【2026年最新】石井大智の成績は12登板、防御率3.86

目次

2026年の石井大智は、前年までの圧倒的な安定感とは異なるシーズンを過ごしました。最大の要因は、春季キャンプ中に発生した左アキレス腱の負傷です。

日刊スポーツなどの報道によると、石井は左アキレス腱断裂からの復帰を目指し、リハビリを経て9月に実戦へ戻りました。9月5日のDeNA戦では1イニングを無失点に抑えています。

NPB公式の2026年度個人投手成績に掲載されたシーズン成績は次のとおりです。



2026年度・石井大智
シーズン終了



登板数

12

阪神タイガース石井



防御率

3.86

阪神タイガース石井



勝敗

1勝2敗

阪神タイガース石井



ホールド

2




投球回
11回2/3


奪三振
15


被安打
11


被本塁打
3


自責点
5

出典:日本野球機構(NPB)2026年度セ・リーグ個人投手成績

12登板にとどまった理由は故障による離脱

注目したいのは、防御率3.86という数字だけで石井の実力を判断できない点です。

2025年には53試合に登板して防御率0.17を記録した投手が、翌年は春季キャンプ中の負傷によって十分な登板機会を得られませんでした。

日刊スポーツの2026年9月11日付報道では、藤川監督が復帰後の石井について、試合の緊迫した状況で投げることによる身体への負荷にも言及しています。

復帰後も慎重なコンディション管理が必要だったことがうかがえます。

2026年の数字から読み取れること

11回2/3の投球回で15奪三振を記録した点は見逃せません。

登板機会が少ない中でも、奪三振能力を発揮したことは今後につながる材料です。一方、被本塁打3、自責点5という数字は、前年の圧倒的な成績と比較すると改善の余地を残しました。

ただし、登板数が12試合という状況では、シーズンを通じた安定性を評価するにはサンプルが限られます。

2026年は石井の能力が失われたシーズンというより、故障からの復帰と次の役割への準備が重なったシーズンとして捉える必要があります。

【NPB新記録】2025年の50試合連続無失点はどれほどすごい?

石井大智の名前をプロ野球史に刻んだ最大の実績が、2025年の50試合連続無失点です。

2025年4月5日の巨人戦から9月28日の中日戦まで、登板した50試合で失点を許しませんでした。

この記録は、2021年に西武の平良海馬が達成した39試合連続無失点を上回るNPB新記録です。

NPB公式の2025年投手記録にも、石井の記録がプロ野球新記録として掲載されています。

50試合連続無失点の記録を整理

項目 記録
達成選手 石井大智
所属 阪神タイガース
記録開始 2025年4月5日
記録到達期間 2025年9月28日まで
連続無失点試合 50試合
従来の記録 39試合
従来の記録保持者 平良海馬
記録の位置付け NPB新記録

防御率0.17も圧巻だった

50試合連続無失点と並んで注目されるのが、2025年シーズン全体の成績です。

項目 2025年成績
登板 53試合
勝利 1
敗北 0
セーブ 9
ホールド 36
投球回 53回
奪三振 42
防御率 0.17

53試合に登板し、53イニングを投げて自責点はわずか1。防御率0.17という数字は、リリーフ投手として非常に高い完成度を示しています。

さらに36ホールド、9セーブを記録しており、単に無失点を続けただけでなく、勝利に直結する重要な局面を任されていたことも分かります。

NPBからも特別な評価

NPBの2025年度表彰では、石井にコミッショナー特別表彰の特別賞が贈られました。

表彰理由は、シーズン50試合連続無失点というNPB新記録を達成した偉業です。

球団内での活躍にとどまらず、日本プロ野球全体の歴史に残る記録として公式に評価されたことになります。

ここで混同しやすいのが、50試合連続無失点と防御率0.17の違いです。

前者は連続して登板した試合で失点しなかった記録、後者は2025年シーズン全体の投球成績から算出された防御率です。別々の指標ですが、両方を達成したことが石井の2025年を特別なものにしました。

【年度別成績】石井大智のプロ入りから2026年までの軌跡

石井の成長を理解するには、2025年だけでなく、プロ入りからの年度別成績を比較することが重要です。

NPB公式の個人年度別成績を基に、登板数、勝敗、ホールド、セーブ、防御率を整理しました。

年度 登板 勝敗 セーブ ホールド 防御率
2021年 18 0勝1敗 0 0 6.23
2022年 18 0勝1敗 0 0 0.75
2023年 44 1勝1敗 0 19 1.35
2024年 56 4勝1敗 1 30 1.48
2025年 53 1勝0敗 9 36 0.17
2026年 12 1勝2敗 0 2 3.86
通算 201 7勝6敗 10 87 1.57

出典:NPB公式・個人年度別成績。2026年シーズン終了時点。

2021年:プロ1年目は防御率6.23

2020年ドラフト8位で阪神に入団した石井は、2021年にプロデビューしました。

1年目は18試合に登板し、防御率6.23。プロの打者との対戦に苦労したことが数字に表れています。

ただし、1年目から18試合に登板したことは、球団が実戦経験を積ませていたことを示しています。

2022年:防御率0.75へ大幅改善

2年目は登板数こそ18試合でしたが、防御率は0.75まで改善しました。

前年の6.23から大きく数字を向上させ、リリーフ投手としての可能性を示したシーズンです。

2023年:44登板で中継ぎの重要戦力に

2023年には登板数が44試合に増加。

19ホールド、防御率1.35を記録し、阪神の中継ぎ陣で存在感を強めました。

この年の阪神は38年ぶりの日本一を達成。石井もブルペンの一員として貢献しました。

2024年:56試合登板でセットアッパーとして定着

2024年は56試合に登板し、30ホールド、防御率1.48を記録しました。

この年はチームの勝ちパターンを支える投手として、重要な役割を担うようになります。

2023年の19ホールドから30ホールドへの増加は、起用上の信頼が高まったことを示す数字です。

2025年:自己最高のシーズン

2025年は53登板、防御率0.17、36ホールド、9セーブ。

無失点記録だけでなく、チームの勝利を守る実績も積み上げました。

2026年:故障を経て新しい挑戦へ

2026年は12登板、防御率3.86という結果でした。

しかし、この数字だけで過去数年間の実績を否定することはできません。故障による離脱を経て、復帰後の登板を重ねたシーズンだったからです。

年度別成績を比較すると、石井はプロ入り当初の経験を積む段階から、2023~2025年の主力リリーフへと成長したことが分かります。

【プロフィール・経歴】秋田工業高専から阪神ドラフト8位へ

石井大智の経歴で特徴的なのは、一般的な高校野球から大学野球、社会人野球というルートではなく、高等専門学校と独立リーグを経由してNPB入りしたことです。

石井大智の基本プロフィール

項目 内容
名前 石井大智
生年月日 1997年7月29日
2026年の年齢 29歳
出身地 秋田県
身長 175cm
体重 79kg
投打 右投右打
所属 阪神タイガース
背番号 69
ポジション 投手
ドラフト 2020年8位

秋田工業高等専門学校で野球に取り組む

石井の出身校は秋田工業高等専門学校です。

一般的な高校とは異なる教育課程を持つ高等専門学校で野球に取り組んだことは、石井のキャリアを特徴づける要素の一つです。

プロ野球選手には高校・大学・社会人から入団するケースが多い中、石井は高専から独立リーグへ進みました。

2018~2020年:高知ファイティングドッグスで経験を積む

高専卒業後の石井は、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに所属しました。

在籍期間は2018年から2020年です。

独立リーグは、NPBを目指す選手にとって実戦経験を積む重要な環境です。石井もこの舞台で実力を磨き、プロ球団から評価される機会をつかみました。

高知ファイティングドッグスの公式チーム紹介にも、石井の所属歴が掲載されています。

2020年ドラフト8位で阪神に入団

2020年のNPBドラフト会議で、阪神タイガースから8位指名を受けました。

2021年から阪神に所属し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせています。

独立リーグ出身の選手がNPBで主力へ成長することは、本人の努力だけでなく、独立リーグが選手育成の場として機能していることを示す事例でもあります。

石井の場合、高専から独立リーグ、そして阪神という経歴が、後のNPB記録達成につながりました。

【リリーフ投手としての評判】石井大智が阪神の勝ちパターンを支えた理由

石井大智が阪神のファンや野球関係者から高く評価されてきた理由は、防御率の良さだけではありません。

試合終盤の重要な場面を任せられる安定感と、状況に応じて打者を抑える投球の組み立てが持ち味です。

セットアッパーとしての実績

石井のリリーフ投手としての評価は、年度別のホールド数に表れています。

- 2023年:19ホールド
- 2024年:30ホールド
- 2025年:36ホールド

ホールドは、リードを保ったまま中継ぎ投手として役割を果たしたことを示す指標です。

3年間で数字を積み上げたことは、石井が阪神のブルペンにおいて継続的に信頼されていた証拠です。

また、2025年には9セーブも記録しています。セットアッパーだけでなく、試合を締めくくる役割も経験していました。

球種の使い分けにも成長が見られる

石井の投球を分析するうえで注目されるのが、ストレートと変化球の組み合わせです。

2025年8月14日付のスポーツニッポンの記事では、石井のスライダーの使用割合が2023年の3.8%から2024年には24%に増加したことが紹介されました。

スライダーの精度向上によって、ストレートだけに頼らない投球が可能になり、打者への対応力が高まったと分析されています。

フォークも三振を奪うための重要な球種として機能していました。

石井の評価を判断する3つのポイント

評価項目 注目すべき実績 意味
安定感 2025年防御率0.17 失点を抑える能力
勝利への貢献 2025年36ホールド リードを守る役割
投球の再現性 50試合連続無失点 継続的な結果を残した実績

石井の評価を正しく理解するには、一時的な防御率だけでなく、登板数、ホールド、連続無失点記録を合わせて見ることが大切です。

【2027年の新展開】藤川監督が石井大智の先発転向を明言

2026年10月24日発表

2026年10月24日、藤川球児監督が石井の2027年シーズンからの先発転向構想を明らかにしました。

これは石井のキャリアにおける大きな転換点です。

プロ入り後は主に中継ぎとして登板してきましたが、今後は先発投手としての能力を伸ばす方向へ進みます。

藤川監督が先発適性を評価した理由

デイリースポーツの2026年10月25日付報道によると、藤川監督は石井について、1イニングあたりの投球数をコントロールする能力に注目しています。

監督は先発としての強みについて、次のように説明しています。

「コントロールが非常にいいので」

先発投手には、複数のイニングを投げるための投球効率や、打者との対戦を重ねても崩れない制球力が求められます。

石井が持つ投球効率の良さは、先発転向を検討するうえで評価されたポイントです。

2027年のセ・リーグDH制導入も背景に

2027年からセ・リーグでも指名打者制が導入される予定です。

これに伴い、投手の打席を考慮した従来の戦術から、投手が投球に集中しやすい環境へ変わります。

藤川監督は、この変化も踏まえて石井の先発適性を検討しています。

また、若手リリーフ投手の台頭も、石井の起用方法を見直す背景にあると報じられています。

石井本人も先発挑戦に前向き

石井自身も先発転向を前向きに受け止めています。

報道によると、本人は先発として新しい挑戦に取り組み、監督の期待に応えたいという姿勢を示しました。

理想とする投手像として挙げたのは、広島の栗林良吏です。

栗林も抑えから先発へ転向した経験を持つ投手であり、石井にとって参考になる存在です。

2027年に注目したいポイント

注目点 今後の課題
投球回数 長いイニングを投げる体力
制球力 複数巡目の打者への対応
球種構成 先発向けの配球と組み立て
コンディション 左アキレス腱の回復と再発防止
起用方法 先発ローテーションへの定着

特に重要なのは、2026年に左アキレス腱断裂を経験していることです。

リリーフ投手と先発投手では、登板間隔や身体への負担が異なります。復帰後のコンディションを維持しながら、長いイニングを投げる能力を身につけられるかが焦点になります。

なお、先発転向の方針が発表された段階であり、2027年の先発ローテーション入りや具体的な登板順まで確定したわけではありません。

【阪神タイガース石井大智】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:石井大智の2026年最新成績は?

A1:NPB公式記録によると、2026年は12試合に登板し、1勝2敗、2ホールド、防御率3.86でした。春季キャンプ中の左アキレス腱断裂による離脱がありました。

Q2:石井大智の50試合連続無失点はNPB記録?

A2:はい。2025年4月5日から9月28日までに達成した50試合連続無失点はNPB新記録です。それまでの記録は平良海馬の39試合でした。

Q3:石井大智の背番号は何番?

A3:阪神タイガースでの背番号は69番です。2026年の公式選手プロフィールにも背番号69と掲載されています。

Q4:石井大智は2027年から先発投手になる?

A4:2026年10月24日、藤川球児監督が2027年シーズンからの先発転向への挑戦を明らかにしました。ただし、具体的なローテーションや登板予定は今後の調整によります。

まとめ:石井大智は歴史的リリーフから先発投手への新たな挑戦へ

阪神タイガースの石井大智は、高専から独立リーグを経てプロ入りし、NPB新記録となる50試合連続無失点を達成した実力派右腕です。

2025年には防御率0.17、36ホールド、9セーブという圧倒的な成績を残し、NPBからも特別賞を受けました。

一方、2026年は左アキレス腱断裂による離脱が響き、12登板、防御率3.86という結果に終わっています。

しかし、2026年10月24日に発表された先発転向構想によって、石井のキャリアには新しい可能性が生まれました。

今後の注目ポイントは次の3つです。

1. 左アキレス腱の回復とコンディションの安定。
2. リリーフで培った制球力を先発投手として生かせるか。
3. 2027年に阪神の先発ローテーションへ定着できるか。

50試合連続無失点という歴史的な記録を持つ石井が、次は先発投手としてどのような実績を残すのか。2027年は、阪神の投手陣にとっても石井本人にとっても、新たな可能性を試すシーズンになりそうです。