紀平梨花の現在は?西山真瑚とのアイスダンス転向と2026年の挑戦を徹底解説
2026年10月現在、フィギュアスケートの紀平梨花は、女子シングルからアイスダンスに転向し、西山真瑚(にしやま・しんご)とのカップル「りかしん」として競技活動を続けている。2026年9月のチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯では8位に入り、11月のNHK杯への出場も決定した。かつてトリプルアクセルを武器に日本女子フィギュア界をけん引した選手が、新しい競技で再び国際舞台に立っている。
その背景には、2021年に発症した右足首の距骨疲労骨折、長期離脱、シングル復帰への苦闘、そして西山真瑚からの誘いという転機があった。さらに2026年8月には鹿島建設との所属契約も発表されている。現在の競技成績、けがの回復状況、所属先、今後の目標まで、時系列に沿って整理する。
📌 この記事の重要ポイントまとめ - 現在の活動: 紀平梨花は西山真瑚とアイスダンスカップル「りかしん」を結成し、競技を継続中。 - 2026年の成績: 木下グループ杯で合計156.86点を記録し、8位。NHK杯への出場も決定した。 - 所属先: 2026年8月20日に鹿島建設との所属契約を発表。右足首のけがと向き合いながら、新しい競技人生を歩んでいる。
【2026年最新】紀平梨花の現在は西山真瑚とのアイスダンスが中心

紀平梨花は現在24歳。2002年7月21日生まれ、兵庫県出身のフィギュアスケート選手だ。
女子シングルで活躍していた頃は、トリプルアクセルや高難度ジャンプを武器に、国内外の大会で数々の実績を残した。しかし、右足首の疲労骨折によって競技生活は大きく変わり、2025年9月に西山真瑚とのアイスダンス転向を発表した。
現在はシングルへの復帰ではなく、アイスダンスでの競技力向上に重点を置いている。
現在の活動状況

| 項目 | 2026年10月現在 |
|---|---|
| 年齢 | 24歳 |
| 生年月日 | 2002年7月21日 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 競技種目 | アイスダンス |
| パートナー | 西山真瑚 |
| カップル愛称 | りかしん |
| 所属 | 鹿島建設・鹿島スケートクラブ |
| 主な拠点 | カナダ・モントリオール |
| 2026年国際大会 | 木下グループ杯8位 |
| 次の主要大会 | 2026年NHK杯 |
| 長期的な目標 | 2030年フランス・アルプス五輪を視野に競技力向上 |
特に注目したいのは、2026年9月に国際大会へ復帰したことだ。
木下グループ杯は、紀平にとって女子シングル時代の2022年以来、約4年ぶりの国際大会だった。新しいパートナーとともに国際舞台へ戻り、8位という結果を残したことは、競技人生の再スタートを示す出来事となった。
また、2026年8月には鹿島建設との所属契約を締結。競技活動を支える新たな体制も整っている。
【転向理由を検証】紀平梨花が女子シングルからアイスダンスを選んだ背景

紀平梨花がアイスダンスへ転向した最大の背景には、長期間にわたって苦しんできた右足首のけががある。
ただし、単にジャンプができなくなったから別の種目に移ったという単純な話ではない。競技を続けたいという思いと、新しいスケートの可能性を見いだしたことが、転向の決断につながった。
2021年の右足首・距骨疲労骨折
転機となったのは2021年7月だった。
紀平は右足の距骨疲労骨折を負い、北京五輪を目指していた2021-2022シーズンに大きな影響を受けた。
日本スケート連盟は2021年12月22日、紀平の全日本選手権欠場を発表。診断名は右距骨疲労骨折で、右足関節痛が続いていたため、安静と治療が必要とされた。
本人も回復の遅れを説明し、治療に専念することを表明した。
この欠場によって、北京五輪への道は閉ざされた。
競技復帰後も続いた苦しい時間
2022年9月には中部選手権で実戦復帰を果たした。
しかし、復帰は完全な回復を意味していなかった。10月のジャパン・オープンでは演技を披露したものの、右足首には痛みが残っていた。
2023年には、右距骨疲労骨折が完治していないことを理由に中部選手権を欠場。2024年9月にも大会出場を見送った。
2024年の本人の説明では、MRIの結果や自身の感覚を踏まえ、安心して全力で動ける状態ではないと判断したという。
この時期は、単純に練習量を増やせば元に戻れるという状況ではなかった。高難度ジャンプを含むシングルの競技特性と、長引く足首の故障との間で難しい判断を迫られていた。
西山真瑚からの誘いが新しい希望に
2025年9月29日、紀平は西山真瑚とのアイスダンスカップル結成を発表した。
西山は2025年2月の冬季アジア大会でアイスダンス銅メダルを獲得した選手。以前のパートナーだった田中梓沙とのカップルを解消し、新たなパートナーを探していた。
そんな西山から紀平に声がかかり、カナダで一緒に練習を始めたことが、2人の関係の出発点となった。
2025年9月のオンライン会見で、紀平はシングル時代には想像していなかった挑戦だとしながら、アイスダンスの楽しさと新しい可能性について語った。
TBS NEWS DIGの会見報道によると、紀平は右足のけがによって高難度ジャンプやトウジャンプを続けることが難しい状況にあった。一方、アイスダンスではジャンプ以外のスケーティング技術や音楽表現、2人での動きが重要になる。
西山も、2人のスケーティングの相性や紀平の学習の速さを評価していた。
紀平にとってアイスダンスは、シングルを諦めた後の消極的な選択ではなく、もう一度競技者として成長するための新しい道だった。
【経歴・年表】紀平梨花の競技人生と復帰までの転換点
紀平梨花の現在を理解するには、シングル時代の実績と、けがによる長期離脱、アイスダンス転向後の歩みを分けて見る必要がある。
特に2018年から2020年にかけての活躍は、日本女子フィギュア界における大きな実績だった。
紀平梨花の主な競技経歴
この年表で重要なのは、紀平がシングル時代の実績を土台にしながら、競技そのものを変えて再出発した点だ。
2025年12月の全日本選手権では、アイスダンスのフリーダンスで86.97点、合計144.41点を記録して4位に入った。3年ぶりの全日本の舞台であり、新しいカップルとしても着実に競技経験を積んでいた。
【2026年の最新成績】木下グループ杯8位とNHK杯出場の意味
2026年の紀平梨花を語るうえで、最も重要な大会が9月4日から6日に東京で開催されたISUチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯だ。
この大会は、紀平と西山にとって初めての国際大会だった。
木下グループ杯2026の結果
紀平梨花・西山真瑚組156.86点
2026年9月4日〜6日・東京
リズムダンス61.37点
8位
フリーダンス95.49点
9位
リズムダンスでは61.37点、フリーダンスでは95.49点を記録し、合計156.86点で8位となった。
順位だけを見ると上位入賞には届いていない。しかし、この大会で得たものは順位だけではない。
日刊スポーツの報道によると、2人は2027年2月の四大陸選手権出場に必要な最低技術点を獲得した。国際大会で競技を続けるための条件を一つクリアしたことになる。
紀平にとって約4年ぶりの国際舞台であり、アイスダンス転向後の成長を確認する重要な機会だった。
2026年NHK杯への出場が決定
2026年9月9日、日本スケート連盟は紀平梨花・西山真瑚組のNHK杯出場を発表した。
大会は2026年11月27日から29日まで、東京の京王アリーナTOKYOで開催される。
2人が出場するアイスダンスの日程は次のとおり。
| 日程 | 競技 | 開始予定 |
|---|---|---|
| 11月27日(金) | リズムダンス | 12時35分 |
| 11月28日(土) | フリーダンス | 12時00分 |
| 11月29日(日) | エキシビション | 13時05分 |
※競技時間は変更される場合がある。
NHK杯はグランプリシリーズ第6戦にあたる。木下グループ杯で国際大会の経験を積んだ2人にとって、さらに高いレベルの選手と競い合う機会になる。
また、2026年10月30日から11月1日には、全日本選手権のアイスダンス予選会を兼ねた東日本選手権にも出場予定となっている。リズムダンスは10月31日、フリーダンスは11月1日に予定されている。
つまり、現在の紀平は国際大会だけでなく、国内の全日本選手権につながる競技にも取り組んでいる。
【けがの回復状況】右足首は現在どうなっている?
紀平梨花の現在を検索する人が特に気にしているのが、右足首の状態だろう。
2021年の距骨疲労骨折は、北京五輪を逃す原因となっただけでなく、その後の競技人生にも影響を及ぼした。
しかし、2025年以降は新しい種目への適応とともに、身体づくりにも取り組んでいる。
アイスダンス転向後にも別のけがを経験
2026年1月、紀平は自身のSNSで、2025年に右膝の靱帯損傷と肋骨骨折を経験していたことを明らかにした。
いずれもアイスダンスを始めて間もない時期のスピン練習中に起きたけがだったという。
本人は2026年1月の投稿で、どちらのけがもほぼ治ったと報告している。
新しい種目に挑戦する過程でも、決して順調なことばかりではなかった。
2026年10月にはトレーニングの進歩を報告
2026年10月4日、紀平は自身のInstagramで練習動画を公開した。
報道によると、本人は約3年のブランクを経て競技に戻ってから約1年が経過したことに触れ、トレーニングを重ねるなかで小さなけががほぼなくなり、氷上でも陸上でも身体の動きに成長を感じていると報告した。
さらに、ブランク前より力強く、アイスダンスに適応した身体づくりと滑りを目指す意欲も示している。
この報告から読み取れるのは、単に右足首の痛みがなくなったということだけではない。
シングル時代とは異なる身体の使い方を習得し、パートナーと滑るための筋力やバランス能力を高めているという点だ。
アイスダンスでは、ジャンプの高さだけでなく、エッジワーク、ツイズル、リフト、ステップ、音楽との一体感など、幅広い能力が求められる。
紀平はこれまで培ったスケーティング技術を生かしながら、新しい競技に適した身体へと変化させている。
【所属先と今後】鹿島建設との契約、2030年五輪への挑戦
2026年8月20日、紀平梨花が鹿島建設株式会社と所属契約を締結したことが発表された。
所属表記は鹿島スケートクラブとなっている。
紀平本人も新しい所属先への感謝を示し、アイスダンスという新たな挑戦を続けながら、世界の舞台でより良い演技を披露したいという意欲を表明した。
これは競技生活における新しい節目だ。
鹿島建設との契約は競技活動の新体制
シングル時代の紀平はトヨタ自動車所属として知られていた。
2025年9月のアイスダンス転向発表時点でもトヨタ自動車所属だったが、2026年8月に鹿島建設との所属契約を締結した。
現在は西山真瑚とともに、カナダのアイスアカデミー・オブ・モントリオールを拠点として練習に取り組んでいる。
所属先の変更は、アイスダンスで世界を目指す新しい活動段階を象徴する出来事でもある。
目標は2030年フランス・アルプス五輪
紀平にとって2026年ミラノ・コルティナ五輪への出場は実現しなかった。
シングルでの出場可能性がなくなった後、アイスダンスに挑戦することで、競技者としての新しい目標が生まれた。
2025年の転向会見では、2人は2030年の冬季五輪を大きな目標として掲げていた。
ただし、五輪出場はカップル結成だけで実現するものではない。国際大会での成績、技術点、世界ランキング、国内選考など、複数の条件をクリアする必要がある。
2026年の木下グループ杯8位は、その長い道のりにおける最初の国際大会での実績だ。
今後はNHK杯や全日本選手権などを通じて、演技の完成度と国際的な競争力をどこまで高められるかが焦点になる。
【トリプルアクセルの現在】紀平梨花の武器はどう変わった?
紀平梨花の名前を聞いて、トリプルアクセルを思い浮かべるフィギュアファンは多い。
シングル時代の彼女は、女子選手として早い時期から3回転アクセルを成功させ、難度の高いジャンプを組み込んだ演技で世界的な評価を得た。
2017年のジュニアGPファイナルでは、女子選手として世界初となる3回転アクセル+3回転トウループを成功させたことも大きな実績だ。
2018年のグランプリファイナルでは初出場初優勝。2019年と2020年には四大陸選手権を連覇し、全日本選手権でも2連覇を達成した。
アイスダンスではジャンプ以外の技術が主役
現在の紀平は、女子シングルのようにトリプルアクセルを得点源とする競技には取り組んでいない。
アイスダンスは、男女2人が音楽に合わせて滑り、スケーティング技術、ステップ、ツイズル、リフト、表現力などを競う種目だ。
ペア競技とは異なり、通常のシングルのようなジャンプ要素を競技の中心に置かない。
したがって、紀平の強みも変化している。
- シングル時代に磨いたエッジワーク
- 高いスケーティング技術
- 音楽を理解して表現する能力
- 短期間で新しい技術を習得する力
- 西山真瑚と動きを合わせる協調性
これらが新しい競技での評価につながる。
【プロの結論】紀平梨花の現在を評価する3つの視点
紀平梨花の現在を判断する際には、次の3点が重要だ。
1. 過去の実績と現在の順位を単純比較しない
シングル時代のGPファイナル優勝と、アイスダンスでの木下グループ杯8位は、競技種目も採点内容も異なる。新しい種目に挑戦している以上、現在の成績はアイスダンスの基準で評価する必要がある。
2. けがの回復と競技力の向上を分けて考える
日常的に練習できることと、国際大会で安定した演技を披露できることは同じではない。右足首だけでなく、身体全体のコンディションと新しい技術への適応が重要になる。
3. パートナーとの成長を重視する
アイスダンスは個人競技ではない。紀平のジャンプ能力だけでなく、西山とのタイミング、スケーティングの一致、リフトやツイズルの完成度が結果を左右する。
かつての紀平梨花は、トリプルアクセルという個人の武器で世界に挑んだ。
現在は、西山真瑚と2人で一つの演技を完成させることに挑んでいる。
この競技スタイルの変化こそ、現在の紀平を理解する最大のポイントだ。
【紀平梨花の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:紀平梨花は現在、何をしていますか?
A1:2026年10月現在、西山真瑚とのアイスダンスカップル「りかしん」として競技活動を続けています。2026年9月の木下グループ杯で8位となり、11月のNHK杯にも出場予定です。
Q2:紀平梨花がアイスダンスに転向した理由は何ですか?
A2:2021年に負った右足首の距骨疲労骨折が長引き、女子シングルで必要となる高難度ジャンプを続けることが難しくなったためです。西山真瑚からの誘いをきっかけに練習を始め、新しい競技の楽しさと可能性を感じて転向を決めました。
Q3:紀平梨花と西山真瑚は結婚しているのですか?
A3:2人はアイスダンスの競技パートナーです。2025年9月にカップル結成を発表しましたが、結婚を発表した事実はありません。
Q4:紀平梨花の現在の所属先はどこですか?
A4:2026年8月20日に鹿島建設との所属契約を締結しました。所属表記は鹿島スケートクラブです。
Q5:紀平梨花は2026年のNHK杯に出場しますか?
A5:はい。日本スケート連盟が2026年9月9日に紀平梨花・西山真瑚組の出場を発表しています。大会は11月27日から29日まで東京で開催され、2人は27日のリズムダンスと28日のフリーダンスに出場予定です。
Q6:紀平梨花はトリプルアクセルを跳んでいますか?
A6:現在はアイスダンスに転向しているため、女子シングル時代のようにトリプルアクセルを得点源とする競技構成ではありません。現在は2人でのスケーティング技術や表現力の向上に取り組んでいます。
まとめ:紀平梨花の現在は新しい競技人生のスタート地点
2026年10月現在、紀平梨花は西山真瑚とのアイスダンスカップルとして、新しい競技人生を歩んでいる。
2021年の右足首疲労骨折によって、北京五輪を目指していたシングル時代の計画は大きく変わった。その後も長期離脱や復帰への苦闘が続いたが、2025年9月のアイスダンス転向によって新たな目標を見いだした。
2026年には次のような進展があった。
- 8月20日:鹿島建設との所属契約を締結。
- 9月4〜6日:木下グループ杯で国際大会に復帰し、8位。
- 9月9日:NHK杯への出場決定。
- 10月:トレーニングの進歩と身体づくりについて本人が報告。
- 10月30日〜11月1日:東日本選手権のアイスダンス予選会に出場予定。
- 11月27〜28日:NHK杯でリズムダンス、フリーダンスに出場予定。
かつてのトリプルアクセルを武器とした紀平梨花と、現在のアイスダンスに挑む紀平梨花。その両方を知ることで、彼女の競技人生の変化がより鮮明になる。
今後注目すべきなのは、木下グループ杯で得た国際大会の経験を、NHK杯や全日本選手権でどこまで演技の完成度につなげられるかだ。
順位だけでは測れない新しい挑戦の先に、2030年のフランス・アルプス五輪という目標がある。紀平梨花のスケート人生は、まだ終わっていない。