しげぞう吉本の正体は?茂造じいさん誕生秘話と2026年公演・辻本茂雄の現在
「しげぞう吉本」と検索して見つかる茂造は、吉本新喜劇の人気キャラクター「茂造じいさん」のことです。演じているのは、元座長の辻本茂雄。独特の風貌、予想を裏切るボケ、共演者を巻き込むアドリブで、子どもから大人まで幅広いファンを獲得してきました。
2026年も茂造の舞台活動は続いています。4月には「天使の茂造」、7月には「茂造特別公演10周年記念 辻本新喜劇inなんばグランド花月7DAYS」、8月には名古屋・御園座での公演が開催されました。さらに11月には、辻本茂雄本人の吉本新喜劇への出演も予定されています。茂造が生まれた意外なきっかけから、座長勇退の背景、現在の活動までを整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 茂造の正体:吉本新喜劇の座員・辻本茂雄が演じる人気キャラクターで、本人とは別の舞台上の人物。
- 誕生の秘密:生命維持装置を研究する施設の老人博士役が出発点。そこから一般社会で暮らす茂造じいさんへ発展した。
- 座長勇退:2019年に約20年間務めた座長を勇退。後輩の育成と新喜劇を支える立場への転換が背景にある。
- 2026年の活動:春から夏にかけて特別公演を開催。11月にもなんばグランド花月の公演に出演予定。
【まず結論】しげぞう吉本の茂造とは?辻本茂雄との関係を解説

「しげぞう吉本」の検索で注目される茂造は、吉本新喜劇を代表するキャラクターの一人です。正式には「茂造じいさん」と呼ばれ、演じている人物は喜劇役者の辻本茂雄です。
辻本茂雄は1964年10月8日生まれ、大阪府阪南市出身。1986年にNSC大阪校5期生となり、漫才師として活動した後、1989年に吉本新喜劇へ入団しました。
1995年にはニューリーダーに抜擢され、1999年に座長へ就任。2019年2月まで約20年間にわたって座長を務め、新喜劇の人気を支えてきました。
茂造は、そんな辻本の芸歴を語るうえで欠かせない存在です。老人の姿をした一見頼りなさそうな人物でありながら、周囲を振り回し、予想外の言動で舞台をかき回します。
辻本茂雄本人と茂造じいさんは別の存在

混同されやすいのが、演者の辻本茂雄とキャラクターの茂造です。
辻本茂雄は、脚本や演出にも携わる喜劇役者。一方、茂造は彼が舞台上で演じる人物です。茂造の言動や性格が、そのまま辻本本人の性格を表しているわけではありません。
また、茂造は単なる老人役ではありません。舞台作品によって設定や人間関係が変化し、長編芝居では物語の中心人物として登場します。
このキャラクターを理解するには、テレビで放送される通常の吉本新喜劇と、辻本が脚本・演出に力を注ぐ茂造の特別公演を区別することが大切です。
【誕生秘話】茂造博士から茂造じいさんへ!意外なキャラクター誕生の経緯

茂造じいさんの誕生には、吉本新喜劇の舞台で演じた「博士役」が深く関係しています。
2026年7月にCBCラジオの番組関連インタビューで紹介された辻本自身の説明によると、最初のきっかけは生命維持装置を製作する研究室を舞台にした新喜劇でした。
最初は生命維持装置を研究する老人博士だった
その芝居で辻本に与えられた役は、研究室に登場する老人博士でした。楽屋にあったのが、お茶の水博士を思わせる特徴的なカツラです。
こうして生まれたのが「茂造博士」。現在の茂造じいさんにつながる原型でした。
ただし、博士という役柄だけでは、現在のようなキャラクターの面白さを十分に引き出せませんでした。そこで辻本が考えたのが、博士という肩書を離れ、普通の社会に出たらどんな人物になるのかという発想です。
この発想から一般人の老人としての茂造じいさんが生まれました。
つまり、茂造は最初から完成されたキャラクターだったわけではありません。舞台上の役柄を試行錯誤する中で、辻本自身が面白さを見つけ、育てていった人物なのです。
茂造シリーズの原点は長編芝居「茂造~閉ざされた過去~」
キャラクターとしての誕生後、茂造は通常の新喜劇だけにとどまらず、長編芝居の主役へと成長していきます。
2026年3月公開の「ch FILES」のインタビューで辻本は、京橋花月で上演した長編芝居「茂造~閉ざされた過去~」が、現在まで続く「茂造祭り!」シリーズの始まりだったと説明しています。
このシリーズでは、普段の新喜劇とは異なる本格的な芝居に挑戦。笑いだけでなく、登場人物の過去や人間関係、感動的な展開も取り入れています。
辻本によれば、2026年の「天使の茂造」は2023年公演をベースにしながら、出演者の増加やキャラクターの変更に合わせて脚本を書き直した作品です。
一幕では笑いと感動を組み合わせ、二幕では笑いを中心に構成するという、通常の新喜劇とは違った二部構成も特徴です。
【キャラクター設定・ギャグ一覧】茂造の名セリフと人気の秘密
茂造じいさんの魅力は、老人という外見と、予想外の言動とのギャップにあります。
周囲の人物が真剣に話を進めようとするほど、茂造の突拍子もない発言や行動が際立ちます。相手の反応を引き出しながら笑いを膨らませるため、共演者との掛け合いも見逃せません。
代表的なギャグ・名セリフ
FANYマガジンが2025年11月に紹介した「茂造の、ギャグ祭りじゃ~い!」では、茂造の代表的なギャグとして、次のようなものが取り上げられています。
- 「許してやったらどうや」:茂造を象徴する名物ギャグの一つ。独特の言い回しと発するタイミングが笑いを生む。
- 「つまらないものにはメーン」:おなじみのフレーズを使った言葉遊びのギャグ。
- アドリブによる掛け合い:共演者の反応を受けて、その場で笑いを膨らませる展開。
- 階段を使った舞台演出:階段が滑り台に変わる仕掛けなど、視覚的な驚きを取り入れた演出。
これらは固定された台詞を順番に披露するだけの芸ではありません。相手の反応や場面の流れによって、同じギャグでも違った笑いが生まれます。
観客参加型の舞台も茂造の特徴
辻本が大切にしているのは、客席と舞台の間にある壁を取り払うことです。
2023年の公演に関するFANYマガジンの紹介でも、茂造の公演は観客参加型の演出が大きな特徴として取り上げられています。
辻本自身も、観客と一緒にギャグを言ったり、役者のリアクションを体験したりする演出を重視していると語っています。
また、2026年のインタビューでは、自身の笑いの基本を「緊張と緩和」と説明しています。まず芝居によって緊張感を作り、そこに茂造のボケを投入することで、大きな笑いにつなげる考え方です。
単純にギャグを連発するだけではなく、前後の芝居を丁寧に組み立てているからこそ、茂造の登場が効果的になります。
【人物・作品の関係を整理】辻本茂雄と茂造の年表・関係者一覧
茂造をめぐる情報は、辻本本人の芸人人生、吉本新喜劇での活動、独立した特別公演という3つの軸で整理すると理解しやすくなります。
| 時期 | 人物・作品 | 主な出来事・関係性 |
|---|---|---|
| 1986年 | 辻本茂雄 | NSC大阪校5期生として芸人の道へ。 |
| 1989年 | 辻本茂雄 | 漫才コンビ解散後、吉本新喜劇に入団。 |
| 1995年 | 辻本茂雄 | 吉本新喜劇のニューリーダーに抜擢。 |
| 1999年 | 辻本茂雄 | 座長に就任。茂造じいさんも代表的なキャラクターとして人気を広げる。 |
| キャラクター誕生後 | 茂造博士・茂造じいさん | 研究室の老人博士役を出発点に、一般人の老人キャラクターへ発展。 |
| 2000年代後半 | 茂造シリーズ | 京橋花月での長編芝居を起点に、茂造を主役とする特別公演が発展。 |
| 2019年2月 | 辻本茂雄 | 約20年間務めた座長を勇退。 |
| 2023年 | 天使の茂造 | 祇園花月で上演された長編芝居。 |
| 2026年4~5月 | 天使の茂造 | サンケイホールブリーゼで新キャストによる公演。 |
| 2026年7~8月 | 辻本新喜劇・茂造特別公演 | なんばグランド花月での7DAYS公演や御園座公演を開催。 |
この年表から分かるのは、茂造が一時的な人気キャラクターではないということです。辻本の新喜劇入団後のキャリアとともに成長し、通常の舞台から長編芝居、特別公演へと活動の幅を広げてきました。
また、安尾信乃助、高井俊彦、平山昌雄、瀧見信行、清水啓之、たかおみゆきなど、茂造公演でおなじみの出演者たちとの掛け合いも作品を支える重要な要素です。
辻本が脚本や演出を通じて出演者それぞれの持ち味を引き出すことも、茂造シリーズが長く続いている理由の一つです。
【座長勇退の理由】2019年以降の辻本茂雄は何をしている?
辻本茂雄が吉本新喜劇の座長を勇退したのは2019年2月です。長年にわたって座長を務めてきた人物の退任は大きな話題になりましたが、芸能活動そのものを辞めたわけではありません。
勇退の背景にあった世代交代と後輩育成
2019年2月8日のデイリースポーツの報道によると、辻本は座長勇退について、当初は抵抗感もあったと明かしています。
吉本側から世代交代の可能性を伝えられ、話し合いを重ねた末に勇退が決定しました。
当時、辻本が重視したのは後輩座員の育成でした。若手が十分に育っていないという課題を受け、座長として前面に立つのではなく、ベテランとして新喜劇を支える方向へ考えを変えたのです。
辻本は、後輩を育てることで吉本新喜劇に恩返しをしたいという趣旨の思いを語っています。
つまり、勇退は引退や活動縮小を意味するものではなく、役割を変えるための決断でした。
座長勇退後も続く特別公演と脚本・演出
勇退後の辻本は、吉本新喜劇への出演を続けながら、自身が中心となる特別公演にも力を入れてきました。
2026年3月の「ch FILES」のインタビューでは、通常の新喜劇だけでなく、ゴールデンウイークの茂造祭り、年末の茂造新喜劇祭り、なんばグランド花月での辻本新喜劇など、複数の公演の脚本を並行して執筆していることを明かしています。
特に長編芝居は準備にも時間をかけています。「天使の茂造」では約25日間の稽古期間を設けるなど、通常の新喜劇よりも本格的な舞台制作を行っています。
さらに、2026年のインタビューでは、自分の舞台を通じて若手座員に活躍の機会を与えたいという考えも語っています。
座長という肩書がなくなっても、脚本・演出・出演という複数の立場から新喜劇を支えているのが現在の辻本です。
【2026年最新】茂造の公演情報と辻本茂雄の出演予定
2026年は茂造にとっても活動の幅が広がった年です。吉本新喜劇の公式公演情報では、春の「天使の茂造」から夏の特別公演、御園座での新喜劇まで複数の公演が確認できます。
2026年4月29日~5月5日「天使の茂造」
ゴールデンウイークには、大阪のサンケイホールブリーゼで「天使の茂造」が上演されました。
長年祇園花月で開催されてきた「茂造祭り!」シリーズが会場を移して開催された公演です。2023年に上演した「天使の茂造」をベースに、新しいキャストを迎えて内容を強化しました。
辻本茂雄のほか、安尾信乃助、高井俊彦、平山昌雄、瀧見信行、清水啓之、多和田上人、レイチェル、たかおみゆきなどが出演しました。
2026年4月30日~5月5日「GW茂造特別寄席公演」
同じサンケイホールブリーゼでは、「GW茂造特別寄席公演」も開催されました。
茂造の新喜劇と漫才・ネタ出演者によるステージを組み合わせた特別公演です。藤崎マーケット、モンスターエンジン、フースーヤ、豪快キャプテンなど、日程ごとに異なるゲストが参加しました。
茂造の芝居だけでなく、複数の芸人によるネタも楽しめる構成が特徴でした。
2026年7月27日~8月2日「茂造特別公演10周年記念」
夏には、なんばグランド花月で「茂造特別公演10周年記念 辻本新喜劇inなんばグランド花月7DAYS」が開催されました。
公演は7月27日から8月2日までの7日間。毎日19時30分開演という夜公演で、辻本茂雄を中心に、安尾信乃助、高井俊彦、平山昌雄、瀧見信行、清水けんじ、たかおみゆきなどが出演しました。
茂造を中心とした辻本独自の新喜劇を、なんばグランド花月で連日楽しめる記念公演となりました。
2026年8月4日~9日「御園座公演」
続いて、愛知県名古屋市の御園座でも「夏休み!恒例 吉本新喜劇&バラエティ公演 今年も茂造じいさんが御園座に!」が開催されました。
新喜劇の出演者として辻本茂雄が名を連ね、漫才やお笑いネタの出演者とともに舞台を構成しました。
大阪を中心に展開してきた茂造の舞台が、名古屋でも楽しめる機会となりました。
2026年11月の辻本茂雄の出演情報
2026年10月31日時点で吉本新喜劇の公式スケジュールに掲載されている、辻本茂雄の今後の主な出演予定は次のとおりです。
- 11月17日~23日:すっちー座長公演。なんばグランド花月に出演者として掲載。
- 11月24日~30日:酒井藍座長公演。なんばグランド花月に出演者として掲載。
ここで注意したいのは、どちらも辻本が座長を務める公演ではないことです。公式情報では、すっちーと酒井藍がそれぞれ座長として記載され、辻本は出演者として掲載されています。
また、出演者として名前があることと、その公演で茂造じいさんを演じることは同じ意味ではありません。茂造が登場するかどうかは、公演ごとの演目や配役の発表を確認する必要があります。
2026年の公演を観劇するなら、特別公演と通常の吉本新喜劇を区別し、公式スケジュールの公演名・出演者・開催期間を確認するのが確実です。
【よくある質問】しげぞう吉本に関するFAQ
Q1:しげぞう吉本の茂造を演じているのは誰ですか?
A1:吉本新喜劇の喜劇役者・辻本茂雄です。茂造じいさんは辻本が演じる代表的なキャラクターで、本人の実生活上の人物ではありません。
Q2:茂造じいさんはどうやって誕生したのですか?
A2:生命維持装置を研究する施設を舞台にした新喜劇で、辻本が老人博士役を演じたことが出発点です。最初は茂造博士でしたが、一般社会で暮らす普通の老人として演じる発想から、現在の茂造じいさんへ発展しました。
Q3:辻本茂雄は座長を辞めて芸能界を引退したのですか?
A3:引退していません。2019年2月に座長を勇退した後も、吉本新喜劇への出演、茂造シリーズの特別公演、脚本・演出などを続けています。2026年11月にも、なんばグランド花月の公演に出演予定です。
まとめ:茂造の魅力は辻本茂雄の舞台づくりと進化にある
「しげぞう吉本」で検索される茂造じいさんは、辻本茂雄が長年にわたって育ててきた吉本新喜劇の代表的なキャラクターです。
その始まりは研究室の老人博士役でした。そこから一般人の老人という設定に発展し、長編芝居や特別公演を通じて、笑いだけでなく人情や感動も届ける存在へと成長しました。
辻本は2019年に座長を勇退しましたが、後輩の育成や特別公演の制作に力を注ぎ、2026年も精力的に舞台に立っています。
2026年には「天使の茂造」「茂造特別公演10周年記念公演」「御園座公演」などが実施され、11月にも吉本新喜劇への出演が予定されています。
茂造の公演を観たい人は、次の3点を判断基準にするとよいでしょう。
- 茂造そのものを楽しみたい人:「茂造」「辻本新喜劇」と明記された特別公演を選ぶ。
- 笑いと感動の長編芝居を観たい人:「天使の茂造」などのシリーズ公演をチェックする。
- 辻本茂雄の出演を観たい人:吉本新喜劇の公式公演スケジュールで出演者欄と演目を確認する。
座長という立場を離れても、茂造の笑いは終わっていません。辻本茂雄が脚本・演出・出演を通じて作り続ける舞台こそ、茂造が長く愛されている最大の理由です。
2026年以降も、新しいキャストや演出によってどのような茂造の世界が生まれるのか、今後の公演発表にも注目です。
主な確認資料: 吉本新喜劇公式公演情報、CBCラジオ、MBS、FANYマガジン、デイリースポーツ、ch FILESのインタビュー・公演発表を参照しています。