山手111番館2026年最新ガイド!歴史・見どころ・無料公開・アクセスを徹底解説

目次

横浜・港の見える丘公園に佇む「山手111番館」は、1926年に建てられたスパニッシュスタイルの洋館です。赤い瓦屋根と白い壁、優雅なアーチが印象的な建物で、現在は横浜市指定文化財として保存され、一般公開されています。しかも、入館料は無料。歴史的な建築や横浜の異国情緒を気軽に楽しめる観光スポットです。

設計を手掛けたのは、横浜の近代建築に大きな足跡を残したアメリカ人建築家J.H.モーガン。館内には当時の暮らしを感じさせる家具や調度品が配置され、吹き抜けのホールや暖炉、創建当初のタイルなど、見逃せないポイントが数多くあります。

2026年10月30日時点の公式施設情報をもとに、山手111番館の歴史、建築様式、見どころ、開館時間、休館日、アクセス、バリアフリー情報まで、見学前に知っておきたい情報を紹介します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 歴史: 1926年、アメリカ人J.E.ラフィン氏の邸宅として建築。設計者はJ.H.モーガン。
- 料金・開館時間: 入館無料。9時30分~17時まで一般公開。
- アクセス: 元町・中華街駅6番出口から徒歩約7分。港の見える丘公園内に位置する。
- 見どころ: スパニッシュ様式の外観、吹き抜けホール、暖炉、創建当初のタイル。
- 休館日: 毎月第2水曜日と年末年始。
- 周辺施設: ローズガーデンやカフェ・ザ・ローズ、横浜市イギリス館も楽しめる。

【歴史と建築】山手111番館はどんな洋館?1926年築の美しいスパニッシュ様式

山手 111 番館

山手111番館は、神奈川県横浜市中区山手町111番地にある歴史的建造物です。

港の見える丘公園の一角に位置し、横浜市イギリス館の南側、ワシン坂通りに面した場所に建っています。

J.E.ラフィン邸として1926年に誕生

山手 111 番館

山手111番館の歴史は、大正15年(1926年)にさかのぼります。

当時、アメリカ人のJ.E.ラフィン氏の住宅として建設されました。設計を担当したのは、アメリカ人建築家のJ.H.モーガンです。

モーガンは1920年(大正9年)に来日し、横浜を中心に数多くの建築作品を残しました。山手111番館のほか、現在も公開されているベーリック・ホールも彼の設計によるものです。

山手111番館は、こうしたモーガンの建築活動を知るうえでも貴重な存在です。

赤瓦と白壁が特徴のスパニッシュスタイル

山手 111 番館

建築上の大きな特徴は、スパニッシュスタイルです。

赤い瓦屋根と白い外壁の組み合わせは、横浜山手の緑豊かな景観によく映えます。

建物の構造は、地階がコンクリート造、地上部分が木造2階建ての寄棟造り。正面玄関には3連アーチが設けられています。

特に注目したいのが、玄関前のパーゴラです。

同じくJ.H.モーガンが設計したベーリック・ホールにも3連アーチの意匠がありますが、山手111番館では天井を設けず、パーゴラとして仕上げています。

同じ設計者による建築でも、空間の見せ方に違いがあることが分かります。

横浜市指定文化財として保存・公開

建物は長い年月を経た後、横浜市によって保存されることになりました。

1996年(平成8年)、横浜市が敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存・改修工事を実施。1999年(平成11年)から一般公開されています。

現在は、昭和初期の洋館の暮らしを感じられるように家具などが配置され、設計者モーガンに関する展示も行われています。

歴史的建造物を単に外観だけ残すのではなく、内部空間も体験できる施設として活用している点が魅力です。

【館内の見どころ】吹き抜けホール・暖炉・創建当初のタイルに注目

山手111番館の見学では、外観だけでなく館内にも注目してください。

公益財団法人横浜市緑の協会が公開している公式の見どころ情報では、ホール、リビングルーム、バスルームが主な鑑賞ポイントとして紹介されています。

1.開放感のある吹き抜けホール

館内に入って最初に注目したいのが、1階のホールです。

柱のない回廊と吹き抜けによって、広々とした空間が生み出されています。

住宅として建てられた建物でありながら、来客を迎える空間としての優雅さも備えています。

また、隣接するダイニングルームと背中合わせに配置された暖炉も見逃せません。

部屋同士のつながりや暖炉の配置に注目すると、当時の住宅設計の工夫が見えてきます。

2.大きな窓が印象的なリビングルーム

リビングルームでは、大きな窓から外の景色を楽しめます。

公式案内では、春には満開の桜を眺められることも見どころとして紹介されています。

季節によって窓の外の表情が変わるため、訪れる時期によって違った魅力を発見できます。

3.創建当初のタイルが残るバスルーム

建築好きならぜひ確認したいのが、バスルームです。

壁や床のタイルの一部には、建築当初のものが残されています。

100年近い年月を経た建物の素材を実際に見られることは、歴史的建造物を訪れる醍醐味の一つです。

華やかな装飾だけでなく、当時の生活に使われていた実用的な設備にも目を向けると、邸宅としての山手111番館をより深く理解できます。

4.赤瓦と3連アーチが映える外観

屋外では、赤瓦の屋根、白壁、正面の3連アーチをじっくり眺めたいところです。

建物の前には広い芝生があり、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす位置にあります。

館内と外観の両方を見学することで、建築と周辺の庭園が一体となった景観を楽しめます。

【基本情報・アクセス】開館時間・休館日・入館料を2026年最新情報で確認

山手111番館は無料で一般公開されており、特別なチケットを購入しなくても見学できます。

2026年10月30日時点で公式サイトに掲載されている基本情報は次のとおりです。

項目 内容
施設名 山手111番館
所在地 神奈川県横浜市中区山手町111
建築年 1926年(大正15年)
建築主 アメリカ人J.E.ラフィン氏
設計者 J.H.モーガン
建築様式 スパニッシュスタイル
文化財指定 横浜市指定文化財
開館時間 9:30~17:00
入館料 無料
休館日 第2水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始 12月29日~1月3日
電話番号 045-623-2957
駐車場 なし

※公式施設情報および横浜市観光情報をもとに整理。臨時休館や施設運営の変更が生じる場合があります。

山手111番館の休館日は毎月第2水曜日

通常の休館日は、毎月第2水曜日です。

ただし、その日が祝日に当たる場合は翌日が休館日になります。

また、年末年始の12月29日から1月3日までは休館です。

なお、設備工事やイベント運営などによって臨時休館になる可能性もあります。遠方から訪れる場合は、出発前に公式サイトの開館情報を確認しておくと安心です。

入館料は無料!カフェの利用料金とは別

山手111番館の一般見学は無料です。

館内の歴史的な空間や建築を楽しむために入館料を支払う必要はありません。

一方、地階にあるカフェ・ザ・ローズは飲食店として営業しています。飲食を利用する場合は、注文したメニューの料金が別途必要です。

つまり、建物の見学だけなら無料、カフェで休憩する場合は飲食代が必要という仕組みです。

山手111番館へのアクセスは元町・中華街駅が便利

最寄り駅は、みなとみらい線の元町・中華街駅です。

6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩約7分で到着します。

主なアクセス方法は次のとおりです。

- みなとみらい線: 元町・中華街駅6番出口から徒歩約7分。
- JR線: 石川町駅から徒歩約20分。
- バス: JR桜木町駅から「あかいくつ」などに乗車し、「港の見える丘公園前」で下車、徒歩約1分。

初めて訪れる人には、元町・中華街駅からのルートが分かりやすいでしょう。

坂道の多い山手エリアを歩くため、歩きやすい靴を選ぶのがおすすめです。

なお、施設専用の駐車場はありません。公式案内でも公共交通機関の利用が案内されています。

【庭園とカフェ】港の見える丘公園ローズガーデンとの楽しみ方

山手111番館の魅力は、建物の内部だけにとどまりません。

周辺には港の見える丘公園のローズガーデンが広がり、洋館と季節の花を一緒に楽しめます。

港の見える丘公園のローズガーデン

山手111番館は、ローズガーデンを見下ろす位置に建っています。

横浜市の施設情報では、5月と10月に館の周囲を色とりどりのバラが彩る景観が紹介されています。

春と秋は、洋館の外観とバラの組み合わせを楽しみたい季節です。

特に建物の赤瓦と白壁は、花々の色彩との相性もよく、山手らしい景観を生み出しています。

建物を見学した後は、庭園側から外観を眺めると、正面とは異なる印象を楽しめます。

カフェ・ザ・ローズで庭園を眺めながら休憩

山手111番館の地階には、喫茶室「カフェ・ザ・ローズ」があります。

ローズガーデンを見下ろせる開放的な空間で、館内30席のほか、テラス席も設けられています。

公式案内による営業時間は次のとおりです。

項目 内容
店舗名 カフェ・ザ・ローズ
場所 山手111番館の地階
営業時間 10:00~17:00
ラストオーダー 16:30
店内席数 30席
テラス席 あり
定休日 第2水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始 12月29日~1月3日
電話番号 045-622-3332
予約 不可

ローズのフレーバーティーも公式に紹介されている特徴的なメニューです。

洋館の見学と庭園散策の間に、落ち着いた時間を過ごせるのが魅力です。

ただし、カフェの営業時間は館内見学の開館時間とは区別して確認してください。

横浜市イギリス館との比較もおすすめ

山手111番館のすぐ近くには、横浜市イギリス館があります。

こちらも横浜市指定文化財で、1937年に英国領事公邸として建てられた建物です。

山手111番館がアメリカ人の邸宅として建設されたスパニッシュスタイルの洋館であるのに対し、横浜市イギリス館は英国領事公邸という異なる歴史的背景を持っています。

両館を見比べると、同じ山手エリアでも建築の用途や時代によって建物の個性が違うことを実感できます。

横浜山手西洋館巡りをするなら、この2館を組み合わせるコースもおすすめです。

【バリアフリー情報】車いす・ベビーカーで訪れる前に知っておきたい注意点

歴史的建造物を見学する際に確認しておきたいのが、バリアフリーへの対応状況です。

山手111番館については、横浜市が2025年12月4日更新の施設情報を公開しています。

車いすでの見学について

建物の外側の入口にはスロープが設置されています。

一方、館内には段差があり、エレベーターもありません。

横浜市のバリアフリー情報では、1階部分は見学可能とされていますが、2階は通常非公開で、階段を上がる必要があるため見学が困難です。

来館時には受付でスタッフに声を掛けることで、可能な範囲で対応してもらえます。

車いすで訪問する場合は、見学可能な範囲を事前に相談しておくと安心です。

トイレやベビー設備について

横浜市の施設情報では、地下の喫茶店に車いす使用者用トイレがあると案内されています。

また、施設にはおむつ交換台がありますが、授乳室はありません。

ベビーカーについては、館内への持ち込みができないため、入口付近に置くなどの対応が必要です。

見学前に知っておきたいポイント

- 館内にエレベーターはない。
- 施設内には段差がある。
- 2階は通常非公開。
- 入口にはスロープが設置されている。
- 車いす利用者は受付でスタッフに相談できる。
- 地下の喫茶店には車いす使用者用トイレがある。
- ベビーカーは館内に持ち込めない。

文化財としての建物を保存しながら公開しているため、現代的なバリアフリー設備がすべて整っている施設ではありません。利用条件を確認してから訪れることが大切です。

【プロの結論】山手111番館を訪れるなら建築・庭園・歴史をセットで楽しむ

山手111番館を観光する際に意識したいのは、単なる写真撮影スポットとしてではなく、建築と歴史を体験できる文化財として楽しむことです。

特におすすめしたい見学の順番は次のとおりです。

1. 建物の外観を眺め、赤瓦と白壁、3連アーチを確認する。
2. 1階の吹き抜けホールや暖炉を見学する。
3. リビングルームや創建当初のタイルが残るバスルームを見る。
4. ローズガーデン側から建物の外観を楽しむ。
5. カフェ・ザ・ローズで休憩する。
6. 時間に余裕があれば横浜市イギリス館にも立ち寄る。

山手111番館は、建築に興味がある人だけでなく、横浜の歴史を知りたい人、庭園散策が好きな人、無料で楽しめる観光スポットを探している人にも向いています。

一方、2階まで自由に見学したい人や、館内の段差を避けたい人は、施設の構造をあらかじめ理解しておく必要があります。

2026年10月30日現在、公式サイトでは10月30日の開館と9時30分~17時の営業時間、無料入館が案内されています。また、公式イベント情報には10月31日までの「西洋館ハロウィン2026」や、11月7日のボタニカルアート関連ワークショップ、11月15日の「西洋館ミュージックDay」なども掲載されています。

訪問時期によって楽しめる催しが変わるため、通常の見学情報と合わせて最新のイベント情報も確認しておきたいところです。

山手111番館に関するよくある質問(FAQ)

Q1:山手111番館の入館料はいくらですか?

入館料は無料です。予約や入館チケットの購入をせずに一般公開部分を見学できます。ただし、併設のカフェ・ザ・ローズで飲食する場合は別途料金が必要です。

Q2:山手111番館の開館時間と休館日は?

開館時間は9時30分~17時です。毎月第2水曜日が休館日で、祝日の場合は翌日が休館になります。年末年始は12月29日~1月3日まで休館です。

Q3:山手111番館の最寄り駅はどこですか?

みなとみらい線の元町・中華街駅です。6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩約7分で到着します。

Q4:山手111番館の設計者は誰ですか?

アメリカ人建築家のJ.H.モーガンです。1926年にアメリカ人J.E.ラフィン氏の住宅として建設されました。

Q5:山手111番館は車いすでも見学できますか?

入口にはスロープがありますが、館内には段差があり、エレベーターもありません。横浜市の案内では1階部分の見学が可能とされています。来館時にスタッフへ相談してください。

Q6:カフェ・ザ・ローズだけ利用することはできますか?

カフェ・ザ・ローズは山手111番館の地階にある喫茶室です。営業時間は10時~17時、ラストオーダーは16時30分です。予約は受け付けていません。

Q7:横浜市イギリス館も一緒に見学できますか?

はい。山手111番館のすぐ近くに横浜市イギリス館があります。両館は建築様式や建設当時の用途が異なるため、横浜山手西洋館巡りの一環として訪れると、それぞれの魅力を比較できます。

まとめ:山手111番館は無料で楽しめる横浜の貴重な歴史的洋館

山手111番館は、1926年にJ.E.ラフィン氏の住宅として建てられた、J.H.モーガン設計のスパニッシュスタイルの洋館です。

赤瓦と白壁の外観、3連アーチ、吹き抜けのホール、暖炉、創建当初のタイルなど、建築と歴史の両面から楽しめる見どころがあります。

入館料無料、開館時間9時30分~17時、元町・中華街駅から徒歩約7分という訪れやすさも魅力です。

さらに、港の見える丘公園のローズガーデンやカフェ・ザ・ローズ、横浜市イギリス館と組み合わせれば、横浜山手ならではの文化と景観を満喫できます。

2026年に横浜観光を計画しているなら、ぜひ山手111番館を訪問先の一つに加えてみてください。出発前には公式サイトで当日の開館状況やイベント、休館日を確認しておくと、より充実した見学になります。

主な事実確認資料: 公益財団法人横浜市緑の協会「山手111番館公式サイト」「館内のみどころ」「交通案内」、横浜市「山手111番館バリアフリー情報」、横浜市観光情報サイト。