2022年カタールW杯日本代表スタメン一覧|3試合の先発11人と森保采配を徹底解説
2022年カタールワールドカップで、日本代表はドイツに2-1、コスタリカに0-1、スペインに2-1という結果を残した。優勝経験国のドイツとスペインを破り、グループEを首位で突破した一方、コスタリカには敗れるという波のある戦いだった。その背景には、森保一監督によるスタメン変更、試合途中のシステム変更、そして堂安律や三笘薫ら交代選手の起用があった。
実際、3試合の先発11人は同じではない。ドイツ戦からコスタリカ戦、さらにスペイン戦へと進むなかで、それぞれ5人ずつ先発メンバーが入れ替わった。日本サッカー協会(JFA)の公式試合記録とFIFAの試合分析資料を照合すると、権田修一や吉田麻也ら継続起用された選手と、相手に応じて配置を変えられた選手の役割が見えてくる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- ドイツ戦:4-2-3-1でスタートし、後半に3-4-3へ変更。堂安律と浅野拓磨の途中出場が逆転勝利につながった。
- コスタリカ戦:先発5人を変更。相手の守備的な布陣を崩せず、0-1で敗戦した。
- スペイン戦:3バックを採用し、後半開始から堂安律と三笘薫を投入。わずか3分間で2得点を挙げて逆転した。
【全試合を比較】2022年カタールW杯日本代表スタメン一覧

まず押さえておきたいのは、3試合とも権田修一がゴールを守り、吉田麻也が最終ラインの中心を担ったことだ。一方、サイドの選手や中盤の組み合わせ、前線の人選は対戦相手によって変わっている。
以下はJFAの公式記録に基づく各試合の先発11人と基本布陣だ。日付はカタール現地時間を基準とし、日本時間も併記した。
第1戦・ドイツ戦(11月23日/日本時間11月24日)

試合結果:日本 2-1 ドイツ
基本布陣:4-2-3-1
GK:権田修一
DF:酒井宏樹、板倉滉、吉田麻也、長友佑都
MF:遠藤航、田中碧
2列目:伊東純也、鎌田大地、久保建英
FW:前田大然
ドイツ戦では、守備の安定を優先した4バックを採用。遠藤航と田中碧を中盤の底に置き、伊東純也と久保建英のスピードを生かしながら、前田大然を最前線に配置した。
前半33分にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制されたが、後半75分に堂安律、83分に浅野拓磨が得点。途中出場の選手が2ゴールを挙げ、逆転勝利を収めた。
第2戦・コスタリカ戦(11月27日/日本時間11月28日)

試合結果:日本 0-1 コスタリカ
基本布陣:4-2-3-1
GK:権田修一
DF:山根視来、板倉滉、吉田麻也、長友佑都
MF:遠藤航、守田英正
2列目:堂安律、鎌田大地、相馬勇紀
FW:上田綺世
ドイツ戦から先発5人を変更。右サイドバックには山根視来、中盤には守田英正を起用し、前線では上田綺世を1トップに据えた。
ドイツ戦で途中出場から結果を残した堂安律は、この試合では先発に復帰。相馬勇紀もスタメンに入り、サイドからの攻撃を担った。
しかし、コスタリカの守備を攻略できず、81分にケイシェル・フジェルのゴールを許して0-1で敗れた。
第3戦・スペイン戦(12月1日/日本時間12月2日)
試合結果:日本 2-1 スペイン
基本布陣:3-4-3(3-4-2-1を基調とする配置)
GK:権田修一
DF:谷口彰悟、板倉滉、吉田麻也
MF:伊東純也、守田英正、田中碧、長友佑都
2列目:久保建英、鎌田大地
FW:前田大然
スペイン戦では、3バックを採用。谷口彰悟を先発に加え、吉田麻也と板倉滉を含む3人で最終ラインを構成した。
中盤では田中碧と守田英正が中央を支え、伊東純也と長友佑都が両サイドを担当。前線では久保建英と鎌田大地が前田大然の後方に位置する形となった。
前半12分にアルバロ・モラタのゴールで先制されたものの、後半開始から堂安律と三笘薫を投入。48分に堂安、51分に田中が得点し、2-1で逆転した。
【3試合の違いを検証】先発メンバー・布陣・交代策の比較表
3試合を並べると、森保監督が固定した選手と、試合ごとに入れ替えた選手の関係が明確になる。特に注目したいのは、3試合すべてで先発した選手が11人中5人だったことだ。
| 比較項目 | ドイツ戦 | コスタリカ戦 | スペイン戦 |
|---|---|---|---|
| 試合日(現地) | 11月23日 | 11月27日 | 12月1日 |
| 結果 | 2-1で勝利 | 0-1で敗戦 | 2-1で勝利 |
| 基本布陣 | 4-2-3-1 | 4-2-3-1 | 3-4-3 |
| GK | 権田修一 | 権田修一 | 権田修一 |
| DFの特徴 | 酒井・板倉・吉田・長友 | 山根・板倉・吉田・長友 | 谷口・板倉・吉田 |
| 中盤の特徴 | 遠藤・田中のダブルボランチ | 遠藤・守田のダブルボランチ | 田中・守田の中央2枚 |
| 前線の特徴 | 前田を1トップに配置 | 上田を1トップに配置 | 前田を1トップに配置 |
| 主な交代策 | 冨安・三笘・浅野・堂安・南野 | 浅野・伊藤洋輝・三笘・伊東・南野 | 堂安・三笘・浅野・冨安・遠藤 |
| 勝敗を左右したポイント | 後半の布陣変更と途中出場選手の得点 | 相手の守備ブロックを崩せなかったこと | 後半の交代と速攻による連続得点 |
この比較から分かるのは、森保監督が単純に好調な選手を並べ続けたわけではないということだ。ドイツ戦では守備を維持しながら途中で攻撃の形を変え、コスタリカ戦では先発を入れ替えて相手の守備を崩そうとした。スペイン戦では3バックを軸に、試合の流れを変える選手を後半に投入している。
3試合すべてに先発したのは、権田修一、板倉滉、長友佑都、吉田麻也、鎌田大地の5人。GK、センターバックを中心とする守備の継続性と、攻撃の組み立てを担う鎌田の存在が特徴的だった。
【ドイツ戦の采配】冨安投入と3バックへの変更が逆転の起点に
ドイツ戦は、森保一監督の采配を語るうえで象徴的な試合だ。前半はドイツにボールを支配され、日本は守備に追われる時間が長かった。
前半は4バックで耐える展開
日本は4-2-3-1で試合に入ったが、ドイツの中盤と両サイドからの攻撃に押し込まれた。33分には権田修一がペナルティーエリア内で相手を倒してPKを献上。ギュンドアンに決められ、0-1とされた。
前半終了間際にはカイ・ハーバーツにもゴールを決められたが、VAR判定によってオフサイドとなり、追加失点を免れた。
この場面は大きかった。0-2で後半を迎える状況と、1点差で反撃できる状況では、選手交代や戦術変更の選択肢が大きく変わるからだ。
冨安健洋を投入して3-4-3へ
後半開始時、森保監督は久保建英に代えて冨安健洋を投入。これに伴ってシステムを3-4-3へ変更した。
4バックから3バックに変えたことで、守備時の最終ラインの安定を図りながら、両サイドの選手が前に出やすい形を作った。JFAの公式マッチレポートも、この変更後に日本がボールを持てるようになり、攻撃が活性化したと説明している。
57分には長友佑都に代えて三笘薫、前田大然に代えて浅野拓磨を投入。三笘の突破力と浅野のスピードを組み合わせ、ドイツの守備ラインに対して縦方向の脅威を強めた。
堂安律と南野拓実の投入が同点ゴールにつながる
71分には田中碧に代えて堂安律を投入。さらに75分には酒井宏樹に代えて南野拓実を送り出した。
この交代によって前線の配置が変わり、伊東純也も攻撃的な位置でプレーするようになる。三笘が左サイドを突破して南野へパスを送ると、南野のシュートのこぼれ球に堂安が反応。75分、待望の同点ゴールが生まれた。
そして83分、板倉滉のロングフィードを受けた浅野が相手DFを振り切り、右足でゴールを決める。途中出場の堂安と浅野がそれぞれ得点し、日本は2-1で逆転勝利を収めた。
この試合のポイントは、交代選手の得点だけではない。後半開始時にシステムを変え、相手の攻撃を受け続ける状態から、自分たちが攻撃を組み立てられる状態へ移行したことにある。
【コスタリカ戦の誤算】先発5人変更と守備的な相手への対応
ドイツに勝利した日本は、コスタリカ戦で先発メンバーを5人変更した。相手は初戦でスペインに0-7と大敗しており、日本にとっては勝点を積み上げて決勝トーナメント進出を近づける重要な一戦だった。
堂安律・相馬勇紀・上田綺世を先発起用
森保監督は山根視来、守田英正、堂安律、相馬勇紀、上田綺世を先発に起用した。
ドイツ戦では途中出場だった堂安を右サイドに置き、相馬を左サイド、上田を中央に配置。攻撃の組み合わせを変更し、相手を押し込む展開を目指した。
しかし、コスタリカは守備に人数を割き、5-4-1を基本とするコンパクトな守備ブロックを形成した。日本がボールを持つ時間はあっても、ゴール前で決定的なチャンスを作ることは難しかった。
後半は3バックへ変更するも得点できず
ハーフタイムには上田綺世と長友佑都に代えて浅野拓磨と伊藤洋輝を投入。日本は3バックにシステムを変更した。
さらに62分には山根に代えて三笘薫、67分には堂安に代えて伊東純也を投入。82分には相馬に代えて南野拓実を送り出した。
三笘と伊東という突破力のある選手を両サイドから投入したことは、守備を固める相手に対して幅を使う狙いがあった。しかし、コスタリカの守備を最後まで崩し切れなかった。
81分の失点が試合を決定づけた
試合が動いたのは81分。コスタリカはジョエル・キャンベルを起点に攻撃を組み立て、セルソ・ボルヘスが日本の最終ラインの背後へパスを送った。こぼれ球を拾ったケイシェル・フジェルがシュートを放ち、ゴールを決めた。
日本は失点後も反撃を試み、88分には三笘のパスから鎌田大地がシュートを放ったが、GKケイロル・ナバスに阻まれた。
ドイツ戦と比較すると、この試合の課題は明確だった。相手が前に出てくる展開では日本の速攻が生きたが、相手が自陣に人数を集める展開では、攻撃のテンポや崩し方を見つけることが難しかったのである。
つまり、ドイツ戦で効果を発揮した戦術を、そのままコスタリカ戦に適用することはできなかった。対戦相手の守備戦術によって、日本に求められる攻撃の形も変わっていた。
【スペイン戦の逆転劇】堂安律・三笘薫の投入と田中碧の決勝点
グループステージ突破を懸けたスペイン戦は、日本代表の2022年カタールW杯を象徴する一戦となった。日本はドイツ戦に続いて強豪国を相手に逆転勝利を収め、グループEを首位で突破した。
スタートから3バックを採用
森保監督はスペイン戦で3バックを採用。谷口彰悟、板倉滉、吉田麻也を最終ラインに配置し、両サイドには長友佑都と伊東純也を起用した。
中盤では守田英正と田中碧が中央を担当。久保建英と鎌田大地が前田大然の後方で攻撃を組み立てる配置だった。
スペインは高いボール保持能力を持つチームであり、日本は守備ブロックを作りながら、ボールを奪った後の速攻を狙った。
しかし、12分にアルバロ・モラタに先制点を許し、前半は0-1で終了。日本は再び追いかける展開となった。
ハーフタイムに堂安と三笘を同時投入
後半開始と同時に森保監督は久保建英に代えて堂安律、長友佑都に代えて三笘薫を投入した。
この2人の投入によって日本の攻撃は一気に活性化する。前線からのプレスが強まり、相手のビルドアップに圧力をかけられるようになった。
48分、伊東純也が競り合いからボールをつなぎ、堂安がペナルティーエリア手前で左足を振り抜く。強烈なシュートがGKウナイ・シモンを破り、1-1の同点に追いついた。
さらに51分、権田のロングボールを起点とする攻撃から伊東、田中碧へとボールがつながり、堂安がゴール前へクロス。三笘がゴールライン際でボールを折り返し、田中が押し込んだ。
当初はゴールラインを割っていた可能性が検証されたが、VAR確認の結果、得点が認められた。日本はわずか3分間で2得点を挙げ、試合をひっくり返した。
冨安健洋の投入で守備を整える
62分には前田大然に代えて浅野拓磨を投入。68分には鎌田大地に代えて冨安健洋を投入した。
この交代では、単純に守備人数を増やすだけでなく、伊東をより前の位置に移し、冨安を右ウイングバックに配置することで、スペインのサイド攻撃に対応する狙いがあった。
87分には田中碧に代えて遠藤航を投入。終盤の守備を安定させ、スペインの反撃を抑え込んだ。
最終的に日本は2-1で勝利。ドイツ戦と同様に後半の選手交代が試合の流れを変えたが、スペイン戦では先発時点から3バックを採用していた点が大きく異なる。
【プロの分析】森保一監督の采配は何が優れていたのか
3試合を比較すると、森保監督の采配には明確な共通点と課題があった。共通していたのは、先発メンバーだけで試合を完結させず、後半の交代を戦術変更と組み合わせていたことだ。
1. 相手によって先発メンバーを入れ替える柔軟性
ドイツ戦では4バック、コスタリカ戦では同じ4バックを基本に先発を5人変更し、スペイン戦では3バックを採用した。
この違いは、単なる選手の調子だけで説明できない。相手の攻撃力、守備の人数、ボール保持の傾向を踏まえた人選と配置の変更だった。
2. 堂安律と三笘薫を切り札として使ったこと
堂安律と三笘薫は、3試合のなかで起用方法が変化した。
ドイツ戦では両者とも途中出場。コスタリカ戦では堂安が先発し、三笘が途中出場。スペイン戦では再び両者がベンチスタートとなり、後半開始から投入された。
特にスペイン戦では、堂安が同点ゴールを決め、三笘が田中碧の決勝点につながる折り返しを供給した。交代選手が相手の守備に新たな問題を突きつけた好例だった。
3. 権田修一の存在と守備陣の継続性
権田修一は3試合すべてで先発した。ドイツ戦ではPKを与えた一方、後半には連続セーブで追加失点を防いだ。スペイン戦でも終盤のシュートを止め、日本のリードを守る働きを見せた。
吉田麻也も全試合で先発し、キャプテンとして最終ラインを統率。板倉滉も3試合連続で先発しており、守備の中心となる選手を継続起用する方針が見て取れる。
4. ただし、守備的な相手を崩す課題は残った
コスタリカ戦は、ドイツ戦やスペイン戦とは異なる課題を浮き彫りにした。
強豪国がボールを保持して攻めてくる場合、日本は守備から速攻へ移ることで相手の背後を狙える。しかし、相手が低い位置で守備を固めると、攻撃のスペースが少なくなり、同じ方法では得点機会を作りにくい。
森保監督の采配を評価する際には、勝利した2試合の交代策だけでなく、コスタリカ戦で露呈した攻撃の停滞も併せて考える必要がある。
【プロの結論】 2022年カタールW杯の日本代表が示した強みは、固定されたスタメンの完成度だけではなかった。試合の状況を見極め、途中交代とシステム変更を組み合わせて相手に対応する能力こそが、ドイツとスペインを破った大きな要因だった。一方、守備を固める相手に対する攻撃の構築は、今後の日本代表を評価するうえでも重要なテーマとして残った。
【よくある誤解】2022年日本代表のスタメンで間違えやすいポイント
堂安律と三笘薫はスペイン戦で先発していない
スペイン戦の印象が強いため、堂安と三笘を最初から出場していた選手と記憶している人もいる。しかし、JFAの公式記録では、2人とも後半開始時の交代出場となっている。
堂安は久保建英に代わって、三笘は長友佑都に代わって出場した。2人の活躍は途中出場後のものであり、先発メンバーと交代選手を区別することが大切だ。
3試合すべてが3バックだったわけではない
ドイツ戦とコスタリカ戦は4-2-3-1を基本としてスタートしている。どちらも試合途中に3バックへ変更したが、キックオフ時から3バックだったのはスペイン戦だ。
そのため、2022年日本代表の布陣を説明する際には、試合開始時のフォーメーションと途中変更後のフォーメーションを分けて理解する必要がある。
3試合の先発11人は完全に固定されていなかった
全試合で先発した選手は5人。権田、板倉、長友、吉田、鎌田を除く6つのポジションは、相手や戦術によって人選が変わった。
「日本代表のベストメンバーは誰だったのか」という疑問に対して、1つの固定された答えを出すことは難しい。対戦相手と試合展開を考慮して初めて、各選手の起用意図が理解できる。
【2022年ワールドカップ日本代表スタメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年カタールW杯で日本代表のスタメンは3試合とも同じでしたか?
A1:いいえ。ドイツ戦からコスタリカ戦、コスタリカ戦からスペイン戦へ移る際、それぞれ5人ずつ先発メンバーが変更されました。3試合すべてに先発したのは権田修一、板倉滉、長友佑都、吉田麻也、鎌田大地の5人です。
Q2:日本代表が3バックで戦ったのはどの試合ですか?
A2:スペイン戦では試合開始から3バックを採用しました。また、ドイツ戦とコスタリカ戦では、試合途中に3バックへ変更しています。したがって、3試合すべてで3バックを使用した時間帯がありましたが、最初から採用していたのはスペイン戦です。
Q3:ドイツ戦とスペイン戦で活躍した堂安律と三笘薫は先発でしたか?
A3:どちらも先発ではありません。ドイツ戦では堂安が71分、三笘が57分に途中出場しました。スペイン戦では2人とも後半開始から出場し、堂安が48分に同点ゴールを決め、三笘は51分の田中碧の得点につながるプレーを見せました。
まとめ:2022年日本代表のスタメンから分かる森保采配の本質
2022年カタールワールドカップの日本代表は、ドイツ戦、コスタリカ戦、スペイン戦で異なる先発メンバーと布陣を採用した。
ドイツ戦では冨安健洋の投入と3バックへの変更が反撃のきっかけとなり、堂安律と浅野拓磨のゴールで逆転。コスタリカ戦では先発5人を変更したものの、相手の守備ブロックを崩せず敗戦した。そしてスペイン戦では、3バックを基調とする布陣から堂安と三笘を後半開始時に投入し、田中碧の決勝点も生まれて2-1の勝利を手にした。
日本はグループEを2勝1敗、勝点6で首位通過。続く決勝トーナメント1回戦ではクロアチアと1-1で引き分け、PK戦の末に敗退した。
2026年現在、2022年大会のスタメンを振り返る際に注目したいのは、誰が最も多く先発したかという数字だけではない。権田修一や吉田麻也ら守備の軸を維持しながら、堂安律、三笘薫、浅野拓磨らの特徴を途中交代で生かした戦術的な柔軟性にある。
試合ごとの先発11人、フォーメーション、交代時間をセットで確認すれば、ドイツとスペインに勝利し、コスタリカに敗れた理由も見えてくる。2022年カタールW杯の日本代表スタメンは、森保一監督の戦術的な判断と、日本代表の強み・課題の両方を理解するための重要な記録となっている。
主な事実照合資料: 日本サッカー協会(JFA)の各試合公式記録・マッチレポート、FIFA Training Centreの試合分析資料。