クラフトビール東京2026最新ガイド!人気店・醸造所・価格相場を徹底比較
東京でクラフトビールを楽しむなら、どのエリアのどの店を選べばよいのか。東京駅周辺のアクセス重視のビアバーから、渋谷・新宿の専門店、吉祥寺の飲み比べスポット、実際にビールを醸造するブルワリーまで、選択肢は幅広い。2026年は品川に大型のブルワリーレストランが誕生するなど、東京のクラフトビールシーンにも新しい動きが見られる。
価格も、手頃なハーフパイントから希少銘柄の飲み比べ、料理付きの飲み放題プランまでさまざま。この記事では、実際の店舗情報や公式メニューをもとに、東京のおすすめ店、醸造所、エリア別の特徴、価格相場を整理する。クラフトビール初心者でも自分好みの一杯を見つけられるよう、ビールの種類や注文方法も紹介したい。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の注目スポット:3月30日に品川インターシティに開業した「YONA YONA TOKYO BREWERY」は、醸造所を併設する大型レストラン。
- おすすめエリア:東京駅・日本橋はアクセス、渋谷・新宿は専門店の選択肢、吉祥寺は飲み比べや個性的なビール探しに適している。
- 価格の目安:調査した店舗では、通常サイズのビールはおおむね600~1,000円前後、飲み比べセットは約1,000~1,500円の実例がある。
- 初心者の選び方:苦味が苦手ならヴァイツェンやベルジャン・ホワイト、ホップの香りを楽しみたいならIPAがおすすめ。
- お得に楽しむ方法:ハーフサイズ、3種飲み比べ、時間制の飲み放題を使い分けると予算を調整しやすい。
【2026年最新】東京のクラフトビール事情はどう変わった?注目のブルワリーと市場動向

東京のクラフトビールの魅力は、単に全国各地のビールが飲めることだけではない。街の中に醸造所があり、その場所で造られたビールを、その場で味わえることにある。
一般的なビアバーは国内外の銘柄を仕入れて提供する。一方、ブルワリー併設のタップルームでは、自社醸造のビールを中心に、仕込みの個性や季節ごとの変化まで楽しめる。東京では、この両方のスタイルを選べるのが大きな特徴だ。
2026年3月、品川に「よなよな東京ブルワリー」が開業
2026年の注目ニュースの一つが、ヤッホーブルーイングの新拠点「YONA YONA TOKYO BREWERY(よなよな東京ブルワリー)」だ。
2026年3月30日、東京都港区港南の品川インターシティS&R棟地下1階にグランドオープン。醸造所を併設した体験型ブルワリーレストランで、ビールを飲むだけでなく、醸造の現場に触れられることを特徴としている。
公式店舗情報によると、席数は197席。JR品川駅から徒歩約6分、京急品川駅から徒歩約8分で、新幹線利用者にもアクセスしやすい。平日はランチとディナーの二部営業、土日祝日は11時30分から23時まで営業している。
限定ビールとして、フラッグシップの「Gate One」、桜をテーマにした「Sakura Knot」、フルーツを取り入れた「Fruit Quartet Hazy」なども開業時に登場した。定番銘柄だけでなく、ここでしか出会えないビールを探したい人にも興味深い施設だ。
同社の公式発表では、醸造所見学ツアーも企画されている。ビールの製造工程を知ってから飲むことで、原料や発酵、香りの違いへの理解も深まる。
(出典:YONA YONA TOKYO BREWERY公式発表・店舗案内)
10月1日には都内ブルワリー47社が銀座に集結
東京のブルワリーの広がりを示す出来事として、2026年10月1日に銀座のCRAFT BEER BAR IBREW GINZAで開催された「TOKYO BEER COLLECTION 2026」も挙げられる。
店舗が公開したイベント情報によると、参加したのは東京都内のブルワリー47社。T.Y.HARBOR Brewery、ふたこビール醸造所、日ノモトブルーイング、CRAFT ROCK BREWING、PHERMENT BREWING、AFTER SCHOOL BREWERYなど、地域も醸造スタイルも異なる事業者が参加した。
これは東京都内のブルワリー総数を示す統計ではなく、イベントに参加した事業者の数だ。それでも、東京のクラフトビールが特定の有名ブランドだけで構成されているわけではなく、区部から多摩地域まで多様な醸造拠点が存在することを感じさせる。
2026年は地域密着型の小規模醸造所にも注目
2026年3月12日には、世田谷区池尻の「AFTER SCHOOL BREWERY」が醸造を開始した。旧中学校をリノベーションした複合施設「HOME/WORK VILLAGE」の1階に位置するマイクロブルワリーである。
特徴的なのは、ビールを学校のクラスメイトに見立てて表現していること。公式サイトでは、基本に忠実な「優等生ビール」、爽やかな「体育会系ビール」、フルーツの個性を生かした「ギャルビール」など、親しみやすいコンセプトで銘柄を紹介している。
こうした地域型ブルワリーは、観光施設としてだけでなく、街の住民やビール好きが集まるコミュニティーとしても面白い存在だ。
【エリア別】東京のクラフトビールおすすめ店・専門店を徹底比較
東京で店を選ぶ際は、飲みたいビールの種類だけでなく、駅からの距離、座席の有無、料理の充実度、飲み比べの料金も確認したい。エリアごとに店舗の性格が異なるため、目的を決めてから訪れると満足度が高くなる。
東京駅・日本橋|出張や観光の途中にも立ち寄りやすい
常陸野ブルーイング Tokyo Yaesu
東京駅周辺でクラフトビールを楽しみたいなら、グランスタ八重洲2階にある常陸野ブルーイング Tokyo Yaesuが候補になる。
木内酒造が展開する直営店で、海外のコンテストでも受賞歴のある定番ビールや限定醸造ビールを楽しめる。東京駅の八重洲側にあり、新幹線の乗車前後や買い物の合間にも立ち寄りやすい。
営業時間は月~土曜日が11時~22時、日曜・祝日が11時~21時。駅周辺で本格的な国産クラフトビールを味わいたい人に向いている。
NIHONBASHI BREWERY.T.S
東京駅八重洲南口側のグランアージュにあるクラフトビールレストラン。オリジナルIPAや季節限定ビールなど、13種類のタップから選べる。
公式施設情報では、クラフトビール飲み放題付きの食事コースは5,500円。78席のテーブル席と10席のカウンター席を備え、グループでの利用にも対応する。
東京駅近くで食事とビールを一緒に楽しみたい場合に適した選択肢だ。
渋谷|タップの種類や飲み方にこだわりたい人向け
TAP&CROWLER渋谷
東京都渋谷区宇田川町にあるクラフトビール専門店。公式店舗案内では、営業時間は毎日15時~23時30分。カウンターや立ち飲みスペースを備えている。
特徴は、ビールをその場で飲むだけでなく、量り売りで持ち帰る楽しみ方もできること。料理の提供はなく、ゴミを持ち帰る条件でフードの持ち込みが認められている。
ビールを主役にして、好きな銘柄をじっくり選びたい人に向いている。
クラフトビールタップ 渋谷ストリーム店
渋谷駅C2出口直結の渋谷ストリーム3階にあるビアレストラン。座席数は72席で、食事とビールを楽しめる。
公式店舗情報によると、平日はランチ11時~17時、ディナー17時~23時。土日祝日はランチが16時までで、その後ディナー営業となる。ディナー時間帯には大人1人550円のテーブルチャージが設定されているため、予算を考える際は注意したい。
新宿|醸造所併設店や海外ブルワリーのタップルーム
Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen
新宿駅周辺で自家醸造のビールを楽しみたいなら、代々木にあるY.Y.G. Brewery & Beer Kitchenが有力候補だ。
正確には渋谷区代々木に位置し、新宿駅南口から徒歩圏内。1階に醸造所とビアバー、7階にビアキッチンを設けた特徴的な構成になっている。
醸造所を眺めながら飲めることに加え、渋谷IPAや代々木アンバーエールなど、オリジナルビールを楽しめる。料理はアメリカンフレンチをベースにしており、食事を重視する人にも向いている。
ブラッセルズビアプロジェクト新宿
ベルギーのブラッセルズビアプロジェクトによる公式タップルーム。東京都渋谷区代々木にあり、都営新宿駅6番出口から徒歩約1分、JR新宿駅南口から徒歩約8分の場所にある。
公式店舗案内では48席を備え、平日は17時~23時、土日祝日は11時30分~23時の営業。ベルギー系のビールや国内ブルワリーとの共創を楽しみたい人におすすめしたい。
吉祥寺|飲み比べとカジュアルなビール体験
クラフトビアマーケット アトレ吉祥寺店
吉祥寺で気軽にクラフトビールを楽しむなら、アトレ吉祥寺東館1階のクラフトビアマーケットが候補になる。
アトレの公式店舗情報では、日替わりで30種類のクラフトビールを600円から提供。営業時間は11時~23時で、吉祥寺駅周辺の買い物や食事と組み合わせやすい。
クラフトビールと大衆フレンチを組み合わせたスタイルなので、ビールだけでなく料理も楽しみたい人に適している。
ベアードタップルーム吉祥寺
吉祥寺駅東口から徒歩約3分の場所にある、ベアードビールを中心としたタップルーム。アメリカンソウルフードやテックスメックス料理と一緒にビールを味わえる。
タコスやファヒータなど、食事の選択肢もあるため、ビールに詳しくない人と一緒に訪れても楽しみやすい。宴会やグループ利用にも対応している。
エリア別の特徴とおすすめポイント一覧
| エリア・店舗 | 特徴 | 価格・営業時間の参考 | おすすめの利用目的 |
|---|---|---|---|
| 東京駅・常陸野ブルーイング | 国産定番・限定ビール | 月~土11:00~22:00 | 出張・観光・駅近 |
| 東京駅・NIHONBASHI BREWERY.T.S | 13種類のタップ | 飲み放題付きコース5,500円 | 食事・グループ利用 |
| 渋谷・TAP&CROWLER | 専門店・量り売り | 15:00~23:30 | ビール選び・持ち帰り |
| 渋谷・クラフトビールタップ | 食事・ビアレストラン | 駅C2出口直結 | デート・食事 |
| 新宿・Y.Y.G. | 自家醸造・醸造所併設 | 1階と7階の2フロア | 醸造所見学気分・食事 |
| 新宿・ブラッセルズビアプロジェクト | ベルギー系・共創型タップルーム | 48席 | 海外ビール・専門店巡り |
| 吉祥寺・クラフトビアマーケット | 日替わり30種類 | 600円~ | 安く飲み比べたい人 |
| 吉祥寺・ベアードタップルーム | 自社ブランドとアメリカ料理 | 吉祥寺駅徒歩約3分 | 食事・グループ利用 |
店舗情報・価格は各施設の公式案内を中心に整理した。営業時間や提供銘柄、価格は変更される場合があるため、来店当日に最新情報を確認したい。
【東京ブルワリー・醸造所】できたてを飲めるタップルーム5選
クラフトビールの醍醐味を深く味わいたいなら、醸造所に併設されたタップルームを訪れる方法がある。一般的なビアバーとの違いは、造り手の考え方や地域の水・原料を生かしたビールに直接出会えることだ。
1. YONA YONA TOKYO BREWERY|品川
2026年に開業した東京の新しいブルワリーレストラン。ヤッホーブルーイングのビールを楽しみながら、醸造の現場や限定銘柄に触れられる。
197席の広い店内は、友人との食事やグループでの利用にも向いている。ビールに詳しくない人でも、知名度のある銘柄から試せるのが魅力だ。
所在地:東京都港区港南2-15-2 品川インターシティS&R棟B1F。
2. CRAFTROCK BREWPUB&LIVE|日本橋
CRAFTROCK BREWINGは、ビールと音楽を組み合わせた独自の世界観を持つブルワリー。日本橋のCRAFTROCK BREWPUB&LIVEでは、ブルワリー併設の環境で自家醸造ビールを楽しめる。
公式店舗情報によると、140席を備え、自家醸造ビール約7種類と国内外のゲストビール約8種類を含む全15タップを展開。着席エリア、立ち飲みエリア、テラス席があり、週末を中心に音楽ライブも開催している。
三越前駅直結、新日本橋駅から徒歩約2分。アクセスのよさと醸造所の魅力を両立させたスポットだ。
3. AFTER SCHOOL BREWERY|池尻大橋
世田谷区池尻のHOME/WORK VILLAGEにある小規模ブルワリー。2026年3月12日に醸造を開始した。
旧中学校の職員室を改装した空間で、大人の放課後活動をテーマにビールを展開する。銘柄の個性をクラスメイトに例えるコンセプトは、初心者にも親しみやすい。
池尻大橋駅から徒歩約10分。一般的な大型ビアレストランとは違う、地域に根ざしたクラフトビール文化を体験したい人におすすめだ。
4. 26K Brewery|武蔵境
武蔵野市境南町のクラフトフードモール「Ond」にある小規模ブルワリー。2018年から醸造を続けており、わずか3坪の設備で少量多品種のビールを製造している。
併設タップルームでは常時5種類の26Kビールを楽しめる。公式サイトで紹介されているホワイトエール「スーラちゃん」は、小麦、オレンジピール、コリアンダーを使用した爽やかな味わいが特徴だ。
武蔵境駅周辺で、個性的な小規模ブルワリーのビールを飲みたい人に適している。少量生産のため、銘柄によっては品切れになる可能性がある。
5. T.Y.HARBOR|天王洲
東京のブルワリーレストランを代表する存在の一つが、品川区東品川のT.Y.HARBORだ。
運河沿いの倉庫を活用した開放的な空間が特徴で、醸造所を併設している。ペールエールからインペリアルスタウトまで、幅広いスタイルのビールを食事と一緒に楽しめる。
水辺の景色とクラフトビールを組み合わせたい人や、特別な日の食事を楽しみたい人に向いている。
【価格相場を徹底調査】東京のクラフトビールは高い?安い店と飲み放題の選び方
クラフトビールは高いという印象を持つ人もいるかもしれない。実際には、銘柄、容量、醸造所の規模、希少性によって価格は大きく変わる。
2026年に確認できる東京都内の店舗メニューを見ると、ハーフサイズを選べば400円台から楽しめる例もある。一方、希少な限定ビールや海外銘柄では1杯1,000円を超えることも珍しくない。
東京のクラフトビール価格の目安
具体的な掲載価格を比較すると、次のような傾向が見えてくる。
- ハーフサイズ:約390~760円の掲載例がある。
- 通常サイズ:約600~1,000円前後が予算を考える際の目安。
- 希少銘柄:1,000~1,400円台になるメニュー例もある。
- 3種飲み比べ:約1,000~1,500円の掲載例がある。
- 飲み放題付きコース:5,500~6,500円程度のプランが見つかる。
これらは東京都全体の平均価格ではなく、確認できた店舗のメニューをもとにした参考値だ。
安く楽しみたいならハーフサイズと飲み比べを活用
価格を抑えたい人に注目してほしいのが、CRAFT BEER BAR IBREW AKIHABARAだ。
2026年8月更新のメニュー掲載情報では、ベーシックビールのハーフパイント270mlが税込429円から、パイント470mlが税込759円から。限定・希少銘柄は別料金となるが、少量から試せる。
同店では90mlずつ3種類を楽しむ飲み比べセットが1,089円、5種類が1,815円、10種類が3,630円という価格例も掲載されている。
一方、クラフトビアマーケット三越前店では、2026年9月更新のメニュー情報に、ハーフ480円から、レギュラー680円から、パイント880円からという価格が掲載されている。150mlずつ3種類を楽しむ飲み比べは1,500円だ。
重要なのは、単純に1杯の金額だけで比較しないこと。容量やアルコール度数、限定銘柄の追加料金まで確認すると、実際のコストパフォーマンスが見えてくる。
クラフトビールの飲み放題がある東京の店
複数のビールをたくさん楽しみたいなら、飲み放題付きコースも選択肢になる。
NIHONBASHI BREWERY.T.Sでは、クラフトビール飲み放題付きの食事コースが5,500円。東京駅近くで食事と一緒に楽しみたい人に適している。
クラフトビアマーケット虎ノ門店では、公式パーティープランとして、5,500円のお手軽プランと6,500円のコースを掲載。最大30種類のクラフトビールに加え、ワインやカクテルなども対象となるプランがある。
飲み放題は、ビールだけを大量に飲むためのものではなく、複数の種類を試したいグループにも便利だ。ただし、対象銘柄や制限時間、ラストオーダー、料理の内容は店舗・プランごとに異なる。
飲み放題と単品注文、どちらがお得?
1~2杯程度を楽しみたい場合は、単品注文のほうが支出を抑えやすい。特にハーフサイズや飲み比べセットがある店舗なら、少量ずつ味を確かめられる。
一方、3杯以上飲む予定があり、食事もするグループなら、飲み放題付きコースの総額と比較する価値がある。
ただし、飲み放題では銘柄が限定される場合もある。希少な限定醸造ビールを目当てにするなら、単品注文のほうが満足できることも多い。
【初心者向け】クラフトビールの種類と飲み比べの楽しみ方
クラフトビールを初めて飲む人が戸惑いやすいのが、種類の多さだ。IPA、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトなど、メニューには聞き慣れない名前が並ぶ。
しかし、最初から専門用語を覚える必要はない。苦味が好きなのか、フルーティーな香りが好きなのか、軽い飲み口がよいのかを考えるだけでも、好みのビールを見つけやすくなる。
初心者におすすめの代表的なビールスタイル
ヴァイツェン
小麦を50%以上使用するドイツ発祥のビール。バナナを思わせるフルーティーな香りと、柔らかい口当たりが特徴で、苦味が比較的少ない。ビールの苦味が苦手な人にも試しやすい。
ベルジャン・ホワイト
小麦に加えてオレンジピールやコリアンダーを使用するスタイル。柑橘系の香りや爽やかな風味があり、一般的なビールとは違った印象を楽しめる。
ペールエール
ホップの香りと麦芽の風味のバランスが魅力。柑橘系や花のような香りを楽しめる銘柄もあり、クラフトビールの入口としておすすめだ。
IPA(インディア・ペールエール)
ホップを多く使用するスタイルで、苦味と香りが強い傾向にある。グレープフルーツや柑橘、トロピカルフルーツのような香りを持つ銘柄もある。苦味が好きな人には魅力的だが、初心者は小さなサイズから試すとよい。
アンバーエール
琥珀色から褐色のビールで、カラメルを思わせる麦芽の風味が特徴。ホップの苦味だけでなく、麦芽由来の甘みやコクを楽しみたい人に向いている。
スタウト・ポーター
焙煎した麦芽によるコーヒーやチョコレートのような香ばしさが魅力。濃厚な味わいを楽しみたい人におすすめだ。
これらのスタイルの特徴は、全国地ビール醸造者協議会が公開するビールの種類と特徴の解説でも紹介されている。
飲み比べは3種類から始めるのがおすすめ
クラフトビールの飲み比べは、同じ容量のビールを複数種類注文することで、それぞれの香りや味わいを比較する楽しみ方だ。
初心者には、次の組み合わせをおすすめしたい。
- ヴァイツェン:フルーティーで柔らかな味わい。
- ペールエール:麦芽とホップのバランスを確認。
- IPA:ホップの香りと苦味の違いを体験。
この3種類を比較すると、クラフトビールの味の幅が理解しやすくなる。
飲み比べの際は、まず色を見て、次に香りを確かめ、最後に一口ずつ味わうと違いが分かりやすい。苦味だけでなく、後味や香りが残る時間にも注目したい。
失敗しない注文のコツ
ビールの名前だけでは味を想像できない場合、スタッフに「苦味が少なく、フルーティーなもの」「柑橘系の香りが好き」「軽めのものを試したい」と伝えるとよい。
専門店では、アルコール度数や苦味の強さを確認できることもある。特にアルコール度数の高いIPAやインペリアルスタウトは、通常のビールと同じ感覚で飲まず、少量から試したい。
また、飲み比べセットでは、ビールごとの容量を確認しておくこと。90mlの3種類と150mlの3種類では、総量も料金も異なる。
【プロの結論】東京のクラフトビール選びで失敗しない判断基準
東京のクラフトビールを楽しむうえで、店の知名度やタップ数だけを基準にする必要はない。自分が何を体験したいのかによって、選ぶべき店は変わる。
目的別に選ぶならこのタイプ
初めてクラフトビールを飲む人
吉祥寺のクラフトビアマーケットや、品川のよなよな東京ブルワリーのように、比較的親しみやすい銘柄や食事を一緒に楽しめる場所が向いている。
ビールの種類をたくさん試したい人
IBREWやクラフトビアマーケットなど、複数のタップを備えたビアバーがおすすめ。飲み比べセットがあるかどうかも確認したい。
醸造の現場を見たい人
Y.Y.G.、CRAFTROCK、よなよな東京ブルワリー、AFTER SCHOOL BREWERYなどの醸造所併設施設を候補にしたい。
できるだけ安く楽しみたい人
ハーフサイズや600円からのメニューを用意する店を選ぶ。1杯の容量と追加料金まで確認すると、予算を管理しやすい。
食事やデートも重視したい人
日本橋のCRAFTROCK、Y.Y.G.、渋谷ストリームのクラフトビールタップなど、料理や座席環境が充実した店舗が候補になる。
よくある誤解1:クラフトビールは全部苦い?
これは正しくない。IPAのようにホップの苦味が強いビールもあるが、ヴァイツェンやベルジャン・ホワイトのように柔らかくフルーティーなものもある。
クラフトビールは製法や原料、酵母、ホップの使い方によって個性が異なる。苦味だけで判断すると、好みに合う銘柄を見逃してしまう。
よくある誤解2:醸造所併設の店なら、必ず自家製ビールだけが飲める?
実際には、自家醸造ビールに加えて、国内外のゲストビールを提供する施設もある。CRAFTROCKの日本橋店のように、自社醸造とゲストビールを組み合わせた店舗も存在する。
その日のタップリストを確認すると、どのブルワリーのビールが飲めるのかが分かる。特定の銘柄を目当てに訪れる場合は、事前確認が欠かせない。
あえておすすめしないケースもある
クラフトビールは、必ずしもすべての人にとって最適な選択肢ではない。
- とにかく安く大量に飲みたい人は、通常のビールのほうが予算を抑えられる場合がある。
- 苦味や香りに敏感な人は、IPA中心の専門店よりヴァイツェンなどを選べる店が向いている。
- 食事を重視する人は、料理の提供がない量り売り専門店では満足できない可能性がある。
- 希少銘柄を目的にする人は、当日の在庫を確認せずに来店すると目当てのビールを飲めない場合がある。
最も大切なのは、タップ数や話題性ではなく、自分の好みと店舗の特徴が合っているかどうかだ。
クラフトビール東京に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京でクラフトビールを安く飲めるおすすめ店は?
A1:吉祥寺のクラフトビアマーケットは、アトレの公式店舗情報で日替わり30種類を600円から提供している。IBREW AKIHABARAではベーシックビールのハーフパイントが税込429円からという掲載例もある。容量や対象銘柄を確認して選ぶとよい。
Q2:東京駅周辺でクラフトビールを楽しめる店は?
A2:常陸野ブルーイング Tokyo YaesuとNIHONBASHI BREWERY.T.Sがおすすめ。前者はグランスタ八重洲2階、後者は八重洲南口側のグランアージュにある。新幹線利用や東京駅周辺での食事にも便利だ。
Q3:渋谷でクラフトビールの専門店を探すなら?
A3:TAP&CROWLER渋谷は、量り売りや専門店ならではのビール選びを楽しめる。食事もしたいなら渋谷ストリームのクラフトビールタップも候補になる。
Q4:新宿で醸造所併設のクラフトビール店はある?
A4:代々木にあるY.Y.G. Brewery & Beer Kitchenがおすすめ。1階に醸造所とビアバー、7階にビアキッチンがある。新宿駅南口から徒歩圏内で、自家醸造ビールを楽しめる。
Q5:クラフトビールの飲み比べはいくらくらい?
A5:店舗や銘柄によるが、確認できた掲載例では3種類で約1,000~1,500円。IBREW AKIHABARAでは90mlずつ3種類で1,089円、クラフトビアマーケット三越前店では150mlずつ3種類で1,500円の例がある。
Q6:東京でクラフトビールの飲み放題を楽しめる店は?
A6:NIHONBASHI BREWERY.T.Sやクラフトビアマーケットの一部店舗などで飲み放題付きコースが用意されている。掲載されているプランの例では5,500~6,500円程度。飲み放題の対象ビールや時間制限は事前に確認したい。
Q7:クラフトビール初心者におすすめの種類は?
A7:苦味が少なくフルーティーなヴァイツェンやベルジャン・ホワイトがおすすめ。少し慣れてきたらペールエール、IPA、アンバーエールなどを飲み比べると、自分の好みが分かりやすくなる。
Q8:2026年に東京で注目されている新しい醸造所は?
A8:2026年3月に醸造を開始した世田谷区のAFTER SCHOOL BREWERYや、同年3月30日に開業した品川のYONA YONA TOKYO BREWERYが注目される。どちらも醸造の個性や施設のコンセプトを体験できる。
まとめ:2026年の東京で自分に合うクラフトビールの一軒を見つけよう
東京のクラフトビールは、駅近のビアバーから地域密着型のマイクロブルワリーまで、選択肢が豊富だ。
東京駅・日本橋ならアクセスのよさと食事、渋谷なら専門店や量り売り、新宿なら醸造所併設のビアレストラン、吉祥寺なら日替わりの飲み比べが魅力になる。
2026年は、品川のYONA YONA TOKYO BREWERYの開業や、AFTER SCHOOL BREWERYの醸造開始など、新しい醸造拠点も登場した。さらに10月のTOKYO BEER COLLECTION 2026では、都内47社のブルワリーが集まり、東京のクラフトビールの多様性を示した。
予算を抑えたいならハーフサイズや飲み比べセット、複数種類を試したいならタップ数の多い専門店、造り手のこだわりに触れたいならブルワリー併設店を選ぶとよい。
最初から有名銘柄や高価格帯を選ぶ必要はない。まずは飲みやすいビールを1杯試し、気に入ったスタイルを見つけていく。その小さな発見こそが、東京でクラフトビールを楽しむ醍醐味だ。
自分の好み、予算、訪れるエリアに合わせて一軒を選び、2026年の東京ならではのクラフトビール文化を楽しんでほしい。