【2017年に何があった?】坂本花織が告白した不整脈と心臓手術の真相
坂本花織さんの病気について、2026年10月に明らかになった最も重要な事実が、2017年7月に不整脈の治療として心臓の手術を受けていたという本人の告白だ。
共同通信の取材を掲載したフィギュアスケート専門メディア「Deep Edge Plus」やデイリースポーツの2026年10月の報道によると、症状が現れ始めたのは2016年のジュニア時代だった。
練習中に突然起きた激しい動悸

坂本さんは練習中、心臓が通常とは異なる速さで激しく鼓動する症状に悩まされていた。
当初はスケートリンクのフェンスにもたれかかることで症状が落ち着いていたという。しかし、次第に発生頻度が増加。月に1回程度だったものが2回、3回と増え、最終的には横になって脚を上げなければ治まらないほどになった。
特に注目すべきなのは、通常の健康診断では異常が見つからなかったという点だ。
2017年5月、心電図検査によって不整脈が判明。精密な治療が必要となり、同年7月に手術を受けることになった。
カテーテルアブレーションとはどんな手術?
坂本さんが受けたのは、カテーテルアブレーションと呼ばれる不整脈の治療法だった。
これは、カテーテルを血管から心臓まで進め、不整脈を引き起こす異常な電気信号の経路を遮断する治療法である。
一般的な意味での胸を大きく開く開胸手術とは異なる。
今回の報道で明らかになった治療の経緯は次のとおり。
- 2016年:ジュニア時代に練習中の動悸が始まる。
- 2017年5月:心電図検査で不整脈が判明。
- 2017年7月:カテーテルアブレーションによる治療を受ける。
- 2026年10月:本人が治療後の経過について、完治したと説明。
不整脈の細かな病型や医学的な診断名までは、今回の報道では明らかにされていない。
なぜ引退後の2026年に初めて告白したのか
坂本さんは、現役生活を終えるまで、この経験を公表していなかった。
2026年10月の共同通信の取材では、当時、死の恐怖に襲われた経験も明かしている。
競技生活を送るうえで、心臓に関する不安は決して軽いものではなかったはずだ。
それでも坂本さんは、平昌、北京、ミラノ・コルティナと3度のオリンピックを経験し、世界選手権でも優勝を重ねてきた。
本人は手術について、次のように振り返っている。
手術をして(大舞台に強い)この「強心臓」が生まれた。今は何も問題はなく、超元気。
この発言は、過去の病気が現在も続いているという見方を大きく変えるものだ。
【平昌・北京オリンピック】胃腸炎で救急搬送された過去とは?
坂本花織さんの病気を調べると、心臓手術と並んで多く見られるのが、オリンピックでの体調不良に関する情報だ。
実際、坂本さんは2018年の平昌オリンピックと2022年の北京オリンピックで、いずれも胃腸炎になり、救急車で搬送された経験がある。
この事実は2026年4月23日、味の素本社を訪問した際の本人の説明によって改めて報じられた。
2018年・平昌オリンピックでの体調不良
2018年の平昌オリンピックは、坂本さんにとって初めての冬季オリンピックだった。
味の素が公開した選手プロフィールによると、女子シングルでは6位入賞を果たしている。
しかし、本人の2026年の振り返りによれば、この大会では胃腸炎を発症し、救急車で運ばれる経験をしていた。
大舞台に向けて調整を重ねる選手にとって、食事や睡眠、体調管理は競技力を左右する重要な要素となる。
2022年・北京オリンピックでも胃腸炎を経験
2022年の北京オリンピックでも、坂本さんは胃腸炎を発症して救急搬送されたと明かしている。
この大会では女子シングルで銅メダルを獲得。団体戦でも日本の銀メダル獲得に貢献した。
つまり、体調不良を経験しながらも、世界トップクラスの成績を残していたことになる。
心臓の不整脈と胃腸炎は別の問題
ここで整理しておきたいのが、2017年の心臓手術と、五輪での胃腸炎は別々の健康問題だという点だ。
| 出来事 | 内容 | 本人・報道で確認できること |
|---|---|---|
| 2017年の不整脈 | 心臓の異常な動悸 | カテーテル治療を受け、本人は完治と説明 |
| 2018年・平昌五輪 | 胃腸炎 | 救急車で搬送された経験 |
| 2022年・北京五輪 | 胃腸炎 | 同じく救急車で搬送された経験 |
| 2024~25年シーズン | 継続的な体調不良 | 約40日間、練習を休んだ |
| 2025~26年シーズン | 食事・栄養管理の改善 | 体調不良は1回に減少 |
| 2026年10月 | 健康状態について告白 | 現在は問題なく元気と説明 |
このように、オリンピックでの救急搬送を心臓疾患の再発と結びつける根拠はない。
本人が説明しているのは胃腸炎による体調不良であり、不整脈の手術とは区別して理解する必要がある。
【年間40日も体調不良】坂本花織を悩ませた慢性的なコンディション問題
坂本さんの健康状態を理解するうえで、もう一つ重要なのが2024~25年シーズンの体調不良だ。
2026年4月23日、味の素本社を訪れた坂本さんは、現役最後のシーズンに向けた食事面のサポートについて語った。
そこで明かされたのが、2024~25年シーズンには体調不良で約40日間も練習を休んでいたという事実だった。
年間40日間も練習できなかった理由
味の素の公式特設ページでは、坂本さんの体調面の課題について詳しく紹介されている。
サポート開始時の聞き取りでは、毎日疲れていて朝起きるのがつらいことや、遠征から帰国した後、約1週間にわたって体調を崩し、練習に支障が出ることなどが確認された。
背景にあったのが、体重管理を意識するあまり、食事を控えがちになっていたことだ。
フィギュアスケートはジャンプやスピンの精度、演技の美しさなどが求められる競技であり、体重管理も選手にとって大きな課題となる。
坂本さん自身も、成長期から体重管理に悩み、食事を減らす生活を続けていたという。
味の素の栄養サポート担当者による食事調査では、激しい運動量に対してエネルギーや栄養素の摂取が不足している状態が指摘された。
特に、練習後に疲れて夕食を抜いてしまうことや、糖質を避けてご飯の量を減らしていたことが課題だった。
味の素の食事サポートで実践した3つの習慣
2025~26年シーズンに向けて、坂本さんは味の素の「ビクトリープロジェクト」による栄養サポートを受けた。
取り組んだ主な習慣は次の3つだ。
1.大好きな白ご飯をしっかり食べる
これまで控えがちだった白米を積極的に食べ、練習に必要なエネルギーを確保するようにした。
2.胃腸を温めてから寝る
就寝前に胃腸を温めることを習慣化。食事では汁物も活用し、食欲が落ちているときにも食べやすい工夫を取り入れた。
3.練習前後にアミノバイタルを取り入れる
練習前後の補食として、味の素のスポーツサプリメント「アミノバイタル」を活用。運動に伴う栄養補給を意識した。
味の素公式ページによると、栄養改善前の摂取エネルギー量は、激しい運動量に対して約1,600キロカロリーだったが、改善後は約2,300キロカロリーに増加したという。
これは坂本さん本人の食事改善の事例であり、すべてのアスリートに同じ摂取量が適しているという意味ではない。
体調不良は年間40日から1回に減少
2026年4月の味の素本社訪問で、坂本さんは食事改善による変化について報告した。
2024~25年シーズンは約40日間、体調不良によって練習を休んでいたが、サポートを受けた2025~26年シーズンは、体調を崩したのがわずか1回だったという。
本人も、食事面の支援によって大きく体調を崩すことが減り、日々の練習が充実したと感謝を伝えている。
ただし、この改善を2017年の不整脈の治療と混同してはいけない。
味の素の取り組みは、食生活や栄養バランスを見直して競技コンディションを整えるためのものであり、心臓の不整脈を治療する医療行為ではない。
ここに、坂本さんの健康問題を理解する重要なポイントがある。
【噂と事実を比較】坂本花織の病気は完治した?慢性疾患説を検証
「坂本花織は現在も心臓病を患っているのではないか」「慢性的な病気が原因で競技を引退したのではないか」といった疑問を持つ人もいる。
しかし、2026年10月までの本人の発言や報道を整理すると、確認できる事実は異なる。
| 検索される疑問・噂 | 確認できる事実 | 判断 |
|---|---|---|
| 現在も不整脈が続いている? | 2017年に治療し、本人は完治と説明 | 継続中との公表情報なし |
| 心臓病が原因で引退した? | 2026年3月の世界選手権を最後に現役引退 | 心臓病が引退理由との発表なし |
| 五輪の救急搬送は心臓疾患? | 平昌・北京ともに本人は胃腸炎と説明 | 不整脈とは別の問題 |
| 年間40日の体調不良は心臓病? | 2024~25年の栄養・コンディション面の問題が報じられた | 心臓病との因果関係は示されていない |
| 2026年も病気で苦しんでいる? | 10月の取材で本人は現在問題ないと説明 | 本人の最新発言では健康状態は良好 |
なぜ慢性疾患の噂が広がりやすいのか
背景には、複数の出来事が同じ「病気」という検索ワードでまとめられてしまうことがある。
2017年の心臓手術、2018年と2022年の胃腸炎、2024~25年の年間40日の体調不良。
これらはそれぞれ異なる時期に起きた出来事だ。
しかも、いずれも競技生活に影響する深刻な経験だったため、検索する側から見ると一つの長期的な病気が続いているように感じられることもある。
しかし、公開されている情報からは、これらを同一の慢性疾患として結びつける医学的根拠は確認できない。
「過去に重大な病気を経験したこと」と「現在もその病気を患っていること」は、まったく別の話である。
坂本さんの場合、2017年の不整脈は本人が完治したと説明しており、2026年10月には健康上の問題がないと明言している。
これが現在の健康状態を判断するうえで、最も重要な情報だ。
【2026年最新】坂本花織の現在の健康状態と引退後の活動
2026年10月30日現在、坂本花織さんは競技生活を終え、コーチやプロスケーターとして活動している。
健康状態については、10月24日に報じられた共同通信のインタビューで、自ら不整脈の手術歴と現在の状態を説明した。
2026年10月の本人発言が示す現在
今回の告白で特に注目されるのは、過去の不整脈について「完治した」と説明しただけでなく、現在は何も問題がなく元気だと語ったことだ。
つまり、2017年の手術を受けた後も長く競技を続け、2026年の現役引退まで第一線で活動できたことになる。
また、2025~26年シーズンは食事改善によって体調不良の回数も大幅に減った。
少なくとも2026年10月時点で、本人が公に語っている健康状態は良好だ。
ただし、本人の説明は現在の健康状態についての自己申告であり、すべての医学的検査結果や診療記録が公表されたという意味ではない。
2026年3月に現役引退、21年4か月の競技生活に幕
2026年3月の世界選手権を最後に、坂本さんは現役生活に区切りをつけた。
同年5月13日には所属先のシスメックスが引退会見を実施したことを発表。
会社の公式発表によると、坂本さんのスケート人生は21年4か月に及んだ。
引退後については、生まれ育った神戸で子どもたちにスケートの楽しさを伝えるコーチになりたいという意向を示している。
心臓の手術や五輪での体調不良を経験しながらも、長年にわたって競技を続けた坂本さんにとって、新しい挑戦の始まりとなった。
【引退後の現在】坂本花織はコーチとしてどんな活動をしている?
2026年10月現在、坂本さんは指導者としての活動を始めている。
10月21日付のデイリースポーツによる共同通信の取材記事では、コーチ業について本人が「やりがいはめちゃくちゃある」と語った。
現役時代は自分自身の演技や結果に集中していたが、指導する立場になると、選手の成長を客観的に見守る必要がある。
ジャンプが安定したり、これまで跳べなかった技ができるようになったりすることがうれしいという。
自分の経験を次世代の選手に伝える
坂本さんが指導者として大切にしているのは、選手が自立できるように育てることだ。
2026年10月28日の共同通信によるロングインタビューでも、コーチ業やプロスケーターとしての活動、テレビやイベント出演など、引退後の多忙な生活が紹介されている。
また、現役時代の経験を振り返ることは、次世代の選手にとっても大きな意味を持つ。
特に、体重管理や食事制限、コンディション維持に関する経験は、これから競技を続ける若い選手に伝えられる貴重な知識となる。
坂本さん自身、2026年4月の味の素本社訪問で、食事に関する経験を後輩に伝えていきたいという考えを示していた。
これは単に技術を教えるだけではなく、選手が長く健康的に競技を続けるための指導にもつながる。
【坂本花織の病気】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:坂本花織は2017年の心臓病を完治したのですか?
2017年7月に不整脈の治療としてカテーテルアブレーションを受けています。2026年10月の本人の告白では完治したと説明しており、現在は健康上の問題がないと語っています。
Q2:坂本花織が平昌・北京オリンピックで救急搬送された原因は何ですか?
本人によると、両大会で胃腸炎を発症したためです。2017年の不整脈とは別の健康問題であり、心臓疾患の再発による搬送と説明されたものではありません。
Q3:坂本花織が年間40日も体調不良だったというのは本当ですか?
本当です。2024~25年シーズンに約40日間、体調不良で練習を休んでいたことを本人が2026年4月に明かしました。味の素の食事サポートを受けた2025~26年シーズンには、体調を崩した回数が1回に減ったと報告しています。
Q4:坂本花織は2026年現在も病気を患っていますか?
2026年10月の本人の発言では、2017年の不整脈は完治しており、現在は何も問題がないとのことです。現在も慢性疾患を抱えているという公表情報は確認されていません。
まとめ:【プロの結論】坂本花織の病気は過去の治療歴と現在の健康状態を分けて考える
坂本花織さんの病気について、2026年10月までに明らかになった情報を整理すると、重要なポイントは次の5つだ。
- 2017年7月:不整脈に対するカテーテルアブレーションを受けた。
- 2018年・2022年:平昌・北京オリンピックで胃腸炎になり、救急搬送された。
- 2024~25年:体調不良で約40日間、練習を休んだ。
- 2025~26年:味の素の食事サポートを受け、体調不良は1回に減少した。
- 2026年10月:本人が不整脈の完治と現在の健康状態の良さを告白した。
今回の告白で明らかになったのは、華やかな競技実績の裏側に、心臓の病気や繰り返す胃腸炎、体調管理の苦労があったということだ。
特に注目したいのは、2017年の心臓手術と、2024~25年の栄養不足に関連するコンディション問題を混同しないことだ。
前者は不整脈に対する医療的な治療であり、後者は競技生活における食事や栄養管理の課題だった。
そして2026年、坂本さんは21年4か月に及ぶ競技生活を終え、新たにコーチとして歩み始めている。
過去の病気を乗り越えた経験に加え、食事改善によって競技コンディションを整えた経験も、今後の指導に生かされていくはずだ。
坂本花織さんの現在について最も確かな答えは、本人が2026年10月に語った「今は何も問題はなく、超元気」という言葉にある。 過去の病歴だけで現在の健康状態を判断するのではなく、最新の本人発言と実際の活動状況を合わせて見ることが大切だ。