交流戦2023の順位を全12球団で比較!DeNA初優勝の決め手と2026年最新記録を解説
2026年11月現在も振り返られる2023年のプロ野球セ・パ交流戦は、4球団が11勝7敗、勝率.611で並ぶ異例の大混戦となった。最終的に交流戦優勝を手にしたのは、横浜DeNAベイスターズ。福岡ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツ、オリックス・バファローズも同じ勝率だったが、順位決定規定による比較でDeNAが頂点に立った。
日本野球機構(NPB)の公式記録を確認すると、2023年の交流戦はセ・リーグが52勝、パ・リーグが54勝、引き分けが2試合。チーム別順位だけでなく、ゲーム差、優勝決定の仕組み、個人表彰、さらに2026年までの歴代優勝球団を確認すると、この大会の特徴がより鮮明になる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2023年の優勝球団:横浜DeNAベイスターズ。11勝7敗、勝率.611で球団初の交流戦優勝。
- 最大の注目点:DeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスの4球団が同じ勝率で並び、TQBによって優勝が決定した。
- セ・パの勝敗:セ・リーグ52勝、パ・リーグ54勝、2分けでパ・リーグが2勝リード。
- 2026年の最新動向:2026年は埼玉西武ライオンズが14勝3敗1分で球団初優勝を達成した。
【結論】交流戦2023の最終順位はDeNAが1位!4球団が勝率.611で並ぶ異例の展開

日本生命セ・パ交流戦2023の優勝球団は、横浜DeNAベイスターズだった。
NPBが2023年6月22日に発表した公式表彰記録には、DeNAの成績として18試合、11勝7敗、球団初優勝と記載されている。
ただし、単純に勝ち星だけを見れば、DeNAが他球団を大きく引き離していたわけではない。
福岡ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツ、オリックス・バファローズも11勝7敗で並んでおり、4球団すべてが勝率.611を記録していた。
つまり、2023年の交流戦は、通常の勝率比較だけでは優勝球団を決められない状況だった。
最終的にはNPBが定める同率時の順位決定規定が適用され、DeNAが優勝球団に決定した。
この結果は、DeNAにとって2005年に交流戦が始まって以来、初めてのタイトル獲得という歴史的な記録でもある。
【全12球団の順位表】2023年セ・パ交流戦の勝敗・勝率・ゲーム差を完全比較

ここからは、NPB公式の2023年度交流戦チーム勝敗表をもとに、全12球団の最終成績を整理する。
出典:日本野球機構(NPB)2023年度交流戦チーム勝敗表。ゲーム差は公式掲載値。
4球団の勝率が同じなのに順位が分かれた理由

注目すべきなのは、上位4球団がすべて11勝7敗だったことだ。
勝率の計算は、次の式で行われる。
\[
勝率=\frac{勝利数}{勝利数+敗戦数}
\]
2023年の上位4球団の場合は、
\[
\frac{11}{11+7}=0.6111\ldots
\]
となり、小数第3位までの表示ではすべて.611となる。
そのため、勝率だけを比較しても4球団の優劣はつかない。
NPB公式の順位表ではDeNAが先頭に掲載され、ソフトバンク、巨人、オリックスと続いている。
また、上位4球団のゲーム差はすべて「—」と表示されている。これは通常のゲーム差で優劣をつけられない同率状態だったことを示している。
5位の日本ハムは1.0ゲーム差。楽天と広島は2.0ゲーム差で続いた。
特に、首位グループと5位の日本ハムの間には、わずか1ゲーム差しかなかった。18試合という短期決戦では、1勝の重みが順位に直結することが分かる。
【優勝決定の仕組み】DeNAが4球団の同率首位から抜け出したTQBとは?
2023年の交流戦を理解するうえで欠かせないのが、TQBという順位決定指標だ。
交流戦は基本的に勝率1位の球団が優勝する。しかし、勝率1位が複数球団になった場合には、NPBが定める規定に従って順位を決める。
2球団が同率で並んだ場合の順位決定ルール
2球団が勝率で並んだ場合、次の順番で比較する。
1. 勝利数が多い球団
2. 直接対決の成績が良い球団
3. TQBが大きい球団
4. ER-TQBが大きい球団
5. 交流戦のチーム打率が高い球団
6. 前年度の交流戦順位が上位の球団
3球団以上が同率で並んだ場合
2023年のように3球団以上が同率の場合は、少し異なるルールが適用される。
1. 勝利数が多い球団
2. TQBが大きい球団
3. ER-TQBが大きい球団
4. 交流戦のチーム打率が高い球団
5. 前年度の交流戦順位が上位の球団
重要なのは、3球団以上の場合、直接対決成績は最初の比較項目に含まれないという点だ。
この違いを知らないと、2023年のDeNAの優勝理由を正確に理解できない。
TQBの計算方法と意味
TQBとは、得点と失点をそれぞれ攻撃・守備のイニング数で割り、その差を比較する指標だ。
計算式は次のとおり。
\[
TQB=
\frac{得点}{攻撃イニング}
-
\frac{失点}{守備イニング}
\]
単純な総得点と総失点の差ではなく、攻撃イニングと守備イニングを考慮する点が特徴となる。
野球では、ホームチームが9回裏を攻撃せずに試合を終えるケースがある。そのため、単純な得失点差だけではチームの攻守の効率を公平に比較できない場合がある。
TQBは、こうしたイニング数の違いを考慮するための指標だ。
2023年は史上初のTQB決着だった
2023年はDeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスの4球団が11勝7敗で並んだ。
最初の比較項目である勝利数も全チーム11勝で同じだったため、次の基準であるTQBが順位決定に使われた。
その結果、DeNAが最上位となり、球団初の交流戦優勝を果たした。
中日スポーツの2025年の解説記事でも、2023年は史上初めてTQBによって優勝球団が決まったケースとして紹介されている。
つまり、2023年の交流戦は単なる同率首位ではなく、NPBの順位決定規定が実際に優勝を左右した歴史的な大会だった。
【セ・リーグ対パ・リーグ】2023年の勝敗比較はパ・リーグが2勝リード
球団別の順位と並んで注目したいのが、セ・リーグとパ・リーグ全体の勝敗だ。
2023年の交流戦では、パ・リーグが54勝、セ・リーグが52勝、引き分けが2試合だった。
2023年セ・パ交流戦のリーグ別成績
セ・リーグ52勝
2分けを除く勝利数
パ・リーグ54勝
引き分け
2試合
全試合数
108試合
パ・リーグの4年ぶりの勝ち越し
2023年の交流戦では、パ・リーグがセ・リーグに2勝差をつけて勝ち越した。
これは2019年以来、4年ぶりのパ・リーグ勝ち越しだった。
一方、直前の2021年と2022年はセ・リーグが勝ち越していた。
そのため、2023年はパ・リーグが再び交流戦で優位に立った年としても記録されている。
ただし、リーグ全体の勝敗と個々の球団の強さは分けて考える必要がある。
実際、2023年の上位4球団にはセ・リーグからDeNAと巨人、パ・リーグからソフトバンクとオリックスが入っていた。
リーグ単位ではパ・リーグが勝ち越したものの、優勝争いでは両リーグの球団が互角に競い合ったのである。
2023年の交流戦はどのような日程だった?
NPBの開催要項によると、2023年の日本生命セ・パ交流戦は5月30日から6月18日までの日程で開催された。
各球団は他リーグの6球団と3試合ずつ対戦する方式で、1球団あたりの試合数は18試合。
内訳はホーム9試合、ロード9試合で、12球団合計では108試合となる。
この短期集中型の日程では、主力選手の状態や先発投手の登板間隔、移動によるコンディション管理も結果を左右する。
普段は対戦しない相手との試合が続くため、レギュラーシーズンとは違った戦術的な駆け引きが生まれる点も交流戦の魅力だ。
【上位4球団を分析】DeNA・ソフトバンク・巨人・オリックスの交流戦成績
2023年の交流戦では、上位4球団がすべて11勝7敗だった。
しかし、各球団の戦いを個人表彰やチームの実績と合わせて見ると、それぞれ違った見どころが浮かび上がる。
横浜DeNAベイスターズ:球団初の交流戦優勝
横浜DeNAベイスターズ
11勝7敗
勝率.611・球団初優勝
DeNAは2023年の交流戦で18試合を戦い、11勝7敗を記録した。
最大のトピックは、2005年の交流戦創設以来、初めて優勝球団になったことだ。
個人表彰では、牧秀悟が日本生命優秀選手賞のセ・リーグ部門を受賞した。
NPB公式記録によると、牧は交流戦18試合で27安打を記録。これは12球団トップの数字で、打率.380、13打点という成績も残した。
特に6月18日のロッテ戦では4安打を記録し、チームの優勝に貢献した。
福岡ソフトバンクホークス:同率首位で近藤健介が存在感
福岡ソフトバンクホークス
11勝7敗
勝率.611・公式順位表2番目
ソフトバンクもDeNAと同じ11勝7敗で交流戦を終えた。
チームの打撃面で目立ったのが近藤健介だった。
NPBの公式表彰記録では、近藤は18試合で打率.413、26安打、5本塁打、15打点を記録。出塁率は.519で交流戦トップだった。
この活躍が評価され、日本生命優秀選手賞のパ・リーグ部門に選ばれている。
チームは優勝こそ逃したものの、近藤の打撃は2023年の交流戦を代表する個人記録の一つとなった。
読売ジャイアンツ:岡本和真が交流戦MVPを受賞
読売ジャイアンツ
11勝7敗
勝率.611・公式順位表3番目
巨人も11勝7敗で上位グループに入った。
注目されたのは主砲・岡本和真の活躍だ。
岡本は交流戦18試合すべてに4番打者として先発出場し、8本塁打、19打点を記録した。
さらに打率.383、長打率.867という成績を残し、日本生命最優秀選手賞(MVP)を獲得している。
特に本塁打と打点では交流戦トップの数字を記録。チームの優勝争いを支えた打撃が高く評価された。
ここで押さえておきたいのは、交流戦のMVPは優勝球団から必ず選ばれるわけではないという点だ。
2023年は優勝したDeNAではなく、巨人の岡本が最優秀選手賞を受賞した。チームの順位と個人表彰は、それぞれ異なる評価基準で決まる。
オリックス・バファローズ:11勝7敗で優勝争いに加わる
オリックス・バファローズ
11勝7敗
勝率.611・公式順位表4番目
オリックスも11勝7敗を記録し、優勝争いに最後まで加わった球団の一つだった。
2023年は中嶋聡監督のもとで戦い、交流戦でも安定した成績を残した。
最終的にはDeNA、ソフトバンク、巨人に続く掲載順となったが、勝率は上位3球団とまったく同じだった。
この4球団の並びこそ、2023年の交流戦が特別なシーズンとして記憶される理由である。
【2026年最新】交流戦の歴代優勝球団とセ・パの通算成績
2023年の結果をより深く理解するには、その後の交流戦の歴史も確認しておきたい。
2026年までの近年の優勝球団を見ると、優勝チームは毎年異なる顔ぶれとなっている。
2023年から2026年までの優勝球団
2023年:横浜DeNAベイスターズ
11勝7敗。勝率.611。球団初優勝。
2024年:東北楽天ゴールデンイーグルス
13勝5敗。勝率.722。球団初優勝。
2025年:福岡ソフトバンクホークス
12勝5敗1分。勝率.706。通算9度目の優勝。
2026年:埼玉西武ライオンズ
14勝3敗1分。勝率.824。球団初優勝。
2026年は西武が14勝3敗1分という圧倒的な成績で優勝した。
勝率.824は非常に高い数字で、2023年のDeNAが記録した.611とは大きな差がある。
また、2025年にはソフトバンクが9度目の優勝を達成しており、交流戦での実績という点では依然として存在感が大きい。
2023年から2026年のセ・パ勝敗比較
NPB公式の年度別記録を見ると、近年のリーグ別勝敗は次のようになっている。
- 2023年: セ52勝、パ54勝、2分け
- 2024年: セ52勝、パ53勝、3分け
- 2025年: セ43勝、パ63勝、2分け
- 2026年: セ39勝、パ65勝、4分け
2023年と2024年は、両リーグの勝敗が非常に接近していた。
一方、2025年と2026年はパ・リーグが大きく勝ち越している。
特に2026年はパ・リーグが26勝差をつける結果となった。NPB公式の2026年度交流戦記録でも、全108試合の結果はパ65勝、セ39勝、引き分け4試合と確認できる。
2026年時点で知っておきたい歴代記録の見方
交流戦の歴代成績を調べるときには、次の3つを区別すると分かりやすい。
- 交流戦優勝回数: その球団が交流戦で何度優勝したか。
- 年度別順位: 特定の年に12球団の中で何位だったか。
- セ・パ通算勝敗: 交流戦全体でどちらのリーグが多く勝っているか。
この3つは似ているようで、評価している対象が異なる。
例えば、2023年のDeNAは交流戦で初優勝したが、それだけでセ・リーグ全体がパ・リーグより強かったと判断することはできない。
また、2026年に西武が初優勝したことも、球団単位の歴史的な記録であり、リーグ全体の通算成績とは別に扱う必要がある。
NPB公式の年度別記録と各年の表彰発表を照合することが、歴代順位を正確に把握する基本となる。
【交流戦2023の順位】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年のセ・パ交流戦で優勝した球団はどこ?
横浜DeNAベイスターズです。18試合で11勝7敗、勝率.611を記録し、球団創設以来初めて交流戦優勝を達成しました。
Q2:DeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスはなぜ同率首位なのに順位が違う?
4球団とも11勝7敗、勝率.611だったためです。3球団以上が同率になった場合のNPB規定に従い、勝利数の次にTQBなどを比較して順位を決定しました。DeNAがTQBで最上位となり優勝しました。
Q3:2023年の交流戦はセ・リーグとパ・リーグのどちらが勝ち越した?
パ・リーグです。セ・リーグ52勝、パ・リーグ54勝、引き分け2試合で、パ・リーグが2勝多く勝ち越しました。
Q4:2023年の交流戦でMVPを受賞した選手は誰?
読売ジャイアンツの岡本和真です。交流戦18試合で8本塁打、19打点、打率.383を記録し、日本生命最優秀選手賞に選ばれました。
Q5:2026年現在、交流戦の最新優勝球団はどこ?
埼玉西武ライオンズです。2026年は14勝3敗1分、勝率.824で球団初の交流戦優勝を達成しました。
まとめ:交流戦2023の順位はDeNA初優勝、4球団同率の決め手はTQB
2023年の日本生命セ・パ交流戦は、横浜DeNAベイスターズが11勝7敗、勝率.611で球団初優勝を達成した大会だった。
最大の特徴は、ソフトバンク、巨人、オリックスも同じ11勝7敗で並んだことだ。
通常の勝率比較だけでは優勝球団を決められず、最終的にはTQBによる順位決定が行われた。これは交流戦の歴史に残る重要な出来事となった。
また、セ・パ対決ではパ・リーグが54勝、セ・リーグが52勝と接戦を制している。
2026年には西武が初優勝を飾り、交流戦の歴史に新たな記録を加えた。
2023年の順位を振り返る際に押さえておきたいのは、勝率、ゲーム差、タイブレーク、リーグ別勝敗はそれぞれ異なる情報を示しているという点だ。
特に同率首位のシーズンでは、単純な勝敗表だけでなく、NPBが定める順位決定規定まで確認することで、優勝の本当の意味が見えてくる。