【機体設定】ガンダムブレイカー バトローグ発のカスタム機、その正体とは?
ガンダムパーフェクトストライクフリーダムの初登場作品は、2021年に展開された『ガンダムブレイカー バトローグ』だ。
同作は、ゲームとガンプラを連動させた「ガンダムブレイカー バトローグ プロジェクト」から生まれた全6話のショートフィルム。2021年10月19日に配信が始まり、同年11月23日に最終話が公開された。
この企画の大きな特徴は、既存のガンダム作品に登場するモビルスーツの要素を組み合わせ、独自のガンプラとして再構築することにある。ガンダムパーフェクトストライクフリーダムも、そのコンセプトを象徴する機体の一つだ。
製作・使用するのは、ミヤマ・サナ。『ガンダムブレイカーモバイル』から登場したキャラクターで、声を担当するのは高橋李依だ。サナが使用するガンプラとして、ストライクフリーダムの特徴的なシルエットにパーフェクトストライクの重武装を組み込んでいる。
注目したいのは、単純に2機のパーツを並べた機体ではないこと。背部のストライカーユニットを専用設計にすることで、異なる世代の機体コンセプトを一つのカスタムガンプラとしてまとめている。
つまり、本機は『機動戦士ガンダムSEED』の世界に登場する正規の後継モビルスーツではなく、ガンプラバトルを舞台にした独自のカスタマイズ機という位置付けだ。ここを理解すると、名前に含まれる「パーフェクト」と「ストライクフリーダム」の意味も分かりやすくなる。
作品情報はサンライズの公式作品紹介、機体のカスタマイズコンセプトはBANDAI SPIRITSの商品説明にも記載されている。
【武装・設定】8基のドラグーンとスーパーマルチプルアサルトストライカーを解説

本機の最大の見どころは、背部の大型装備「スーパーマルチプルアサルトストライカー」だ。
これは、パーフェクトストライクガンダムが持つマルチプルアサルトストライカーを、ストライクフリーダムガンダムの機体特性に合わせて発展させた装備。エールストライカーの機動力、ソードストライカーの近接攻撃力、ランチャーストライカーの砲撃能力を一体化している。
さらに、ストライクフリーダム由来のドラグーンシステムを組み込み、攻撃手段を大幅に増やしている。
1. スーパードラグーン8基
背部の翼状ユニットには、合計8基のスーパードラグーンが搭載されている。
これらは単なる追加武装ではなく、機体から分離して遠隔攻撃を行う機動兵装だ。複数の敵を同時に狙うオールレンジ攻撃に対応し、本体の射撃武装と組み合わせることで広い攻撃範囲を確保できる。
8基という数は、ストライクフリーダムガンダムのドラグーンシステムを引き継ぐ要素でもある。違いは、その搭載方法。パーフェクトストライクフリーダムでは、エールストライカーを思わせる背部ユニットに集約され、翼全体の存在感を強めている。
2. シュベルトゲベール
シュベルトゲベールは、ソードストライクガンダムに由来するレーザー対艦刃だ。大型の格闘武器として、近接戦闘での攻撃力を担う。
本機では単独で使用できるだけでなく、アグニとの連結にも対応。組み合わせによって大型武装へと変化する点が特徴だ。
3. アグニ
アグニは、ランチャーストライクガンダムを代表する超高インパルス砲。遠距離から強力な砲撃を行うための武装である。
パーフェクトストライクフリーダムでは、単独の砲撃武器としてだけでなく、シュベルトゲベールと連結して大型ビーム砲の形態にもできる。
この組み合わせにより、格闘武器と射撃武器を状況に応じて使い分けられる。
4. パンツァーアイゼン
左肩に装備されているのが、ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」だ。
先端のクローを射出し、相手を捕捉したり攻撃したりするための装備である。パーフェクトストライクガンダム由来の武装を受け継いだ部分であり、本機の特徴的な外観にもつながっている。
5. その他の全身武装
本機は背部と両肩だけでなく、腕部や腰部にも複数の武装を配置している。
- クスィフィアス3レール砲:ストライクフリーダム由来のレール砲。背部ユニット上面に搭載されている。
- コンボウェポンポッド:右肩に装着されたガトリング砲とマイクロミサイルランチャーの複合装備。
- インドラ:右前腕部に備える電撃兵装。
- リヒトファング:左前腕部にビーム刃を形成する近接武装。
- ビームシールド:防御用のビーム兵装。
これらの構成は、攻撃方法を一つに限定しないという本機の設計思想を表している。遠距離砲撃、近接戦闘、オールレンジ攻撃、迎撃、防御を一機に集約した重武装仕様だ。
なお、シュベルトゲベールとアグニの連結形態、パンツァーアイゼンの射出ギミック、腕部のビームパーツなどは、BANDAI SPIRITSの製品情報でも紹介されている。
【徹底比較】ストライクフリーダムガンダム・パーフェクトストライクガンダムとの違い
ガンダムパーフェクトストライクフリーダムを理解するうえで、混同しやすいのが2機のベースとなったガンダムだ。
名前は似ているものの、ストライクフリーダムガンダムとパーフェクトストライクガンダムは、そもそも設計思想が異なる。前者は高機動・高火力を特徴とする機体であり、後者は複数のストライカーパックの機能を統合した完全武装仕様だ。
パーフェクトストライクフリーダムは、その両方の長所を取り入れたカスタムガンプラとして位置付けられる。
3機の関係性・特徴比較
ストライクフリーダムガンダムとの違い
最も分かりやすい違いは、背部ユニットの構造と武装の構成だ。
ストライクフリーダムガンダムは、背部の機動兵装ウイングとスーパードラグーンを中心とした設計で、腰部にはクスィフィアス3レール砲を装備する。
一方、パーフェクトストライクフリーダムでは、背部にスーパーマルチプルアサルトストライカーを装備。ドラグーンを翼状ユニットに配置し、レール砲も背部側に移している。
さらに、シュベルトゲベールやアグニ、パンツァーアイゼンなどの装備が追加されているため、外観もかなり異なる。
つまり、ストライクフリーダムの単純な色違いや武装追加版ではない。機体の基本的な特徴を残しながら、戦闘スタイルそのものを拡張したカスタム機なのだ。
パーフェクトストライクガンダムとの違い
パーフェクトストライクガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するストライクガンダムの完全武装仕様だ。
エールストライカーによる機動力、ソードストライカーによる近接戦闘能力、ランチャーストライカーによる砲撃能力を一つのマルチプルアサルトストライカーに統合している。
パーフェクトストライクフリーダムは、この統合思想をストライクフリーダムの機体構成に応用したもの。シュベルトゲベールとアグニを採用しながら、ドラグーンシステムまで組み合わせている点が大きな違いとなる。
両機の関係は、単なる名前の共通性ではなく、武装思想の継承と発展にある。パーフェクトストライクガンダムが持つ「全部載せ」の魅力を、ストライクフリーダムの方向性に合わせて再構築した機体と捉えると理解しやすい。
この3機の関係は、ガンダム公式サイトの『機動戦士ガンダムSEED』メカニック紹介と、BANDAI SPIRITSの製品解説を照らし合わせると明確になる。
【HG 1/144】発売日・価格・付属品・ギミックを総まとめ
ガンダムパーフェクトストライクフリーダムは、BANDAI SPIRITSからHG 1/144スケールのガンプラとして商品化されている。
発売は2021年12月11日。メーカー希望小売価格は2,530円(税込)だった。
ゲームとガンプラの連動企画から生まれたオリジナル機体を、実際に組み立てて楽しめる商品として展開された。なお、2026年現在の中古価格や店舗販売価格は、当初のメーカー希望小売価格とは異なる場合がある。
商品基本情報
発売日と価格はBANDAI SPIRITSの公式商品情報に掲載されている。
付属品一覧
本キットの魅力は、機体本体だけでなく、特徴的な武装やエフェクトパーツが用意されていることだ。
- ビームエフェクト一式
- ビームシールドエフェクト×1
- レーザー対艦刃「シュベルトゲベール」×1
- 超高インパルス砲「アグニ」×1
- パンツァーアイゼン用リード線×1
- ホイルシール×1
- ハンドパーツ一式
特に重要なのは、シュベルトゲベールとアグニが付属すること。両方を組み合わせることで、設定上の大型武装を再現できる。
注目したい4つのギミック
シュベルトゲベールとアグニの連結
2種類の武装を組み合わせ、スーパーシュベルトゲベールやスーパーアグニをイメージした大型武装形態を再現できる。
パンツァーアイゼンの射出
付属のリード線を使用して、左肩からクローを射出した状態を表現できる。クローの開閉ギミックも見どころだ。
ビームシールドの再現
クリアパーツのエフェクトを使い、防御兵装を展開した姿を楽しめる。
大型バックパックの可動とディスプレイ
8基のドラグーンを配置した背部ユニットが、完成後のシルエットを大きく変える。各種武装と合わせて迫力ある展示ができる。
なお、メーカーの付属品一覧には専用ディスプレイスタンドは記載されていない。ドラグーンを浮かせた状態で展示したい場合は、別売りのスタンドも検討したい。
以上の発売情報、付属品、ギミックはBANDAI SPIRITSの公式商品ページに基づく。
【HGの評判】デザイン・組み立て・可動性の評価は?
HG 1/144 ガンダムパーフェクトストライクフリーダムの魅力は、何といっても武装のボリュームだ。
ストライクフリーダムの特徴を残しながら、パーフェクトストライクの武装を取り入れた外観は、通常のHGシリーズとは違った存在感を持つ。特に背部のスーパーマルチプルアサルトストライカーは、完成後の展示で目を引く部分だ。
高く評価されやすいポイント
ガンプラレビューでは、次のような点が魅力として取り上げられている。
- 武装の豊富さ:剣、砲撃武器、アンカー、ビームエフェクトなど、組み替えやポージングの選択肢が多い。
- 独特のデザイン:ストライクフリーダムとパーフェクトストライクの特徴が一つの機体にまとまっている。
- 大型バックパック:8基のドラグーンを備えた背部ユニットが、完成品の迫力を高める。
- アクションの幅:シュベルトゲベールとアグニの連結や、パンツァーアイゼンの射出状態を楽しめる。
購入前に知っておきたい注意点
一方、武装が多いことは、組み立てや展示の面では注意点にもなる。
まず、ドラグーンが8基あるため、同系統のパーツを複数組み立てる工程がある。大型バックパックも含め、完成までの作業量はシンプルなHGより多く感じられる可能性がある。
また、全武装を取り付けると機体全体のボリュームが大きくなる。コンパクトな展示スペースでは、翼や武装が周囲に干渉しないよう配置を考える必要がある。
価格.comに掲載された購入者レビューでは、確認できる集計対象は2件で、総合満足度は4.0。デザイン項目は4.55、作り込みと組み立てやすさはそれぞれ3.55だった。
ただし、これは少数の投稿を対象にした評価であり、購入者全体の満足度を示す統計ではない。レビュー内容から読み取れるのは、デザインや武装の充実が魅力になる一方、パーツ数や組み立て工程を負担に感じる人もいるということだ。
どんな人におすすめ?
| おすすめできる人 | 購入前に検討したい人 |
|---|---|
| ストライクフリーダムが好き | シンプルな機体が好き |
| 重武装ガンプラが好き | 小さな展示スペースしかない |
| ドラグーンの展開を楽しみたい | パーツ数の多い組み立てが苦手 |
| 武器の組み替えやポージングを楽しみたい | 軽装で扱いやすいHGを探している |
見た目のインパクトや武装の再現度を重視するなら、満足度の高い選択肢になりやすい。一方、組み立ての手軽さや省スペース性を優先する場合は、別のHGシリーズと比較してから選ぶとよい。
【プロの結論】パーフェクトストライクフリーダムの本当の魅力は「融合」にある
ガンダムパーフェクトストライクフリーダムの魅力を考えるとき、単純に武装の数だけで評価するのは十分ではない。
本機が面白いのは、ストライクフリーダムガンダムとパーフェクトストライクガンダムという、異なる設計思想を一つのガンプラにまとめた点にある。
ストライクフリーダムは、ドラグーンシステムを含む高機動・高火力の戦闘能力が特徴。一方、パーフェクトストライクは、エール・ソード・ランチャーの各機能を一つのユニットに統合する発想から生まれた。
この2つを組み合わせた結果、パーフェクトストライクフリーダムは、ドラグーンによるオールレンジ攻撃と、複数のストライカー由来の武装を併せ持つ機体になった。
これは、ガンプラの楽しみ方そのものを反映したデザインでもある。既存機体の特徴を理解し、それぞれの長所を選び、新しい機体として成立させる。『ガンダムブレイカー』シリーズが掲げるカスタマイズの面白さが、機体の設定に直接表れている。
また、2024年には『ガンダムビルドメタバース』から「ガンダムパーフェクトストライクフリーダムルージュ」もHG化された。こちらは2024年1月13日発売で、メーカー希望小売価格は2,530円(税込)。シュベルトゲベール、アグニ、パンツァーアイゼンなどの装備構成を受け継いでいる。
ただし、ルージュは別作品の別キャラクターが使用するバリエーション機だ。元祖パーフェクトストライクフリーダムと混同しないようにしたい。
【パーフェクトストライクフリーダム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ガンダムパーフェクトストライクフリーダムは何の作品に登場する?
A1:2021年配信のショートフィルム『ガンダムブレイカー バトローグ』に登場するカスタムガンプラだ。ミヤマ・サナが使用する機体として設定されている。
Q2:ドラグーンは何基搭載されている?
A2:背部のスーパーマルチプルアサルトストライカーに合計8基搭載されている。ストライクフリーダム由来のドラグーンシステムを取り入れた構成だ。
Q3:HGガンプラの発売日と価格はいくら?
A3:2021年12月11日発売で、メーカー希望小売価格は2,530円(税込)。2026年現在の販売価格は、店舗や中古市場の流通状況によって異なる。
Q4:ストライクフリーダムガンダムとは別の機体?
A4:別の機体として扱われる。ストライクフリーダムをベースに、パーフェクトストライクの武装や機能を加えたカスタムガンプラであり、単なる色違いではない。
Q5:HGキットにはパンツァーアイゼンの射出パーツが付属する?
A5:付属する。リード線を使うことで、左肩からクローを射出した状態を再現できる。
Q6:シュベルトゲベールとアグニは合体できる?
A6:できる。連結によって大型武装の2形態を再現できるため、本キットの代表的なギミックの一つになっている。
まとめ:ガンダムパーフェクトストライクフリーダムは武装とカスタマイズの集大成
ガンダムパーフェクトストライクフリーダムは、『ガンダムブレイカー バトローグ』から生まれた、ストライクフリーダムとパーフェクトストライクの要素を融合したカスタムガンプラだ。
背部のスーパーマルチプルアサルトストライカーに搭載された8基のドラグーン、シュベルトゲベール、アグニ、パンツァーアイゼンなど、多彩な武装が大きな特徴となっている。
HG 1/144キットは2021年12月11日に2,530円(税込)で発売。武装の組み替えや射出ギミックなど、設定上の魅力を実際に組み立てて楽しめる商品だ。
2026年に改めて注目するなら、単にストライクフリーダムの強化版として見るのではなく、異なるガンダムの設計思想を組み合わせた「ガンプラカスタマイズの完成形の一例」として捉えたい。
機体設定を知ってからHGを組み立てれば、8基のドラグーンや大型バックパック、各武装の配置にも、それぞれ異なる意味があることが分かる。ミヤマ・サナの愛機としての個性と、ガンプラならではの自由な発想を同時に楽しめる一機だ。
主な参考資料
- BANDAI SPIRITS「HG 1/144 ガンダムパーフェクトストライクフリーダム」公式商品情報
- サンライズ「ガンダムブレイカー バトローグ」作品紹介
- GUNDAM Official Website「機動戦士ガンダムSEED」メカニック紹介
- BANDAI SPIRITS「ガンダムブレイカー バトローグ」関連発表資料
- 価格.com掲載の購入者レビュー