天皇賞春の過去10年を総覧!2017〜2026年の勝ち馬・配当と傾向を徹底解剖

目次

2026年10月現在、天皇賞(春)の過去10年を振り返ると、2017年のキタサンブラックから2026年のクロワデュノールまで、日本競馬を代表するステイヤーたちが春の盾を争ってきた。特に注目したいのは、フィエールマンの連覇、タイトルホルダーの逃げ切り、そして2026年にクロワデュノールが制した大接戦だ。

2017〜2026年の優勝馬・騎手・単勝人気・勝ちタイム・上がり3ハロン・三連単配当を一覧で整理し、京都競馬場と阪神競馬場の開催条件も比較する。さらに、1番人気の勝率、穴馬の好走、4歳馬と5歳馬の成績、枠順、脚質、阪神大賞典などの前走別データから、次回の天皇賞(春)を考えるうえで押さえておきたいポイントを検証する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 1番人気は過去10年で6勝、勝率60.0%、複勝率90.0%。 上位人気馬が圧倒的に強い。 - 4歳馬が5勝、5歳馬が4勝。 4歳・5歳が優勝馬の大半を占めている。 - 4コーナー5番手以内からの勝利が10年中8回。 長距離戦でも位置取りと持続力が重要。 - 2026年はクロワデュノールが優勝。 12番人気ヴェルテンベルクが2着に入り、三連単は70,630円となった。 - 京都開催は8回、阪神開催は2回。 2021年と2022年は阪神芝3200mで行われた。

【2017〜2026年】天皇賞(春)過去10年の結果一覧!歴代優勝馬・騎手・配当

天皇賞春過去 10 年

まずは、過去10回の天皇賞(春)の結果を確認したい。

JRAの公式レース成績と各年の公開データを照合すると、優勝馬は10年間で8頭。フィエールマンが2019年と2020年に連覇しているほか、2026年にはキタサンブラックを父に持つクロワデュノールが新たな勝者となった。

過去10年の優勝馬・レース結果

天皇賞春過去 10 年
年 開催場 優勝馬・騎手 人気・馬番 勝ちタイム・上がり3F 4角 三連単 2026 京都 クロワデュノール
北村友一
1番人気
7番
3:13.7
34.9秒
3番手 70,630円
2025 京都 ヘデントール
D.レーン
1番人気
6番
3:14.0
35.3秒
5番手 22,360円
2024 京都 テーオーロイヤル
菱田裕二
1番人気
14番
3:14.2
35.0秒
2番手 23,960円
2023 京都 ジャスティンパレス
C.ルメール
2番人気
1番
3:16.1
34.9秒
4番手 65,060円
2022 阪神 タイトルホルダー
横山和生
2番人気
16番
3:16.2
36.4秒
1番手 6,970円
2021 阪神 ワールドプレミア
福永祐一
3番人気
1番
3:14.7
36.7秒
4番手 11,490円
2020 京都 フィエールマン
C.ルメール
1番人気
14番
3:16.5
34.6秒
7番手 55,200円
2019 京都 フィエールマン
C.ルメール
1番人気
10番
3:15.0
34.5秒
1番手 49,110円
2018 京都 レインボーライン
岩田康誠
2番人気
12番
3:16.2
35.2秒
11番手 11,650円
2017 京都 キタサンブラック
武豊
1番人気
3番
3:12.5
35.3秒
1番手 3,780円

※配当は100円あたり。上がり3Fは優勝馬の推定上がり。4角は4コーナー通過順位。レース結果・騎手・勝ち馬はJRA公式成績を基礎に整理。

出典:JRA公式「天皇賞(春)過去GⅠ成績」、各年度のレース結果、競馬回顧ログの2017〜2026年集計。

10年間の結果から見える3つの特徴

天皇賞春過去 10 年

1つ目は、勝ち馬がすべて3番人気以内だったこと。

2017年から2026年まで、4番人気以下の馬が優勝したケースはない。特に1番人気は6勝を記録しており、実力上位馬が順当に結果を残す傾向が強い。

2つ目は、4歳馬と5歳馬の活躍。

10頭の優勝馬のうち、4歳馬が5頭、5歳馬が4頭。6歳馬の優勝は2024年のテーオーロイヤルだけだった。

3つ目は、先行力の重要性。

2017年のキタサンブラック、2019年のフィエールマン、2022年のタイトルホルダーなど、前方でレースを進めて押し切った馬が目立つ。一方、2018年のレインボーラインのように後方から差し切った例もあり、展開による違いも見逃せない。

【2026年最新データ】クロワデュノールが制した大接戦とヘデントールの連覇挑戦

2026年5月3日、京都競馬場で開催された第173回天皇賞(春)。

この年の最大の注目は、大阪杯を制して勢いに乗るクロワデュノール、前年の優勝馬ヘデントール、阪神大賞典をレコード勝ちしたアドマイヤテラによる上位争いだった。

クロワデュノールがハナ差で春の盾を獲得

クロワデュノールは単勝1.8倍の1番人気。アドマイヤテラが3.0倍、ヘデントールが5.0倍で続き、上位3頭を中心とした構図だった。

レースではミステリーウェイが先頭を引っ張り、クロワデュノールは先団の後ろで追走。2周目の3コーナー過ぎから進出を開始し、直線で先頭に立った。

しかし、最後に待っていたのは予想外の伏兵だった。

道中最後方にいた12番人気ヴェルテンベルクが、上がり3ハロン34.3秒の末脚で猛追。クロワデュノールとの激しい競り合いとなった。

写真判定の結果、勝ったのはクロワデュノール。着差はハナ差だった。

- 1着:クロワデュノール(1番人気)
- 2着:ヴェルテンベルク(12番人気)
- 3着:アドマイヤテラ(2番人気)
- 勝ちタイム:3分13秒7
- 優勝馬の上がり3F:34.9秒
- 三連単:70,630円

特に注目したいのは、12番人気のヴェルテンベルクが2着に食い込んだ点だ。優勝馬は人気どおりだったものの、相手に伏兵が入ったことで配当は2025年の22,360円から大きく上昇した。

JRA公式レース回顧でも、クロワデュノールが未知の3200mを克服して4つ目のGⅠタイトルを獲得したことが紹介されている。

ヘデントールは連覇ならず5着

2025年の覇者ヘデントールは、2026年もC.ルメール騎手とのコンビで出走した。

単勝5.0倍の3番人気に支持されたものの、結果は5着。前年の勝利を再現することはできなかった。

一方、クロワデュノールは先行力と持続力を生かして優勝。3200mという長距離では、単純な瞬発力だけでなく、勝負どころで動ける機動力も大切だと感じさせる一戦だった。

クロワデュノールとキタサンブラックの血統的なつながり

さらに興味深いのが血統だ。

2017年の天皇賞(春)を制したキタサンブラックは、2026年の優勝馬クロワデュノールの父にあたる。

つまり、2017年に春の盾を手にした名馬の血を受け継ぐ馬が、9年後の同じレースで父の名をさらに高めたことになる。

キタサンブラック自身は2016年と2017年に天皇賞(春)を連覇。クロワデュノールの2026年の勝利は、同レースの歴史における血統的なつながりという意味でも印象深い。

【単勝人気・配当を徹底分析】1番人気の勝率60%と穴馬の好走条件

天皇賞(春)の馬券を考えるうえで、最初に確認したいのが単勝人気別の成績だ。

2017〜2026年の10開催を対象にした集計では、1番人気が6勝。2番人気が3勝、3番人気が1勝という結果になっている。

1番人気は複勝率90%の安定感

1番人気の複勝率90.0%

2017〜2026年の人気別成績は次のとおり。

- 1番人気:6勝・2着3回・3着0回・着外1回
- 2番人気:3勝・2着0回・3着2回・着外5回
- 3番人気:1勝・2着0回・3着0回・着外9回
- 4〜6番人気:勝利なし
- 10番人気以下:勝利なし、2着2回

1番人気の勝率は60.0%、複勝率は90.0%。10頭中9頭が2着以内に入っている。

この数字は、天皇賞(春)が比較的実力を反映しやすいGⅠであることを示している。

ただし、1番人気を無条件に信頼するのも危険だ。2023年には1番人気のタイトルホルダーが競走中止となり、2022年と2021年には1番人気馬が2着に敗れている。

穴馬は勝ち切れないが2着なら警戒

過去10年の穴馬で特に印象的なのは、次の2頭だ。

- 2020年:スティッフェリオ(11番人気)2着
- 2026年:ヴェルテンベルク(12番人気)2着

どちらも優勝は逃したものの、三連系馬券の配当に大きな影響を与えた。

この2頭に共通するのは、人気薄でも3200mを走り切るスタミナを持ち、最後まで脚を使えたことだ。

一方、10番人気以下の馬が勝利したケースは2017〜2026年の集計ではゼロ。穴馬を狙う場合は、頭固定よりも2着・3着候補として評価する考え方がデータに合っている。

三連単の最高配当は2026年の70,630円

過去10年の三連単配当を見ると、最も低かったのは2017年の3,780円。最も高かったのは2026年の70,630円だった。

2023年も65,060円と高配当になっている。

それでも、2017〜2026年には三連単10万円超の決着はない。

つまり、基本的には上位人気を中心に組み立て、相手に人気薄を加えることで配当妙味を狙うレースと考えられる。

なお、JRAの2026年版公式データ分析ページに掲載されている「過去10年」は2016〜2025年の集計であり、今回の2017〜2026年とは対象年が1年異なる。1番人気の勝率も公式ページの50.0%と今回の60.0%では異なるため、集計期間をそろえて比較する必要がある。

【京都競馬場と阪神競馬場を比較】芝3200mの違いと脚質・4コーナーの傾向

天皇賞(春)は芝3200mで行われる長距離GⅠだが、過去10年を振り返ると開催場が異なる年がある。

2017〜2020年と2023〜2026年は京都競馬場、2021〜2022年は阪神競馬場で開催された。

京都芝3200mと阪神芝3200mの開催実績


京都競馬場

8回


2017〜2020年・2023〜2026年
芝3200m・外回り

阪神競馬場

2回


2021〜2022年
芝3200m

両競馬場とも距離は3200mだが、コース形状や高低差、コーナーの配置が異なる。

京都開催では外回りコースを使用する。長距離を走りながら、どのタイミングで進出するかが勝敗を分ける。

一方、阪神開催だった2021年と2022年は、ワールドプレミアとタイトルホルダーが優勝した。

特に2022年のタイトルホルダーは、4コーナーを先頭で通過して押し切った。京都と阪神の違いを無視して過去の勝ち時計だけを比較するのは避けたい。

4コーナーの位置取りが重要

2017〜2026年の勝ち馬の4コーナー通過順位を見ると、10回中8回が5番手以内だった。

代表例は次のとおり。

- 2017年キタサンブラック:4コーナー1番手
- 2019年フィエールマン:4コーナー1番手
- 2022年タイトルホルダー:4コーナー1番手
- 2024年テーオーロイヤル:4コーナー2番手
- 2026年クロワデュノール:4コーナー3番手

この数字からは、長距離戦でも前方で流れに乗れる馬が強いことが読み取れる。

ただし、例外も存在する。

2018年のレインボーラインは4コーナー11番手から差し切り、2020年のフィエールマンも7番手から勝利した。

後方待機型が絶対に不利というわけではないが、直線だけに勝負を懸けるタイプは展開の助けが必要になる。

勝ちタイムと上がり3ハロンの比較

2017〜2026年で最も速い勝ちタイムは、2017年キタサンブラックの3分12秒5。

2026年クロワデュノールの3分13秒7も優秀な時計だったが、過去10年の最速記録には届いていない。

優勝馬の上がり3ハロンでは、2019年フィエールマンの34.5秒が最速。2020年も34.6秒を記録している。

一方、阪神開催の2021年と2022年は36秒台だった。

ただし、上がり3ハロンは馬場状態やペース、開催場の違いにも左右される。単純に数字が小さい馬を高く評価するのではなく、どの位置からその末脚を使ったかまで確認したい。

【年齢・枠順・脚質を検証】4歳馬と5歳馬、内枠と外枠の有利不利

次に、馬券検討で使いやすい年齢・枠順・脚質のデータを確認する。

2017〜2026年の集計では、4歳馬と5歳馬が中心であり、脚質では先行馬が優勢だった。

4歳馬が5勝、5歳馬が4勝



4歳馬

5勝


複勝率29.3%


5歳馬

4勝


複勝率20.0%


6歳馬

1勝


複勝率15.0%

4歳馬は41頭の出走で5勝、5歳馬は45頭の出走で4勝。

6歳馬は40頭の出走で1勝にとどまっている。7歳以上の馬は過去10年で勝利がない。

4歳馬は菊花賞などで長距離適性を証明してから本格的に古馬GⅠへ挑戦する時期でもある。

5歳馬も経験とスタミナを兼ね備えた存在として評価できる。

ただし、2024年には6歳のテーオーロイヤルが優勝している。年齢だけで高齢馬を切るのではなく、近走の充実度や長距離実績も確認したい。

枠順は4枠が好成績、ただし極端な内外差はない

2017〜2026年の枠番別成績では、4枠の複勝率が35.0%と最も高かった。

一方、勝ち馬の枠番は1枠・4枠・7枠・8枠からそれぞれ2頭ずつ出ている。

この結果を見る限り、内枠だけ、あるいは外枠だけを過度に重視する必要はない。

馬番も同様だ。

2024年のテーオーロイヤルは14番、2022年のタイトルホルダーは16番、2026年のクロワデュノールは7番から勝利している。

枠順は展開や騎手の位置取りと合わせて評価するのが妥当だ。

脚質別では先行馬が優勢

2017〜2026年の脚質別成績を見ると、先行馬は37頭の出走で6勝、複勝率51.4%。

一方、追込馬は43頭の出走で勝利なし。複勝率も4.7%にとどまった。

脚質 1着 2着 3着 複勝率
逃げ 1 0 0 9.1%
先行 6 7 6 51.4%
差し 3 2 4 12.5%
追込 0 1 0 4.7%

特に先行馬の安定感は目立つ。

ただし、逃げ馬もタイトルホルダーのように展開を支配できれば勝利する可能性がある。

重要なのは、単に前に行けるかではなく、3200mを走り切るスタミナを保ったまま勝負どころで加速できるかどうかだ。

【前走別成績】阪神大賞典・大阪杯・ダイヤモンドステークスを比較

天皇賞(春)の予想で見逃せないのが、出走馬の前走だ。

長距離GⅠという性格上、阪神大賞典やダイヤモンドステークスなど、スタミナを要求されるレースを経験した馬が注目される。

阪神大賞典組は馬券圏内に13頭

2017〜2026年の前走別成績では、阪神大賞典組が59頭の出走で3勝、2着5回、3着5回。

複勝率は22.0%となっている。

過去10年の優勝馬では、2018年のレインボーライン、2023年のジャスティンパレス、2024年のテーオーロイヤルが阪神大賞典を経由していた。

ただし、阪神大賞典組なら無条件に買えるわけではない。

前走の着順や上がり3ハロン、レース内容を合わせて判断したい。

前走別の主な実績

前走レース 1着 2着 3着 3着内率
阪神大賞典 3 5 5 22.0%
日経賞 2 1 2 13.5%
大阪杯 2 1 0 33.3%
ダイヤモンドS 1 1 1 15.8%

※2017〜2026年の独自集計。各レースの出走数により好走率は異なる。

大阪杯からの参戦にも注目

2017年のキタサンブラックは大阪杯を経由して天皇賞(春)を制した。

2026年のクロワデュノールも大阪杯を勝利してから春の盾に挑み、見事に優勝している。

この2頭に共通するのは、大阪杯で高い能力を示したうえで、3200mという未知の領域に対応した点だ。

距離延長への適性は重要だが、2000mのGⅠで高いパフォーマンスを発揮できる馬が長距離でも能力を発揮するケースはある。

ダイヤモンドステークス組も軽視できない

2025年のヘデントールはダイヤモンドステークスを勝って天皇賞(春)へ参戦し、そのまま優勝した。

2026年もダイヤモンドステークス組のヴェルテンベルクが12番人気で2着に入っている。

この2年の結果は、長距離重賞で実績を残した馬を評価する重要性を示している。

前走のレース名だけで判断するのではなく、3000m級のレースでどのような走りをしたかを確認することが大切だ。

天皇賞(春)を読み解く主要エンティティの関係

競走馬・レース 年度・実績 注目する関係性
キタサンブラック 2017年優勝 長距離GⅠの実績と先行力
フィエールマン 2019・2020年優勝 連覇を達成したステイヤー
レインボーライン 2018年優勝 後方からの差し切り
タイトルホルダー 2022年優勝 阪神芝3200mで逃げ切り
テーオーロイヤル 2024年優勝 6歳での勝利
ヘデントール 2025年優勝 ダイヤモンドSからの勝利
クロワデュノール 2026年優勝 キタサンブラック産駒の勝利
阪神大賞典 前哨戦 長距離適性を測る重要なレース
京都競馬場 8回開催 外回り芝3200m
阪神競馬場 2回開催 2021・2022年の代替開催

このように、歴代優勝馬の実績を整理すると、天皇賞(春)は単純な距離適性だけで決まる競走ではないことが分かる。

前走の内容、血統、位置取り、コース適性が複合的に関係している。

【天皇賞春の過去10年】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:天皇賞(春)の過去10年で最も多く勝っている馬は?

A1:2017〜2026年では、フィエールマンが2019年と2020年に連覇している。期間内で同レースを2勝した唯一の馬だ。なお、キタサンブラックも2016年と2017年に連覇している。

Q2:天皇賞(春)は1番人気が強いレース?

A2:2017〜2026年の10開催では、1番人気が6勝。勝率60.0%、複勝率90.0%という高い成績を残している。上位人気を中心に考えたいレースだ。

Q3:天皇賞(春)は4歳馬と5歳馬のどちらが有利?

A3:2017〜2026年では4歳馬が5勝、5歳馬が4勝。勝利数では4歳馬が上回る。特に4歳馬は長距離GⅠでの経験を積んだ世代として注目したい。

Q4:阪神大賞典組は天皇賞(春)で好走しやすい?

A4:過去10年の集計では、阪神大賞典組が3勝、2着5回、3着5回。複勝率は22.0%となっている。前走での着順やレース内容も含めて評価したい。

Q5:天皇賞(春)の過去10年で最も高い三連単配当はいくら?

A5:2026年の70,630円。クロワデュノールが1着、12番人気ヴェルテンベルクが2着、2番人気アドマイヤテラが3着となった。

Q6:天皇賞(春)は京都と阪神のどちらで開催される?

A6:通常は京都競馬場の芝3200mで行われる。2017〜2026年では2021年と2022年のみ阪神競馬場で開催された。

Q7:天皇賞(春)で穴馬を探すならどの脚質に注目すべき?

A7:先行馬を中心に考えたい。過去10年の脚質別集計では先行馬の複勝率が51.4%。一方、追込馬は勝利がなく、複勝率も4.7%だった。ただし、2026年のヴェルテンベルクのような後方からの好走例もある。

まとめ:天皇賞(春)の過去10年から見える勝ち馬の条件

2017〜2026年の天皇賞(春)を振り返ると、最も大きな特徴は上位人気馬の強さと、4歳・5歳馬の活躍だ。

1番人気は10年で6勝、複勝率90.0%。4歳馬は5勝、5歳馬は4勝を記録している。脚質では先行馬が優勢で、勝ち馬の8頭が4コーナー5番手以内から抜け出していた。

一方で、2018年のレインボーラインや2020年のスティッフェリオ、2026年のヴェルテンベルクのように、人気以上の走りを見せた馬もいる。

特に2026年のクロワデュノールの勝利は、キタサンブラックから受け継いだ血統的なつながりと、未知の3200mへの対応力という2つの意味で印象に残る結果となった。

【プロの結論】

次回の天皇賞(春)を予想する際に優先したい判断基準は、次の4つだ。

1. 長距離実績: 菊花賞や天皇賞(春)など、芝3000m以上のGⅠで好走した経験があるか。
2. 前走の内容: 阪神大賞典やダイヤモンドステークスなどの長距離重賞で結果を残しているか。
3. 位置取り: 3200mを走り切るスタミナに加え、4コーナーで好位置を確保できるか。
4. 年齢と人気: 4歳・5歳を中心に、上位人気馬の実力と近走の充実度を見極められるか。

JRAの公式成績と過去10年の集計を組み合わせることで、単なる人気順では見えない馬の適性が浮かび上がる。

天皇賞(春)は、長距離適性、持続力、展開への対応力が問われる特別なGⅠだ。歴代優勝馬の実績を振り返りながら、次の春の盾を争うステイヤーたちにも注目したい。