそれぞれ8人が選出された。国内リーグで日常的に競争している選手が多いことは、代表の連係を構築するうえで利点になる。
2. GKを中心とする守備の安定感
ウィリアムズを中心とした守備陣には、国際舞台での経験がある。W杯では韓国を無失点に抑え、カナダ戦でも終盤まで接戦を演じた。
3. 若手の成長と攻撃の選択肢
モフォケン、カビニ、オコンらの成長は、代表の将来を考えるうえで重要だ。
ベテランの経験と若手の勢いを組み合わせられれば、AFCONだけでなく次のワールドカップ予選でも競争力を維持できる。
今後の課題
一方、改善すべき点もある。
- 強豪国を相手にした際の攻撃の決定力
- 主力選手が負傷した場合の代替選手の確保
- 守備陣の組み合わせの固定と連係強化
- 複数のフォーメーションを使い分ける際の戦術理解
- 国際大会で安定して勝ち点を獲得する継続性
2026年W杯では韓国に勝利した一方、メキシコには0-2、カナダには0-1で敗れた。上位国との試合で、守備の粘りを得点につなげられるかが今後の焦点になる。
【プロの結論】南アフリカ代表を評価する3つの基準
南アフリカ代表の現在地を判断するなら、FIFAランキングだけを見てはいけない。
特に注目すべき評価基準は次の3点だ。
1. 強豪国との競争力: W杯で見せた守備力を維持しながら、攻撃の決定力を高められるか。
2. 新監督の戦術浸透: モシマネが4バックと3バックを適切に使い分け、選手の長所を引き出せるか。
3. 若手の定着: モフォケン、カビニ、オコンらが主力として継続的に活躍できるか。
この3点が改善されれば、2026年W杯の決勝トーナメント進出は一度限りの成果ではなく、南アフリカサッカーが次の段階へ進むための足掛かりになる。
【南アフリカサッカー代表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:南アフリカ代表の愛称「バファナ・バファナ」の意味は?
A1:ズールー語で「少年たち、少年たち」という意味。サポーターに親しまれている代表チームの愛称だ。
Q2:2026年現在の南アフリカ代表監督は誰?
A2:ピツォ・モシマネ。2026年9月1日にSAFAから代表監督への再任が発表された。過去にも代表を率いた経験があり、今回が3度目の指揮期間となる。
Q3:南アフリカ代表は2026年W杯でどこまで進んだ?
A3:史上初めて決勝トーナメントに進出し、ラウンド32でカナダと対戦。0-1で敗れ、ベスト32で大会を終えた。ベスト16進出ではない。
Q4:AFCON 2027予選の成績は?
A4:2026年10月31日時点で、ギニアに2-1、エリトリアに5-0で勝利し、2試合で勝ち点6を獲得している。
Q5:南アフリカ代表の注目選手は誰?
A5:主将GKのロンウェン・ウィリアムズ、中盤のテボホ・モコエナ、攻撃のレレボヒレ・モフォケン、守備のサムケレ・カビニらが注目選手だ。
まとめ:南アフリカ代表は新時代へ、2027年AFCONが次の試金石
南アフリカサッカー代表は、1996年のAFCON優勝を歴史的な出発点とし、2026年ワールドカップで初めて決勝トーナメント進出を実現した。
大会後にはヒューゴ・ブロスからピツォ・モシマネへ監督が交代。新体制はギニア、エリトリアを破り、エジプトとの親善試合にも勝利するなど、順調なスタートを切っている。
現在のチームには、ウィリアムズやモコエナといった経験豊富な選手と、モフォケンやカビニら将来性のある選手がそろう。
今後の最大の注目点は、2027年AFCON予選を突破できるかどうか。そして、モシマネがブロス時代の成果を引き継ぎ、さらに攻撃的で柔軟なチームを作れるかだ。
2026年の歴史的なW杯進出を一過性の成功に終わらせないこと。 それこそが、バファナ・バファナが次に目指すべき目標である。