【2026年最新】わさおは現在どうなった?死去後も残る鰺ヶ沢町とのつながり
「わさおは今も鰺ヶ沢町にいるの?」「現在はどこで会えるの?」と気になっている人もいるでしょう。
わさおは、2020年6月8日に亡くなっています。2026年10月現在、生きているわけではありません。しかし、わさおの姿や功績を伝える記念像が青森県鰺ヶ沢町に設置され、今も地域のシンボルとして受け継がれています。
わさおの死因は多臓器不全、推定13歳で旅立つ

わさおプロジェクトが2020年6月9日に公表した内容によると、わさおは前日の6月8日午後5時54分、多臓器不全のため町内の動物病院で亡くなりました。推定13歳でした。
亡くなる前の2020年4月1日には、自力で立ち上がることが難しくなり、通院や療養を続けていました。6月7日には食欲の低下や全身のむくみなどが見られ、容体が急激に悪化したと報じられています。
最後の飼い主となった菊谷忠光さんは、わさおと家族でいられたことへの感謝を表明しました。長く地域の人々に親しまれてきた人気犬の訃報は、全国のファンにも大きな悲しみをもたらしました。
また、わさおより先に妻のつばきが2019年5月に亡くなり、最初の飼い主だった菊谷節子さんも2017年11月に亡くなっています。わさおを取り巻く大切な存在が相次いで旅立ったことも、その生涯を振り返るうえで忘れられない出来事です。
わさおの銅像はどこにある?

わさおの記念像が設置されているのは、青森県鰺ヶ沢町の「海の駅わんど」です。
2021年11月8日、わさおの死から約1年5か月後に記念銅像の除幕式が行われました。陸奥新報の報道によると、像は高さ約90cm、幅44cm、奥行き約1m。特徴的なふさふさした毛並みや表情、白い体に見られた赤茶色の毛まで再現されています。
台座には、最初の飼い主である菊谷節子さんが書いた「わさお」のサインや、わさおの来歴も刻まれました。除幕式には町民やファン、関係者が集まり、最後の飼い主だった菊谷忠光さんも出席しています。
また、2024年の鰺ヶ沢町コミュニティバスの案内資料にも「海の駅わんど」と「わさお銅像」が観光スポットとして掲載されています。JR東日本の沿線観光情報でも、わさおの銅像が町のシンボルとして紹介されています。
2026年にわさおの面影を訪ねるなら、海の駅わんどが代表的な場所です。施設には地元の農産物や海産物、お土産などもあり、鰺ヶ沢町の観光拠点として利用されています。
【プロの結論】わさおが残したものは犬種の枠を超えた魅力

わさおの犬種を調べると、単に「秋田犬だった」という答えだけでは見えてこない、興味深い背景があります。
わさおは秋田犬の標準的な外貌とは異なる長毛の個体でした。展覧会の基準では長毛が失格対象になる一方、そのふわふわした毛並みこそが、全国の人々を引き付ける最大の特徴になりました。
ここには、犬種の保存と、一頭一頭の犬が持つ個性を評価することの違いがあります。犬種標準は、長い歴史の中で育まれた犬の特徴を後世に伝えるための基準です。しかし、標準から外れた外見だからといって、その犬の価値まで低くなるわけではありません。
さらに、2025年のFGF5遺伝子研究によって、秋田犬の長毛には科学的な遺伝的背景があることも示されました。ムク毛は偶然の見た目だけではなく、犬種の歴史や遺伝、繁殖管理とも関係する特徴なのです。
わさおのような犬について理解を深める際には、次の3つを分けて考えることが大切です。
- 犬種を判断する:血統や犬種登録など、外見以外の情報も確認する。
- 毛の特徴を理解する:長毛をミックス犬の証拠と決めつけず、遺伝的な個体差として捉える。
- 標準と個性を区別する:展覧会での評価と、家庭犬としての魅力や健康上の価値を混同しない。
わさおは、鰺ヶ沢町で菊谷節子さんに保護された一匹の犬から、映画に出演するほどの人気犬へと成長しました。そして亡くなった後も、記念像や地域の人々の記憶を通して、その存在が語り継がれています。
わさおの犬種に関するよくある質問(FAQ)
Q1:わさおの犬種は何ですか?
A1:わさおの犬種は秋田犬です。日本犬を代表する大型犬で、わさおはその中でも珍しい長毛の「ムク毛」でした。サモエドやサモエドとのミックス犬ではありません。
Q2:わさおのような長毛の秋田犬はなぜ生まれるのですか?
A2:FGF5遺伝子の変異が毛の長さに関係しています。2025年の研究では、c.578C>Tという変異が日本の秋田犬の長毛形質に関係することが報告されました。遺伝子型によって毛の長さや毛質に違いが現れます。
Q3:わさおは現在も生きていますか?
A3:いいえ。わさおは2020年6月8日に多臓器不全で亡くなりました。推定13歳でした。2026年現在は、青森県鰺ヶ沢町の海の駅わんどに設置された記念銅像で、その姿を偲ぶことができます。
まとめ:わさおの犬種は秋田犬、ムク毛が生んだ唯一無二の魅力
わさおの犬種は秋田犬で、白く長いふわふわの被毛は「ムク毛」と呼ばれる特徴です。サモエドに似た外見をしていますが、原産地や犬種標準、体格などは異なります。
秋田犬の標準では著しい長毛は失格対象ですが、2025年の遺伝学研究によって、FGF5遺伝子が長毛の発現に関係することも明らかになりました。わさおの特徴は、秋田犬の多様性や遺伝を知るうえでも興味深い事例です。
2007年に青森県鰺ヶ沢町で保護され、菊谷節子さんに愛されながら全国的な人気犬となったわさお。2011年には映画に主演し、2020年6月8日に推定13歳で生涯を閉じました。
2026年現在、わさお本人に会うことはできません。しかし、海の駅わんどの記念像や鰺ヶ沢町に残る記録を通して、その姿と物語に触れることができます。犬種標準だけでは測れない一頭の犬の個性と、人と犬とのつながりを象徴する存在として、わさおの名前はこれからも記憶されていくはずです。