【小栗旬が織田信長を演じたのは何度目?】2014年・2016年・2026年の出演歴を整理
まず、最も気になる「小栗旬は織田信長を何度演じたのか」という疑問から整理します。
小栗旬が織田信長役を演じた作品は、2014年のドラマ『信長協奏曲』、2016年の映画『信長協奏曲』、そして2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』です。ただし、2014年と2016年は同じ作品シリーズなので、独立した信長役のプロジェクトとして数えるなら、2026年の大河ドラマが2度目となります。
2025年2月3日に発表されたNHKのキャスト情報を受け、報道各社も小栗旬が約10年ぶりに再び織田信長を演じると紹介しました。『信長協奏曲』での信長役を知る視聴者にとって、今回の大河出演は大きな話題となりました。
作品ごとの信長役の違い

3作品を比較すると、同じ織田信長という人物でも、物語の視点と人物設定が大きく異なります。
- 2014年ドラマ: 現代の高校生サブローが信長になり代わる物語。小栗旬がサブローと本物の信長を演じ分ける。
- 2016年映画: ドラマの続編にあたる完結編。本能寺の変を中心に、二役の関係がさらに複雑になる。
- 2026年大河: 歴史上の織田信長を演じる。豊臣秀長と秀吉の視点から、信長の権力、孤独、兄弟関係を描く。
したがって、「小栗旬は信長を3作品で演じた」という説明は作品単位では正しく、「信長役は2度目」という報道はシリーズをまとめた出演プロジェクト単位の数え方です。両者は矛盾していません。
【サブローと本物の信長は別人!】小栗旬の一人二役が『信長協奏曲』最大の見どころ
『信長協奏曲』を理解するうえで欠かせないのが、サブローと本物の織田信長の関係です。
原作は、石井あゆみによる漫画『信長協奏曲』。2009年に小学館の漫画誌「ゲッサン」で連載が始まりました。現代の高校生が戦国時代にタイムスリップし、歴史上の人物と人生を入れ替えるという大胆な設定が特徴です。
物語の主人公サブローは、歴史が苦手で勉強も得意ではない、ごく普通の現代の高校生。突然戦国時代に飛ばされた彼は、自分と瓜二つの顔をした本物の織田信長と出会います。
病弱だった本物の信長から、自分の代わりに織田信長として生きてほしいと頼まれたサブローは、その役割を引き受けることになります。
サブローと本物の織田信長の性格の違い
同じ顔を持つ二人ですが、内面は対照的です。
サブローは現代人らしい価値観を持ち、戦国時代の常識にとらわれません。人を殺すことや、家のために命を捨てることを当然とする武将たちの考え方に戸惑いながらも、平和な世の中を作ろうとします。
一方、本物の織田信長は戦国時代の厳しい現実を知る人物です。武将としての責任や野心を持ち、サブローとは異なる方法で時代を動かそうとします。
この対照的な人物を同じ俳優が演じることで、外見が同じでも立ち居振る舞いや表情、声の印象によって人物の違いが伝わる構造になっています。
小栗自身も2016年のシネマトゥデイのインタビューで、ドラマではサブローと本物の信長を交互に演じる撮影が大変だったと振り返っています。映画では役ごとに撮影日を分けてもらい、それぞれに集中できたと語っています。
この二役は、単に同じ俳優が二人の人物を演じるという技術的な挑戦ではありません。サブローが信長として生きることによって、歴史上の英雄像そのものを問い直す仕掛けでもあります。
【ドラマ2014年・映画2016年・大河2026年】作品とキャストの関係を比較
小栗旬の信長役を比較するときは、共演者と物語上の立場も重要です。特に『信長協奏曲』と『豊臣兄弟!』では、秀吉との関係や明智光秀の位置づけが異なります。
小栗旬の信長出演歴・共演者一覧
出典:フジテレビ公式番組情報・映画情報、NHK大河ドラマ関連発表、所属事務所の出演情報をもとに整理。
2014年ドラマ『信長協奏曲』のキャスト
2014年10月から12月まで放送されたフジテレビの月9ドラマは、時代劇と青春ドラマ、SF要素を融合させた作品です。
主要キャストは次のとおりです。
- 小栗旬:サブロー/織田信長
- 柴咲コウ:帰蝶
- 向井理:池田恒興
- 山田孝之:羽柴秀吉
柴咲コウが演じる帰蝶は、サブローの妻となる重要人物です。現代的な価値観を持つサブローと、戦国時代を生きる帰蝶の関係は、作品の人間ドラマを支える大きな要素になっています。
また、山田孝之演じる羽柴秀吉は、サブローを取り巻く人間関係に緊張感をもたらします。単純な英雄譚ではなく、嫉妬や野心、忠誠心が交錯するところも作品の特徴です。
2016年映画『信長協奏曲』のキャスト
映画版は2016年1月23日に公開され、ドラマから続く物語の最終章を描きました。
帰蝶役の柴咲コウ、池田恒興役の向井理、羽柴秀吉役の山田孝之らが続投。さらに、藤ヶ谷太輔、水原希子、古田新太、濱田岳、髙嶋政宏らも出演しています。
映画では、本能寺の変が物語の中心になります。サブローが自分の運命を知りながら、歴史を変えようとする展開が描かれます。
【映画版の重要な仕掛け】小栗旬の明智光秀役と本能寺の変のあらすじ
『信長協奏曲』の映画版を語るうえで、特に重要なのが明智光秀の正体です。
一般的な歴史ドラマでは、織田信長と明智光秀は主君と家臣という関係で描かれ、本能寺の変では光秀が信長に謀反を起こします。
しかし、『信長協奏曲』では、この関係に独自のアレンジが加えられています。
本物の織田信長が明智光秀として登場する
本作では、サブローに信長の座を譲った本物の織田信長が、明智光秀として再び登場します。
つまり、小栗旬はサブローと本物の信長という二人を演じるだけでなく、本物の信長が明智光秀という立場で動く物語も演じることになります。
ここで注意したいのは、小栗旬が史実上の明智光秀を通常の意味で演じたということではない点です。作品独自の設定で、本物の信長が明智光秀として行動しているのです。映画の出演情報でも、サブローと本物の信長(明智光秀)という役柄が整理されています。
映画版の本能寺の変はどう描かれた?
映画版の物語では、サブローが安土城の完成と天下統一を目前にしています。しかし、手にした教科書から、歴史上の織田信長が本能寺の変で命を落とすことを知ってしまいます。
サブローは運命に苦悩しながらも、この時代で生き抜くことを決意します。帰蝶との結婚式を京都の本能寺で計画する一方、周囲では不穏な動きが進行していきます。
サブローに愛情を寄せる人々を見て嫉妬心を募らせる光秀。そして、信長に積年の恨みを抱く秀吉も暗殺の機会をうかがいます。
こうして、本能寺はサブローにとって幸せを迎える場所であると同時に、歴史の運命と向き合う場所になります。
史実を知る視聴者にとっては結末が予想できる題材ですが、本作は「歴史を知っているからこそ、運命に抗う主人公を応援したくなる」という逆説的な面白さを持っています。
小栗旬の二役に対する評価
2016年の映画公開時には、柴咲コウも小栗旬の演じ分けについて評価しています。
「オーラが全然違うので、別人って感じ」
これは映画公開時の舞台あいさつを報じた毎日キレイの記事で紹介されたコメントです。外見が同じ人物を演じながら、役によって異なる印象を生み出していたことがうかがえます。
【2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』】小栗旬の新しい織田信長像と現在
2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、豊臣秀吉の弟である豊臣秀長を主人公に据えた作品です。
主演は仲野太賀。池松壮亮が豊臣秀吉を演じ、小栗旬は二人にとって重要な主君となる織田信長を担当しています。
2025年2月3日に発表されたキャスト情報では、小栗旬のほか、宮﨑あおいがお市役、松下洸平が徳川家康役、山口馬木也が柴田勝家役を務めることも明らかになりました。明智光秀役は要潤です。
『信長協奏曲』とは異なる信長の人物像
今回の大河ドラマでは、現代の高校生が入れ替わった信長ではなく、戦国時代を生きる織田信長そのものが描かれます。
物語の中心は秀長の視点です。信長は、秀吉と秀長が天下を目指す過程で仕える絶対的な主君として登場します。
制作統括の松川博敬チーフプロデューサーは、小栗旬を起用した理由として、信長の持つ迫力と覚悟だけでなく、弟・信勝を失った傷や人間的な弱さも表現できる点を挙げています。
また、秀吉と秀長の兄弟関係と、信長と信勝の兄弟関係を対比する構成も、キャスティングの重要な背景になっています。
ここに『信長協奏曲』との大きな違いがあります。
- 『信長協奏曲』:現代人サブローの視点から、信長という人物を新しい角度で描く。
- 『豊臣兄弟!』:秀長の視点から、信長の権力や孤独、兄弟との関係を描く。
同じ俳優が演じても、作品の主人公が誰なのかによって、信長の見え方は変わります。
2026年7月12日、本能寺の変で小栗旬の信長が最期を迎える
2026年7月12日放送の第27回「本能寺の変」では、小栗旬演じる織田信長の最期が描かれました。
この回では、明智光秀(要潤)の謀反によって信長が追い詰められます。日刊スポーツが紹介したNHKを通じた小栗のコメントによると、光秀と対面する場面の「お前じゃない」というセリフは、脚本にはなかった小栗自身の提案によるものでした。
小栗は、信長にとっては光秀ではなく秀吉が討ちに来る方が納得できる最期だったのではないか、という人物像を考えて演じたと説明しています。
さらに、信長の弟・信勝の幻影が登場する場面についても、信長が自分の人生を振り返り、未来を託せる人間がいるという思いに至った心境を語っています。
この描写は、単に歴史上の有名な事件を再現するだけではなく、兄弟関係を中心に据えた『豊臣兄弟!』ならではの本能寺の変でした。
小栗旬の信長役に対する2026年の評価
『豊臣兄弟!』での小栗旬の信長役については、制作統括による具体的な評価も報じられています。
制作統括の松川博敬チーフプロデューサーは、小栗の第6回での演技を「脚本を超えた芝居だった」と評価した。
特に注目されたのは、弟・信勝との関係を描いた場面です。強い権力を持つ信長でありながら、弟を失う悲しみや人間的な弱さが表れる演技が、制作側から高く評価されました。
2014年の『信長協奏曲』では、サブローと本物の信長の演じ分けが見どころでした。2026年の『豊臣兄弟!』では、一人の歴史上の人物が抱える葛藤を表現することが中心になっています。
この違いこそ、小栗旬が再び信長を演じる意味を考えるうえで重要なポイントです。
2026年10月末、小栗旬の最新出演情報
2026年10月31日時点で、小栗旬は大河ドラマ以外にも映画や連続ドラマで活動しています。
所属事務所トライストーン・エンタテイメントの公式プロフィールでは、2026年10月から放送されているTBS金曜ドラマ『LOST10』への出演が掲載されています。小栗が演じるのは、フリーの保険調査員・直(なお)です。横浜流星演じる小駒とともに、登山ツアーの遭難事故をめぐる真相を追います。
また、2026年10月23日公開の映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』では主演を務めています。三池崇史監督によるサスペンスアクションで、小栗は新宿・歌舞伎町を舞台にした悪徳刑事・矢吹恭二を演じています。
つまり、2026年秋の小栗旬は、信長役だけに活動が限定されているわけではありません。大河ドラマでの信長役を経て、現代劇や映画でも異なる人物像を演じています。
【小栗旬と織田信長】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小栗旬が織田信長を演じたのは何回目ですか?
A1:『信長協奏曲』の2014年ドラマ・2016年映画に続き、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』が2度目の信長役のプロジェクトです。個別の作品として数えれば、3作品になります。
Q2:小栗旬は『信長協奏曲』で明智光秀も演じていますか?
A2:映画版では、本物の織田信長が明智光秀として登場する設定です。小栗旬はサブローと本物の信長の二役を担当し、本物の信長が光秀の立場で動く展開も演じています。
Q3:『信長協奏曲』のドラマと映画はどちらを先に見るべきですか?
A3:2014年のドラマを先に見てから、2016年の映画を見る順番がおすすめです。映画はドラマから続く物語の完結編であり、サブローと帰蝶、秀吉らの関係を理解していると、本能寺の変の展開をより深く楽しめます。
Q4:2026年の『豊臣兄弟!』でも小栗旬は信長を演じていますか?
A4:はい。小栗旬は織田信長役で出演しています。ただし、2026年7月12日放送の第27回「本能寺の変」で信長の最期が描かれています。
Q5:2026年10月現在、小栗旬は何に出演していますか?
A5:TBS金曜ドラマ『LOST10』に直役で出演しています。また、2026年10月23日公開の映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』では矢吹恭二役を務めています。
まとめ:小栗旬の信長役は二つの作品世界で進化した
小栗旬と織田信長の関係を整理すると、2014年の『信長協奏曲』から2026年の『豊臣兄弟!』まで、約12年にわたる役柄の変化が見えてきます。
『信長協奏曲』では、現代の高校生サブローと本物の織田信長という二役を演じ、映画では本物の信長が明智光秀として登場する独自の設定にも挑戦しました。
一方、『豊臣兄弟!』では、秀吉・秀長兄弟の人生を左右する主君としての信長を演じています。弟・信勝との悲しい関係や、本能寺の変での最期など、英雄の内面に踏み込んだ人物像が印象的でした。
作品選びのポイントは、次のように整理できます。
- 小栗旬の二役と意外性を楽しみたい人:2014年ドラマ『信長協奏曲』
- 本能寺の変とサブローの物語の結末を知りたい人:2016年映画『信長協奏曲』
- 人間味や葛藤を持つ歴史上の信長を見たい人:2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』
小栗旬の信長役は、単に同じ人物を再演したというだけではありません。現代人が信長になったらどうなるかという物語から、信長自身の人生や人間関係を掘り下げる物語へと、表現の方向性が変化しています。
2026年の大河ドラマを通じて改めて注目されたのは、強さだけでは語れない織田信長の人間的な側面です。過去の『信長協奏曲』と見比べることで、小栗旬という俳優の演じ分けと、同じ歴史上の人物を異なる視点から描く面白さを、より深く味わえます。