【2026年結果】トロヴァトーレがルメール騎手とのコンビで勝利!
2026年2月10日、東京競馬場で開催された第76回東京新聞杯(GⅢ)は、2番人気のトロヴァトーレが優勝した。C.ルメール騎手を背に、芝1600mを1分32秒2で走破。2着ラヴァンダ、3着ウォーターリヒトという決着だった。
JRAの公式成績によると、当日の馬場状態は良。トロヴァトーレは中団から直線で脚を伸ばし、ラヴァンダにクビ差をつけた。3着のウォーターリヒトもクビ差で続き、上位3頭は僅差の接戦となった。
2026年の上位入線馬

| 着順 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | トロヴァトーレ | C.ルメール | 2番人気 | 1:32.2 |
| 2着 | ラヴァンダ | 岩田望来 | 4番人気 | 1:32.3 |
| 3着 | ウォーターリヒト | 高杉吏麒 | 3番人気 | 1:32.3 |
注目したいのは、1番人気のエルトンバローズが13着に敗れたことだ。過去10年のデータでも1番人気の成績は振るわず、2026年もその傾向に沿う結果となった。
また、2025年の優勝馬ウォーターリヒトが2026年も3着に入った点も興味深い。前年の覇者が翌年も馬券圏内に入ったことで、同馬の東京芝1600mへの適性を改めて印象づけた。
2025年はウォーターリヒトが重賞初制覇

2025年2月9日の第75回東京新聞杯では、3番人気ウォーターリヒトが菅原明良騎手とのコンビで勝利。勝ち時計は1分32秒6だった。
2着には2番人気ボンドガール、3着には16番人気メイショウチタンが入った。人気薄のメイショウチタンが3着に食い込んだことで、3連単は816,870円という高額配当になった。
ウォーターリヒトはこの勝利で重賞初制覇を達成。その後、同年のマイルチャンピオンシップでも3着に入っている。東京新聞杯が春以降のマイル路線を占う一戦として注目される理由を示す実績だ。
【歴代優勝馬一覧】東京新聞杯の過去10年と勝ち時計を比較

東京新聞杯の過去10年に当たる2016~2025年を振り返ると、実績馬だけでなく、成長途上の4歳馬や中穴人気の馬も優勝している。
特に目立つのは、2019年のインディチャンプ、2023年のウインカーネリアン、2024年のサクラトゥジュールなど、異なるタイプのマイラーが勝ち馬に名を連ねていることだ。
2016~2025年の歴代優勝馬・騎手・人気・勝ち時計
この10年間で最も速い勝ち時計は、2023年のウインカーネリアンが記録した1分31秒8。一方、最も遅かったのは2017年のブラックスピネルによる1分34秒9だった。
同じ東京芝1600mでも、開催当日の馬場状態やペース、出走馬の構成によって時計は変わる。単純に過去の勝ち時計だけを比較して、翌年の決着時計を予測するのは難しい。
また、勝ち馬の人気を見ると、1番人気は2019年のインディチャンプのみ。7番人気のサクラトゥジュールも2024年に優勝しており、上位人気だけで決着するとは限らないレースである。
歴代優勝馬から見える3つのポイント
第一に、東京新聞杯では4歳馬の活躍が目立つ。2017年のブラックスピネル、2018年のリスグラシュー、2022年のイルーシヴパンサーなど、若い世代が古馬の実力馬を破っている。
第二に、5歳以上の馬にも十分なチャンスがある。2024年のサクラトゥジュールは7歳で優勝し、2025年のウォーターリヒトは4歳で重賞初制覇を果たした。年齢だけで評価を固定することはできない。
第三に、騎手の顔ぶれも多彩だ。菅原明良騎手は2021年のカラテ、2025年のウォーターリヒトで優勝。M.デムーロ騎手も2017年のブラックスピネル、2020年のプリモシーンで勝利している。
【人気別成績】1番人気は苦戦、狙い目は3~5番人気
東京新聞杯の過去10年を分析するうえで、最も注目したいのが単勝人気別の成績だ。
JRAが2026年のレース前に公表した2016~2025年のデータでは、1番人気の勝率はわずか10.0%。対照的に、3番人気と4番人気は勝率30.0%を記録している。
JRA公表の過去10年・単勝人気別成績
| 単勝人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 2番人気 | 0-2-2-6 | 0% | 20.0% | 40.0% |
| 3番人気 | 3-0-1-6 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
| 4番人気 | 3-1-1-5 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
| 5番人気 | 2-2-1-5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
| 6~10番人気 | 1-3-2-44 | 2.0% | 8.0% | 12.0% |
| 11番人気以下 | 0-1-2-47 | 0% | 2.0% | 6.0% |
数字を整理すると、3~5番人気の3頭だけで過去10年の優勝馬10頭中8頭を占めている。1番人気の信頼度が低い一方で、中位人気の実力馬が結果を残している構図だ。
1番人気の過信は禁物
1番人気は10回中7回、3着以内に入っていない。2019年にはインディチャンプが1番人気で優勝したものの、毎年安定して好走するタイプのレースではない。
2024年は1番人気のマスクトディーヴァが6着、2025年は1番人気のブレイディヴェーグが4着。2026年も1番人気のエルトンバローズが13着に終わった。
人気の高さだけを根拠に軸馬を決めると、東京新聞杯では取りこぼす可能性がある。近走の内容や東京コースへの適性を確認することが欠かせない。
2~5番人気は馬券の中心候補
2番人気は過去10年で勝利こそないものの、3着内率は40%。3番人気は勝率30%、4番人気と5番人気は3着内率50%と、安定した成績を残している。
特に4番人気と5番人気は、1番人気よりも複勝率が高い。実力とオッズのバランスを考えるなら、上位人気の中でも3~5番人気を比較する価値がある。
なお、JRAの公表表では6~10番人気が一括集計されている。したがって、6番人気単独の成績と、6~10番人気全体の数字は区別して読む必要がある。
年齢と枠順にも注目
人気以外では、4歳馬の成績が目立つ。JRAの過去10年データでは、4歳馬の成績が5勝・2着6回・3着5回。3着以内の延べ30頭のうち16頭が4歳馬だった。
5歳馬は3着内率17.5%、6歳馬は8.8%であり、4歳馬の33.3%が際立っている。ただし、7歳馬も3着内率15.0%を記録しているため、高齢馬を一律に評価対象から外すのは早計だ。
枠順では、過去10年の連対馬20頭のうち19頭が1~6枠に集中している。7枠と8枠からの優勝はなく、馬連や馬単を検討する場合は内寄りから中ほどの枠を重視する材料になる。
【過去の配当】3連単は80万円超えも!高額配当の実例
東京新聞杯は、人気上位馬が順当に走る年もあれば、人気薄が馬券に絡んで高配当になる年もある。特に3連単は年による振れ幅が大きい。
JRAの公式払戻データを確認すると、2025年には80万円を超える3連単が発生した一方、2026年は2万円台に収まっている。
近年の3連単配当比較
| 年 | 3連単の着順 | 払戻金(100円) |
|---|---|---|
| 2020年 | 1-12-13 | 125,560円 |
| 2021年 | 10-4-11 | 267,610円 |
| 2022年 | 11-6-9 | 8,750円 |
| 2023年 | 2-15-16 | 45,900円 |
| 2024年 | 1-5-8 | 604,680円 |
| 2025年 | 12-4-2 | 816,870円 |
| 2026年 | 7-2-12 | 23,720円 |
※馬番の並びは1着・2着・3着の順。払戻金はJRA公表額。
2025年の3連単が高額になった最大の要因は、3着に16番人気のメイショウチタンが入ったことだ。1着ウォーターリヒトは3番人気、2着ボンドガールは2番人気だったため、上位2頭だけを見れば大波乱ではない。しかし、3着の伏兵が配当を大きく押し上げた。
2024年も3連単604,680円という高額配当だった。7番人気のサクラトゥジュールが勝ち、4番人気のウインカーネリアンが2着、8番人気のホウオウビスケッツが3着に入った。
一方、2026年は2番人気、4番人気、3番人気の順で決着し、3連単は23,720円。人気上位馬で決まれば、東京新聞杯でも配当は落ち着く。
馬連・馬単と3連複も比較する
3連単だけでなく、組み合わせを絞りやすい馬連や3連複も重要な比較対象になる。
2026年の払戻金は、馬連2,410円、馬単4,540円、3連複4,380円。3連単は23,720円だった。上位3頭が比較的人気サイドだったため、組み合わせの難易度に応じて配当にも差が生まれた。
対照的に2025年は、馬連1,540円に対して3連複174,760円、3連単816,870円。3着に16番人気が入った影響が、3連系の配当に強く表れている。
馬券の種類によって波乱の影響は異なる。的中率を重視するなら馬連やワイド、人気薄を含む組み合わせまで狙うなら3連複・3連単というように、レースの展開予測に合わせた検討が必要だ。
【東京新聞杯のコース分析】東京芝1600mが求める能力とは?
東京新聞杯の舞台は、東京競馬場の芝1600m。4歳以上のオープン馬が出走する別定重量のGⅢ競走で、春のマイル路線を占う一戦として位置づけられている。
この競走の前身は1951年に創設された東京杯。1966年に現在の東京新聞杯へ名称が変更され、1984年の番組改革で芝1600mに短縮された。現在は安田記念につながる上半期のマイル路線に組み込まれている。
東京芝1600mのコース形状
JRAのコース解説によると、スタート地点は2コーナー付近。スタート直後は緩やかな下りで、3コーナーまで約540mある。序盤からスピードに乗りやすく、3~4コーナーも比較的緩やかな形状だ。
最大の特徴はゴール前の直線。長さは525.9mで、直線前半には全長160m、高低差2mの坂が待ち構える。坂を上り切ってからゴールまで約300mあり、最後までスピードを維持する持続力と瞬発力の両方が求められる。
つまり、単純な先行力だけでも、最後方からの瞬発力だけでも勝ち切れるとは限らない。道中の位置取り、長い直線での加速、坂を越えるパワーが総合的に問われるコースだ。
過去の勝ち馬から見る脚質の違い
過去の東京新聞杯では、逃げ・先行型と差し型の双方が結果を残している。
2023年のウインカーネリアンは道中で先頭を走り、そのまま押し切って勝利した。一方、2025年のウォーターリヒトは後方から末脚を伸ばして優勝。2026年のトロヴァトーレも中団から差し切った。
この3例だけでも、特定の脚質だけを狙う戦略には限界があることがわかる。大切なのは、出走馬それぞれの得意な位置取りと、当日のペースが合致するかどうかだ。
特に東京芝1600mは直線が長いため、前半で無理に脚を使った馬が最後の坂で苦しくなることもある。逃げ馬の数や先行争いの激しさを確認し、差し馬が届く展開になるかを見極めたい。
【プロの結論】東京新聞杯の過去10年から導く馬券検討の判断基準
2016~2025年のJRAデータと2026年の実際の結果を照合すると、東京新聞杯にはいくつかの明確な特徴がある。
ただし、過去の数字をそのまま翌年の着順に置き換えることはできない。重要なのは、複数のデータを組み合わせて、好走する可能性のある馬を絞り込むことだ。
馬券検討で優先したい5つのチェックポイント
1. 1番人気を無条件で軸にしない
1番人気の過去10年の3着内率は30.0%。一方で、3~5番人気は40~50%を記録している。オッズだけでなく、近走のパフォーマンスを比較したい。
2. 4歳馬を有力候補として評価する
4歳馬は過去10年で5勝、3着内率33.3%。成長力とマイル適性の両方を備えた馬がいれば、積極的に検討する価値がある。
3. 枠順は1~6枠を重視する
連対馬20頭中19頭が1~6枠に集中している。外枠だから即座に評価を下げる必要はないが、枠順は比較材料の一つにしたい。
4. 前走の着順と着差を確認する
JRAの分析では、過去10年の優勝馬は全馬が前走で勝利しているか、2着以下でも勝ち馬とのタイム差が0.9秒以内だった。前走の着順だけでなく、内容や着差まで確認したい。
5. 東京芝1600mでの末脚と持続力を見る
長い直線と坂を乗り越える能力が必要になる。上がり3ハロンの数字だけでなく、速い流れを追走した後に最後まで脚を使えるかどうかが評価のポイントだ。
これらの傾向はJRAが公表した2016~2025年のデータに基づく。
2026年の結果が示した人気と実力の関係
2026年は2番人気トロヴァトーレが勝ち、4番人気ラヴァンダ、3番人気ウォーターリヒトが続いた。これは過去10年で好成績を残している2~5番人気の範囲で決着した例だ。
一方、1番人気エルトンバローズは13着。人気を集めた馬が必ずしも東京のマイル戦で能力を発揮できるわけではないことも示された。
2025年のウォーターリヒトの勝利と、2026年のトロヴァトーレの勝利を並べて考えると、前走実績や人気だけでなく、東京の長い直線に対応できる末脚が大切だとわかる。
【プロの結論】東京新聞杯では、3~5番人気を中心に、4歳馬・内から中枠・前走内容・東京芝1600mへの適性を組み合わせて評価するのが、過去の傾向に沿った考え方だ。もちろん、これは過去の統計に基づく判断材料であり、的中を保証するものではない。
【東京新聞杯の過去に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:東京新聞杯の過去10年で最も速い勝ち時計は?
A1:2016~2025年では、2023年のウインカーネリアンが記録した1分31秒8が最速。2026年のトロヴァトーレは1分32秒2だった。
Q2:東京新聞杯で1番人気の成績は良い?
A2:過去10年の1番人気は1勝、2着1回、3着1回、着外7回。3着内率は30.0%で、上位人気の中では信頼度が高いとはいえない。
Q3:東京新聞杯で狙い目の人気は?
A3:JRAの過去10年データでは3番人気が3勝、4番人気が3勝、5番人気が2勝。特に3~5番人気の成績が目立っている。
Q4:2025年の東京新聞杯の優勝馬と配当は?
A4:ウォーターリヒトが菅原明良騎手とのコンビで優勝。勝ち時計は1分32秒6で、3連単は816,870円だった。
Q5:2026年の東京新聞杯の優勝馬と結果は?
A5:2026年2月10日に開催され、トロヴァトーレがC.ルメール騎手とのコンビで勝利。2着ラヴァンダ、3着ウォーターリヒトで、勝ち時計は1分32秒2だった。
Q6:東京新聞杯はどこの競馬場で何メートルのレース?
A6:東京競馬場の芝1600mで行われるGⅢ競走。4歳以上のオープン馬が出走する別定戦である。
まとめ:東京新聞杯は過去の傾向とコース適性が重要
東京新聞杯の過去10年を振り返ると、1番人気の成績が低調で、3~5番人気の馬が優勝の中心を担ってきた。4歳馬の好走率が高く、1~6枠の馬が連対馬の大半を占めている点も見逃せない。
配当面では2025年の3連単816,870円、2024年の604,680円など、大きな波乱も発生している。一方、2026年はトロヴァトーレが1分32秒2で勝ち、3連単23,720円と比較的落ち着いた決着だった。
歴代優勝馬の顔ぶれや勝ち時計だけでなく、人気、年齢、枠順、前走成績、東京芝1600mへの適性を総合的に判断することが大切だ。過去のデータを正しく読み解けば、次回の東京新聞杯でも出走馬を比較するための有力な材料になる。