【区域を確認】福井1区は福井県のどこからどこまで?

目次

福井1区は、福井県北部を中心とする衆議院の小選挙区です。2026年1月に福井県選挙管理委員会が公表した第51回衆院選の選挙区資料でも、次の6市町が福井県第1区として指定されています。

- 福井市
- 大野市
- 勝山市
- あわら市
- 坂井市
- 永平寺町

市の数だけでなく、吉田郡に属する永平寺町も含まれる点がポイントです。したがって、福井1区は5市1町で構成されています。

福井1区の区域を地理的に理解する

福井1区

福井市を中心に、大野市・勝山市などの内陸地域、坂井市・あわら市などの北部地域、永平寺町を含む区域です。

福井1区という名称は自治体名ではなく、国会議員を選出するための選挙区名です。各選挙区から小選挙区選出の衆議院議員を1人選びます。

また、選挙区の区域は市町村の行政区域と必ずしも同じ感覚で理解できるものではありません。住所から選挙区を調べる場合は、自治体名だけでなく、選挙時点の公職選挙法に基づく区割りを確認する必要があります。

【2026年最新】福井1区の衆院選結果と候補者4人の得票数

2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員総選挙では、福井1区から4人が立候補しました。

当選したのは自由民主党の前職、稲田朋美氏です。得票数は93,292票で、2位の波多野翼氏に54,363票の差をつけました。

福井県選挙管理委員会が公表した確定開票結果は次のとおりです。

当選者 稲田朋美氏(自由民主党)

第51回衆議院議員総選挙・福井県第1区/2026年2月8日

候補者 所属政党 得票数 得票率 稲田朋美 自民党 93,292票 48.10% 波多野翼 中道改革連合 38,929票 20.07% 山中しゅんすけ(山中俊祐) 国民民主党 34,541票 17.81% 藤本かずき(藤本一希) 参政党 27,189票 14.02%

出典:福井県選挙管理委員会「衆議院小選挙区選出議員選挙 開票結果」。得票率は有効投票総数193,951票を分母として算出した小数第2位までの数値です。

稲田朋美氏は9万票を超えて当選

稲田氏は93,292票を獲得し、2位の波多野氏を大きく引き離しました。

両者の得票差は54,363票です。候補者4人のうち、稲田氏だけが9万票を超えており、今回の福井1区では明確にトップの得票を記録しました。

一方、得票率は48.10%です。過半数の50%には届いていません。小選挙区では候補者のうち最も多くの票を得た人が当選するため、過半数を獲得していなくても議席を得られます。

波多野翼氏は2位、山中俊祐氏と藤本一希氏も出馬

波多野氏は38,929票で2位となりました。2024年の前回選挙では立憲民主党から出馬し、比例代表で復活当選した経歴があります。2026年は中道改革連合の候補として立候補しました。

山中氏は国民民主党、藤本氏は参政党から出馬。いずれも新人として選挙戦に臨みました。

今回の構図は、継続的に福井1区で議席を守ってきた自民党の稲田氏に、前職の波多野氏と2人の新人が挑む4候補の争いでした。

【投票率54.28%】有権者数361,873人から見える福井1区の選挙事情

2026年の福井1区では、当日有権者数が361,873人、投票者数が196,407人でした。

福井県選挙管理委員会の確定投票結果では、男女別の内訳も公表されています。

- 男性有権者:173,893人
- 女性有権者:187,980人
- 有権者合計:361,873人
- 投票者合計:196,407人
- 投票率:54.28%

54.28%と54.29%の違いに注意

選挙結果を調べると、54.28%と54.29%という2つの数字が見つかることがあります。

これは集計対象の違いによるものです。

福井県選挙管理委員会の投票結果資料には、国内と在外の有権者を合わせた集計と、国内のみの集計が掲載されています。

- 国内+在外:有権者361,873人、投票率54.28%
- 国内のみ:有権者361,672人、投票率54.29%

そのため、今回の記事で扱う有権者数361,873人と組み合わせる投票率は54.28%です。数字を比較する場合は、集計対象をそろえる必要があります。

前回2024年の投票率との比較

2024年10月27日に実施された第50回衆議院議員総選挙では、福井1区の投票率は55.61%でした。

2026年は54.28%となり、前回より1.33ポイント低下しています。

投票率は選挙への参加状況を示す数字ですが、特定候補者への支持率とは異なります。稲田氏の48.10%は有効投票総数を分母とした候補者別得票率であり、投票率54.28%とは計算の基準が違います。

この2つを混同しないことが、選挙結果を正しく読む第一歩です。

【稲田朋美氏の選挙歴】2005年から2026年まで8回連続当選

福井1区の選挙結果を振り返るうえで、稲田朋美氏の選挙歴は欠かせません。

稲田氏は2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で初当選しました。その後、2009年、2012年、2014年、2017年、2021年、2024年と選挙を重ね、2026年2月の第51回衆院選でも勝利しています。

衆議院公式プロフィールでも、稲田氏は福井県第1区選出、自由民主党・無所属の会所属、当選8回と記載されています。

福井1区の歴代当選者

小選挙区制が導入された1996年以降の当選者を整理すると、次のようになります。

- 1996年: 笹木竜三氏(新進党)
- 2000年: 松宮勲氏(自由民主党)
- 2003年: 松宮勲氏(自由民主党)
- 2005年: 稲田朋美氏(自由民主党)
- 2009年: 稲田朋美氏
- 2012年: 稲田朋美氏
- 2014年: 稲田朋美氏
- 2017年: 稲田朋美氏
- 2021年: 稲田朋美氏
- 2024年: 稲田朋美氏
- 2026年: 稲田朋美氏

なお、過去には選挙区の区割り改定が行われています。したがって、歴代当選者の記録を現在の6市町の区域がすべての時代で同一だったという意味で捉えないよう注意が必要です。

2024年と2026年の稲田氏の得票を比較

特に注目したいのは、直近2回の衆院選における稲田氏の得票数です。

2024年は86,906票、2026年は93,292票でした。差は6,386票で、2026年のほうが多くなっています。

また、2024年の得票率43.9%に対して、2026年は48.10%でした。

波多野氏についても、2024年には70,328票を獲得して比例復活しましたが、2026年は38,929票となり、小選挙区で落選しています。

ただし、波多野氏の所属政党は2024年の立憲民主党から2026年の中道改革連合に変わっています。単純に同じ政党の支持が減少したと解釈するのではなく、候補者と政党の両方を区別して比較することが大切です。

【福井1区と福井2区の違い】区域・候補者・現在の議員を比較

福井県には衆議院の小選挙区が2つあります。

福井1区と福井2区は、同じ福井県内にあるものの、対象となる市町村も異なり、選出される議員も別です。

福井1区と福井2区の区域

福井2区に含まれるのは、次の11市町です。

- 敦賀市
- 小浜市
- 鯖江市
- 越前市
- 池田町
- 南越前町
- 越前町
- 美浜町
- 高浜町
- おおい町
- 若狭町

福井1区が福井県北部を中心とする区域であるのに対し、福井2区は敦賀市や小浜市などを含む県内の中部・南部の広い区域です。

2026年衆院選における福井2区の結果

福井2区では、無所属で立候補し、自民党の支持を受けた前職の斉木武志氏が78,737票を獲得して当選しました。

対立候補の辻英之氏は52,607票でした。

斉木氏は選挙後の2月9日に自民党から追加公認を受けています。福井県が公表する県選出国会議員の情報でも、現在の福井2区選出議員は斉木武志氏、所属政党は自由民主党とされています。

つまり、2026年の福井県の小選挙区では、福井1区が自民党の稲田朋美氏、福井2区が選挙後に自民党の追加公認を受けた斉木武志氏という結果になりました。

福井1区・福井2区の比較

比較項目 福井1区 福井2区
主な区域 県北部 県中部・南部
市町村数 5市1町 5市6町
2026年当選者 稲田朋美氏 斉木武志氏
当選時の党派 自由民主党 無所属
現在の所属政党 自由民主党 自由民主党
当選者の得票数 93,292票 78,737票
投票率 54.28% 54.31%

出典:福井県選挙管理委員会、福井テレビ、福井県選出国会議員の任期満了一覧。

【プロの結論】福井1区の選挙結果で注目すべき3つのポイント

2026年の福井1区の選挙結果は、単に稲田氏が当選したという事実だけでは捉えきれません。数字を比較すると、選挙区の特徴と有権者の投票行動を理解するためのポイントが3つあります。

1. 稲田氏の得票数は前回より増加した

2024年の86,906票から2026年は93,292票へと増加しました。

得票率も43.9%から48.10%に上がっています。今回の選挙では2位との差も54,363票となり、稲田氏が小選挙区で明確な首位を確保しました。

2. 1位の得票率と有権者全体の支持は別の指標

稲田氏の得票率48.10%は、4候補の有効投票総数を分母とする数字です。

他の3候補の得票率を合計すると51.90%になります。ただし、それぞれ異なる政党・候補者に投票した結果であり、これをそのまま一つの政治勢力への支持とみなすことはできません。

小選挙区では、候補者間の票の分散も当落に影響します。

3. 投票率と得票数をセットで読む必要がある

投票率54.28%は、有権者のうち実際に投票した人の割合です。一方、得票数は候補者ごとに獲得した票の実数です。

この2つを一緒に見ることで、選挙への参加状況と候補者間の競争を分けて理解できます。

福井1区を調べる際は、選挙区の範囲、候補者の所属政党、確定得票数、投票率という4つの情報を照らし合わせるのが適切です。

【福井1区の現在と選挙結果】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:福井1区にはどこの市町が含まれますか?

福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市、永平寺町の5市1町です。福井県北部を中心とした衆議院小選挙区です。

Q2:2026年の福井1区の当選者は誰ですか?

自由民主党の稲田朋美氏です。2026年2月8日の衆院選で93,292票、得票率48.10%を獲得し、8回目の当選を果たしました。

Q3:2026年の福井1区の投票率と有権者数はいくらですか?

国内と在外の有権者を合わせた確定資料では、当日有権者数361,873人、投票者数196,407人、投票率54.28%です。

Q4:福井1区の現在の衆議院議員と所属政党は?

2026年10月時点では稲田朋美氏です。所属政党は自由民主党で、衆議院の会派表記は「自由民主党・無所属の会」です。

Q5:福井1区と福井2区は何が違いますか?

福井1区は福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市、永平寺町を対象とします。福井2区は敦賀市、小浜市、鯖江市、越前市など11市町を対象とします。選挙区ごとに別の衆議院議員を選出します。

Q6:福井1区の歴代当選者は誰ですか?

1996年は笹木竜三氏、2000年と2003年は松宮勲氏、2005年以降は稲田朋美氏が当選しています。稲田氏は2026年の選挙で8回連続当選となりました。

まとめ:福井1区の区域と2026年衆院選の結果を正しく理解する

福井1区は、福井市・大野市・勝山市・あわら市・坂井市・永平寺町からなる5市1町の選挙区です。

2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、自由民主党の稲田朋美氏が93,292票を獲得して当選しました。波多野翼氏は38,929票、山中しゅんすけ氏は34,541票、藤本かずき氏は27,189票でした。

有権者数は361,873人、投票率は54.28%です。稲田氏は2005年の初当選以来、8回連続で福井1区の小選挙区議席を守っています。

2026年10月現在の福井1区選出議員も稲田朋美氏で、所属政党は自由民主党です。

今後、福井1区の政治情勢を追う際には、当選者の名前だけでなく、得票数の推移、投票率、候補者の党派、福井2区との違いにも注目すると、福井県の国政選挙の動向をより立体的に理解できます。

主な資料:福井県選挙管理委員会「第51回衆議院議員総選挙 投・開票結果」、衆議院公式議員プロフィール、福井県の選挙区資料、福井テレビの選挙報道。