【現在の母親】信仰は続いている?事件後の生活と最新の発言
山上徹也の母親について、現在の状況を知るうえで最も重要なのが、2025年11月の裁判での証言だ。
11月13日、母親は奈良地方裁判所で開かれた第7回公判に弁護側証人として出廷した。弁護側から現在信仰している宗教を尋ねられると、世界平和統一家庭連合だと答えている。
つまり、事件から3年以上が経過した2025年11月の時点でも、母親は旧統一教会への信仰を続けていた。
さらに、11月18日の証人尋問では、信仰を続ける理由や現在の生活についても触れた。
母親は、神のために経典などの本を読んで過ごしていると説明。弁護側から脱会できないのかと尋ねられた際には、今の形で信仰を続けたいという趣旨の回答をしている。
事件後、母親が語った後悔

裁判前の2025年10月、TBS NEWS DIGの取材に応じた母親は、事件に対する複雑な心境を明かしていた。
特に注目されたのは、息子に対する自責の言葉だ。
「私が母親じゃなかったら、ここまで追い詰めなかったのになと思いますよ」
母親は、献金をやりすぎたことについて反省する一方、事件の原因は献金だけではなく、家族間の愛情の問題もあったとの認識を示した。
また、事件後に信仰心が弱まるどころか、以前より強くなったとも話している。
母親は現在どこに住んでいる?

母親の居住地や日常生活の詳細については、2026年10月末時点で広く公表された新しい情報は確認できない。
2025年7月には、山上被告の父方の伯父がスポーツニッポンの取材に応じ、母親と会う機会があることや、現在も教団の経典を読んでいる様子を伝えていた。
その後、2025年11月の公判で本人が信仰の継続を認めている。
したがって、現在について確実に説明できるのは、2025年11月の本人証言で信仰継続が確認されたことまでだ。
2026年に入ってからの具体的な生活状況や、現在の家族との交流頻度については、別の情報として扱う必要がある。
【1991年の入信理由】夫の自殺と長男の難病、約1億円の献金

山上徹也の母親が旧統一教会に入信したのは、1991年ごろだ。
入信の背景には、夫の自殺と長男の深刻な病気という、家庭を揺るがす出来事があった。
入信のきっかけは家庭内の相次ぐ不幸
母親の証言やMBSの裁判報道によると、夫を亡くしたことに加え、長男が重い病気を患っていたことが入信の背景にあった。
長男は脳腫瘍などの病気を抱え、右目の視力を失い、頭部の手術も受けていたと報じられている。
母親は当時の心境について、子どもが病気になった理由や自分の生き方に悩んでいたと振り返った。
そして、教団の教えを通じて、苦しみの理由や救いを見いだそうとしたという。
1991年、自宅を訪ねてきた信者との接触をきっかけに入信したと母親自身が2025年の公判で説明している。
献金額は約1億円。どのように財産を失ったのか
母親の献金問題で特に注目されるのが、1991年から1998年ごろまでに行われた約1億円の献金だ。
2025年10月28日の初公判で、弁護側は母親が教団に献金するため、家族の財産を次々と処分したと説明した。
その後の母親の証言や報道を整理すると、次のような経緯が浮かび上がる。
- 入信直後:約2,000万円を献金。
- 翌年ごろ:夫の生命保険金から約3,000万円を献金。
- その後:追加の献金を継続。
- 1998年ごろ:祖父の死後、土地や自宅を売却して得た約4,000万円を献金。
- 1991~1998年ごろ:弁護側が主張した献金総額は約1億円。
特に2025年11月13日の証言では、祖父の死後に自宅を売って得た資金について、母親自身が約4,000万円を献金したと説明している。
約1億円は全額が返金されなかったのか?
ここには重要な補足がある。
旧統一教会側からは、献金の一部が返金されていた。
2025年11月18日の公判では、母親が返金について証言。2005年ごろから返金が始まったことや、合計約5,000万円の返金について認めている。
関西テレビの報道によると、検察側は教団と母親の間で約5,000万円の分割返金が合意され、山上被告にも毎月約10万円が渡されていたと指摘した。
つまり、報道されている約1億円は献金の累計額であり、その後の返金を考慮しない数字だ。
献金問題を理解するための3つの数字約1億円
約5,000万円
1991~1998年
出典:2025年の裁判報道。金額は報道・法廷で示された数字であり、返金後の最終的な家計損失額を示すものではない。
母親は返金について、献金したものを返してもらうことに心苦しさがあったとも証言した。
この点は、単に金額だけでは理解できない信仰と献金の関係を示している。
【家族関係】長男の難病・韓国渡航・妹の証言から見えた家庭環境
山上徹也の母親をめぐる問題は、経済的な困窮だけではない。
公判では、教団への信仰を優先する母親と、それに反対する子どもたちとの間で、家庭内の関係が悪化していった様子も明らかになった。
長男は母親の信仰に反対していた
山上被告の兄である長男は、幼少期から重い病気を抱えていた。
成長後も母親の信仰と献金に強く反対していたとされ、家庭内では対立が生じていた。
妹の証言では、長男は母親の信仰に怒りを示し、母親と衝突することもあった。
そして2015年、長男は自ら命を絶った。
TBS NEWS DIGの2025年12月の報道では、兄の死を知った山上被告が深い悲しみを示していたことも、妹の証言を通じて伝えられている。
兄の死は、山上被告のその後の心理や教団に対する感情を考えるうえで、公判でも重要な出来事として扱われた。
母親は韓国へ何度も渡航していた
もう一つ注目されたのが、母親の韓国渡航だ。
世界平和統一家庭連合の本部がある韓国へ、母親は何度も渡航していた。
2025年11月18日の公判で、母親は渡航の目的について、霊を処理するためだったという趣旨の説明をしている。
また、子ども3人を連れて韓国に行ったことも認めた。
1998年に自分の父親が亡くなった際にも、一定期間内に渡航する必要があると考え、韓国へ行ったと証言している。
さらに、山上被告が2005年に自殺未遂を起こした際、母親は韓国に滞在していたことも法廷で明らかになった。
母親は当時、被告が生命保険に加入していたことを人づてに知ったと説明している。
妹が語った母親との関係
2025年11月18日と19日の公判では、山上被告の妹も証人として出廷した。
妹は、母親が教団活動を優先し、自分が高熱を出しているときにも活動に出かけていたと証言した。
また、母親から生活費などを求められ、金銭面でも苦労したという。
テレ朝NEWSによると、妹は母親から家賃の支払いを求められた経験や、金銭をめぐる苦しい親子関係について語っている。
一方、母親は公判で、子どもたちを放っておいて教会に尽くせば家庭が良くなると思っていたと説明した。
親子それぞれの証言からは、同じ家庭で過ごしていても、母親と子どもたちの受け止め方が大きく異なっていたことが分かる。
【人物・関係図】山上徹也の母親をめぐる家族と旧統一教会の関係
裁判で取り上げられた人物や組織の関係を整理すると、母親の信仰が家族に及ぼした影響と、事件の背景をめぐる争点が理解しやすくなる。
この関係を理解するうえで大切なのは、母親の信仰、家族の経済的困窮、兄妹との対立、そして山上被告自身の意思決定を、それぞれ区別することだ。
家族の証言は事件の背景を理解する重要な材料だが、それだけで事件の法的責任や個々の人物の行動すべてを説明できるわけではない。
【2025年の裁判証言】母親は何を語った?謝罪と信仰継続の矛盾
山上徹也の母親が裁判に出廷したのは、2025年11月13日と18日だ。
公判では、献金の経緯、韓国渡航、子どもとの関係、事件への反省など、複数のテーマについて証言した。
11月13日:事件への謝罪と現在の信仰を告白
最初の証人尋問で母親は、息子が起こした事件について謝罪した。
また、現在も信仰している宗教は世界平和統一家庭連合だと答えた。
入信のきっかけについても、1991年に自宅を訪ねてきた信者との接触だったと説明している。
献金額については、入信直後に約2,000万円、その約7か月後に約3,000万円を献金したと証言した。
11月18日:自分が加害者だったという認識
2度目の証人尋問では、母親は自分自身の責任について、さらに踏み込んだ発言をした。
「私が加害者だと思います」
教団に尽くせば家庭が良くなると考えていたものの、その考えが間違っていたという趣旨の説明だった。
しかし、母親は教団への信仰をやめる意思を明確には示さなかった。
この点は、公判で大きな注目を集めた。
息子への謝罪と、変わらない信仰
証人尋問の終了後、母親は裁判長の制止がある中で山上被告に向けて謝罪の言葉を口にした。
「徹也に本当に申し訳なかったと思います。てっちゃん、ごめんね」
MBSの報道によると、山上被告は母親の方に目を向けなかった。
母親の謝罪と、息子側の反応には大きな隔たりがあった。
母親は事件について後悔を示す一方、信仰そのものは維持している。
この二つは、母親の中では必ずしも相反するものではないのかもしれない。本人は信仰の問題と家族への責任を、別々のものとして受け止めているような発言をしている。
【2026年最新】無期懲役判決・大阪高裁への控訴と旧統一教会の解散
2026年は、山上徹也の母親をめぐる問題だけでなく、刑事裁判と旧統一教会の法的状況にも大きな動きがあった。
2026年1月21日:山上被告に無期懲役判決
奈良地方裁判所は2026年1月21日、山上徹也被告に対し、検察側の求刑通り無期懲役を言い渡した。
裁判の大きな争点は、旧統一教会を信仰する母親のもとで育った家庭環境を、量刑にどの程度考慮するかだった。
弁護側は、母親の献金によって家庭が困窮し、山上被告の人生にも深刻な影響が及んだとして、懲役20年以下が相当だと主張した。
一方、検察側は、家庭環境が不遇だったことと殺人を実行したことは別の問題だとして、無期懲役を求めていた。
奈良地裁は、被告の生い立ちが事件の背景や遠因になったことは否定しなかったものの、殺人を決断した過程に大きな影響を与えたとは認められないと判断した。
2026年2月4日:弁護側が大阪高裁に控訴
判決を不服とした弁護側は、2026年2月4日に大阪高等裁判所へ控訴した。
控訴審では、第一審に引き続き、量刑と生い立ちの影響が重要な争点になるとみられている。
さらに、2026年10月1日には弁護側が控訴趣意書を大阪高裁に提出した。
神戸新聞や奈良テレビの報道によると、控訴審の公判日程は10月1日時点でまだ決まっていない。
したがって、2026年10月31日現在、確認できる状況は次のとおりだ。
- 第一審:2026年1月21日、無期懲役判決。
- 控訴:2026年2月4日、弁護側が大阪高裁に申し立て。
- 控訴趣意書:2026年10月1日提出。
- 控訴審の日程:公表された日程は未確定。
2026年3月4日:旧統一教会の解散命令が確定
母親が信仰してきた世界平和統一家庭連合についても、2026年に重要な法的判断があった。
2026年3月4日、東京高等裁判所は東京地方裁判所による解散命令を維持する決定を出した。
これにより、宗教法人としての解散命令が確定し、清算手続きが開始された。
法テラスの公表情報によると、旧統一教会に対する損害賠償請求などの債権申出期間は、2026年5月20日から2027年5月20日までの1年間となっている。
ここで注意したいのは、宗教法人としての解散と、個人の信仰は別の問題だという点だ。
母親が2025年11月の公判で信仰継続を明言した事実と、2026年3月に法人の解散命令が確定した事実は、分けて理解する必要がある。
【プロの結論】山上徹也の母親をめぐる報道で見落としてはいけない5つのポイント
山上徹也の母親について調べる際には、インパクトの強い献金額や事件後の発言だけで判断せず、裁判で確認された事実と当事者の主張を区別することが大切だ。
特に重要なのは、次の5点である。
1.母親は2025年11月時点で信仰を続けていた
事件後に信仰を捨てたという情報とは異なり、母親本人が公判で世界平和統一家庭連合への信仰継続を認めている。
2.約1億円は献金の累計額であり、返金も存在する
弁護側が示した献金総額は約1億円。一方、約5,000万円が返金されたことも裁判で取り上げられた。献金額だけを見て、最終的な損失額まで断定することはできない。
3.母親と子どもたちの証言には違いがある
母親は後悔や謝罪を述べたが、妹は子ども時代の生活や親子関係について厳しい証言をした。家族の経験を一つの見方だけで説明することはできない。
4.母親の信仰と山上被告の刑事責任は別の問題である
第一審判決は家庭環境を事件の背景として認めながらも、殺人を決断した責任については被告自身の意思決定として判断した。現在は控訴審に向けた手続きが進んでいる。
5.教団の解散命令と母親の今後の信仰も別の問題である
2026年3月に宗教法人の解散命令が確定したが、それだけで母親個人の信仰状況が変わったとは判断できない。
この5つを押さえることで、センセーショナルな見出しや断片的なSNS情報に左右されず、報道の内容を正確に読み取れる。
【山上徹也の母親】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山上徹也の母親は現在も旧統一教会を信仰していますか?
A1:はい。2025年11月13日の公判で、母親は現在も世界平和統一家庭連合を信仰していると証言しました。事件後の取材でも、信仰心が以前より強くなったと話しています。
Q2:山上徹也の母親が旧統一教会に献金した金額はいくらですか?
A2:弁護側が示した1991年から1998年ごろまでの献金総額は約1億円です。夫の生命保険金や不動産の売却資金などが原資とされ、約5,000万円が後に返金されたことも公判で明らかになっています。
Q3:山上徹也の母親は事件後、息子に会いたいと話していますか?
A3:2025年10月のTBS NEWS DIGの取材で、母親は息子に会いたいという意思を示しています。また、同年11月の公判では「てっちゃん、ごめんね」と謝罪しました。
まとめ:山上徹也の母親の現在と2026年の裁判を正しく理解する
山上徹也の母親は、1991年に旧統一教会へ入信し、1998年ごろまでに約1億円の献金をしたと弁護側から説明された人物だ。
献金には夫の生命保険金や不動産の売却資金などが使われ、家庭の経済状況や親子関係にも大きな影響を及ぼしたことが、2025年の裁判で明らかになった。
2025年11月の証言では、母親が現在も信仰を続けていること、事件について後悔と謝罪の気持ちを持っていることが確認された。
2026年1月には山上被告に無期懲役判決が言い渡され、2月に控訴。10月1日には控訴趣意書が提出され、次の審理に向けた手続きが進んでいる。
また、2026年3月には旧統一教会の解散命令が確定し、献金問題をめぐる清算手続きも始まった。
母親の現在について最も確かな情報は、2025年11月の公判で信仰継続を自ら認めたことだ。 それ以降の生活の詳細は公表されていない。
この事件を理解するには、母親の信仰、教団の献金問題、家族の苦境、そして山上被告自身の刑事責任を混同せず、それぞれの事実と司法判断を見ていく必要がある。