朝日作曲賞とは?2026年の吹奏楽・合唱受賞作、歴代作品と応募制度を徹底解説
朝日作曲賞は、吹奏楽と合唱の分野で優れたオリジナル作品を選び、全日本吹奏楽コンクールや全日本合唱コンクールの課題曲として広めることにもつながる作曲賞です。ただし、同じ「朝日作曲賞」という名称でも、吹奏楽と合唱では主催団体、応募資格、審査方法、募集時期が異なります。
2026年の注目作品は、吹奏楽では森山至貴の「夕映えの丘」、合唱では稲室来実の「掌の花」です。さらに、2027年度の吹奏楽課題曲には第36回朝日作曲賞受賞作品「ウインド・バンド・ネオン」が決定。合唱では「掌の花」の組曲から「黑髮」が2027年度の課題曲に選ばれています。賞金は両部門とも朝日作曲賞が100万円です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年度の吹奏楽:森山至貴「夕映えの丘」が第35回朝日作曲賞受賞作品として課題曲Iに採用。
- 2026年度の合唱:稲室来実「掌の花」が第37回朝日作曲賞を受賞。賞金は100万円。
- 制度の違い:吹奏楽は全日本吹奏楽連盟、合唱は全日本合唱連盟がそれぞれ朝日新聞社と主催。
- 歴代作品:2027年度の吹奏楽では姫野七弦「ウインド・バンド・ネオン」、合唱では「掌の花」から「黑髮」が課題曲に選ばれている。
- 応募方法:吹奏楽は応募資格に特別な制限がなく、合唱は日本国籍または日本在住などの条件がある。
【基礎知識】朝日作曲賞とは?吹奏楽と合唱で制度が違う理由

朝日作曲賞とは、朝日新聞社と音楽関係団体が主催する作曲コンクールの名称です。吹奏楽と合唱の双方に同じ名称の賞が存在しますが、実際には別々の募集・審査制度として運営されています。
この違いを理解するうえで重要なのが、主催団体です。
吹奏楽部門は全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社が主催
吹奏楽の朝日作曲賞は、一般社団法人全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社が主催しています。
公募の中心となるのは、全日本吹奏楽コンクールで使用する課題曲です。作曲家から作品を募り、譜面や音源による審査、試奏などを通じて優れた作品を選びます。
大きな特徴は、受賞作品が翌年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲として採用されることです。受賞は作曲家個人の実績にとどまらず、全国の吹奏楽団体が演奏する機会にもつながります。
また、応募資格に特別な制限を設けていない点も特徴です。年齢や職業などで応募者を限定せず、作品そのものを審査する仕組みになっています。
合唱部門は全日本合唱連盟と朝日新聞社が主催
合唱部門は、全日本合唱連盟と朝日新聞社が主催しています。
その歴史は1971年(昭和46年)に始まりました。全日本合唱連盟の公式説明によると、優れた合唱作品を公募し、広く演奏される機会をつくることを目的として実施されています。
1979年から入選曲をコンクール課題曲に採用するようになり、1990年から現在の「朝日作曲賞」という名称が使われ、賞金100万円の制度も設けられました。
合唱部門では、単独の合唱曲ではなく、原則として複数の楽曲から構成される合唱組曲を募集します。その組曲から全日本合唱コンクールの課題曲にふさわしい作品も選定する点が特徴です。
同じ名称でも回数は別々に数えられる
検索時に混乱しやすいのが、第35回、第36回、第37回という回数です。
吹奏楽と合唱は別々に開催されているため、回数を共通の通し番号として扱うことはできません。たとえば、2026年度の吹奏楽課題曲「夕映えの丘」は第35回、2026年度の合唱部門の受賞作品「掌の花」は第37回です。
数字だけで同じ年度の同じ制度だと判断せず、必ず部門と年度を併せて確認することが大切です。
【2026年最新】吹奏楽「夕映えの丘」と合唱「掌の花」の受賞結果
2026年に朝日作曲賞を調べる読者が特に注目したいのが、森山至貴と稲室来実による2作品です。
吹奏楽:森山至貴「夕映えの丘」
「夕映えの丘」は、第35回朝日作曲賞を受賞した作品で、2026年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Iに採用されています。
作曲者の森山至貴は、作曲家であり社会学者としても活動する人物です。2011年度には第22回朝日作曲賞を受賞した経歴もあり、合唱作品の分野でも実績を持っています。
2026年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲は、次の4作品で構成されています。
- Ⅰ「夕映えの丘」/森山至貴(第35回朝日作曲賞受賞作品)
- Ⅱ「ザ・ガーズ」/星出尚志(全日本吹奏楽連盟委嘱作品)
- Ⅲ「あつまれ おもちゃのマルチャ!」/伊藤士恩
- Ⅳ「管楽器のためのフィナーレ」/伊藤康英(全日本吹奏楽連盟委嘱作品)
全日本吹奏楽連盟の公式課題曲情報では、「夕映えの丘」の演奏時間は約4分とされています。
注目したいのは、朝日作曲賞の受賞作品と連盟の委嘱作品が同じ年度の課題曲に並んでいることです。課題曲はすべてが公募による受賞作品というわけではなく、委嘱によって制作された作品も含まれます。
合唱:稲室来実「掌の花」
合唱部門では、稲室来実の「掌の花」が第37回朝日作曲賞を受賞しました。
全日本合唱連盟は2026年9月8日に審査結果を公表しています。受賞作品の正式名称は、野口米次郎の詩による混声合唱とピアノのための「掌の花」です。
作品は次の3曲から構成されています。
- 1.黑髮
- 2.沈黙
- 3.掌の花
編成は混声合唱で、ピアノ伴奏付きです。賞金は100万円で、賞状と記念品も贈られます。
稲室来実は桐朋学園大学の大学4年生で、作曲創作専攻に在籍しています。同学園も2026年9月に受賞を発表しました。
さらに重要なのが、組曲全体ではなく、その中の「黑髮」が2027年度全日本合唱コンクールの課題曲に選ばれたことです。「掌の花」という作品名と、実際に課題曲に採用された楽曲名は異なるため、混同しないようにしたいところです。
2026年度の両部門を比較
2つの受賞作品を制度面から比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | 吹奏楽部門 | 合唱部門 |
|---|---|---|
| 主催団体 | 全日本吹奏楽連盟・朝日新聞社 | 全日本合唱連盟・朝日新聞社 |
| 2026年度の注目作品 | 夕映えの丘 | 掌の花 |
| 作曲者 | 森山至貴 | 稲室来実 |
| 受賞回数 | 第35回 | 第37回 |
| 作品の形式 | 吹奏楽曲 | 混声合唱組曲・ピアノ伴奏付き |
| 賞金 | 100万円 | 100万円 |
| 課題曲との関係 | 2026年度課題曲Iに採用 | 組曲から「黑髮」が2027年度課題曲に採用 |
この比較から分かるのは、両部門とも100万円の賞金を設けている一方、受賞作品の形式や課題曲への採用方法は異なるということです。
【歴代受賞作品】第35回・第37回から過去の名作まで紹介
朝日作曲賞の魅力は、受賞した瞬間だけではありません。作品が課題曲として演奏され、その後も合唱団や吹奏楽団のレパートリーとして受け継がれていく点にあります。
吹奏楽部門の歴代受賞作品
近年の吹奏楽部門では、毎年異なる作曲家による作品が選ばれています。
- 第33回・2024年度:渡口公康「行進曲『勇気の旗を掲げて』」
- 第34回・2025年度:杉山義隆「祝い唄と踊り唄による幻想曲」
- 第35回・2026年度:森山至貴「夕映えの丘」
- 第36回・2027年度:姫野七弦「ウインド・バンド・ネオン」
特に注目したいのが、第36回の受賞作品です。
全日本吹奏楽連盟は2026年6月24日、2027年度課題曲を発表しました。その中で、姫野七弦の「ウインド・バンド・ネオン」が第36回朝日作曲賞受賞作品として採用されています。
同じ2027年度の課題曲には、後藤元信の行進曲「パルナッソス」も含まれています。こちらは第36回の入選作品です。
つまり、2026年度の「夕映えの丘」に続き、2027年度には新たな受賞作品が課題曲として登場することになります。
合唱部門の歴代受賞作品
合唱部門は、作品の編成や詩の選択にも幅があります。近年の受賞作品を振り返ると、次のような流れが見えてきます。
- 第35回・2024年度:平木悟「世界恋愛詩集」
- 第36回・2025年度:福丸光詩「一滴の静寂のために」
- 第37回・2026年度:稲室来実「掌の花」
第36回の「一滴の静寂のために」は、石原吉郎の詩による混声合唱組曲です。第37回の「掌の花」は、野口米次郎の詩をもとにした作品で、いずれも混声合唱とピアノ伴奏による構成になっています。
さらに過去を振り返ると、第5回の信長貴富「もし鳥だったなら」、第8回の古寺七重「雪」なども記録されています。
全日本合唱連盟の過去の記録では、1990年度に現在の賞名になったこと、1999年度から合唱組曲の公募形式になったことも確認できます。
森山至貴は合唱部門でも受賞経験がある
興味深いのは、「夕映えの丘」の作曲者である森山至貴が、吹奏楽だけでなく合唱部門でも朝日作曲賞を受賞していることです。
森山は2011年度・第22回朝日作曲賞の受賞者でもあります。当時の受賞作品は、四元康祐の詩による混声合唱とピアノのための「さよなら、ロレンス」です。その組曲から「受付」が2012年度全日本合唱コンクールの課題曲に選ばれました。
この経歴は、朝日作曲賞が吹奏楽と合唱の両方で独立した制度を持ちながら、作曲家の活動領域が複数のジャンルに広がることもあると示しています。
【応募資格・応募方法】賞金100万円を獲得するには?
作曲家にとって気になるのが、応募資格や審査方法、賞金の仕組みです。ここでは、2026年度に実施された最新の募集要項を中心に整理します。
吹奏楽部門の応募資格と条件
第36回朝日作曲賞の募集要項では、応募資格について「特に問わない」とされています。
ただし、誰でも応募できるからといって、どのような吹奏楽曲でも審査対象になるわけではありません。作品には次のような条件があります。
- 吹奏楽のオリジナル作品であること。
- 未発表・未出版の作品であること。
- 演奏時間は3分程度から4分以内であること。
- 指定されたAまたはBの編成に適合すること。
- アマチュアの演奏者が無理なく演奏できること。
- 応募は1人1作品まで。
高度な演奏技術や特殊奏法を前提とする作品は、課題曲としての目的に合わない可能性があります。演奏者の技量や楽器の特性を考慮した作曲が求められます。
吹奏楽部門の応募方法と審査の流れ
第36回の応募受付期間は、2026年1月14日から1月16日まででした。すでに受付は終了しています。
応募には、主に次の書類・資料が必要でした。
- フルスコア(総譜)3部
- コンデンススコア3部
- mp3形式の音源ファイル
- 所定の申込書
- 応募料10,000円分の定額小為替または普通為替
- 返信用封筒
楽譜類は郵送または宅配便で提出し、音源は指定のメールアドレスに添付して送る方式です。応募料は10,000円です。
審査は3段階で行われます。
- 第1次審査:フルスコア・コンテストスコアと音源による審査。
- 第2次審査:通過作品の楽譜と音源を用いた審査。
- 第3次審査:実際の試奏による審査。
審査は非公開で行われます。第36回の審査員には、天野正道、中橋愛生、福島弘和と、全日本吹奏楽連盟・朝日新聞社の代表者が名を連ねました。
合唱部門の応募資格と条件
合唱部門の応募資格は、吹奏楽部門と異なります。
2026年度・第37回の募集要項では、次の条件が設定されていました。
- 日本国籍を有する者、または日本国内に居住する者。
- 年齢制限はなし。
- 1999年度以降の朝日作曲賞受賞者は応募不可。ただし佳作受賞者は除く。
- 混声・女声・男声のいずれかの合唱組曲であること。
- 無伴奏またはピアノ伴奏付きであること。
- 組曲全体の演奏時間は15分以内。
- 課題曲にふさわしい3~4分程度の作品を1曲以上含むこと。
- 未発表・未出版のオリジナル作品であること。
- 編曲作品は不可。
歌詞に使用する詩は自由ですが、著作権がある詩を使用する場合は、著作権者の許諾を得る必要があります。
合唱部門の応募方法と審査の流れ
第37回の応募受付期間は、2026年2月2日から2月10日まででした。当日消印有効で、応募料は1作品につき3,000円です。
応募用紙に必要事項を記入し、楽譜1部と応募料分の郵便小為替を添えて提出する方式でした。
審査は譜面審査と演奏審査の2段階です。譜面審査で候補作品を選び、演奏審査によって朝日作曲賞1作品と佳作1作品を決定します。
2026年度の応募数は65作品でした。内訳は混声50作品、女声11作品、男声4作品です。
第2次審査は2026年9月7日に開催され、松原混声合唱団が演奏を担当しました。指揮は清水敬一、ピアノは小田裕之です。
賞金100万円と佳作の違い
両部門とも朝日作曲賞の賞金は100万円ですが、佳作・入選の賞金は異なります。
- 吹奏楽:朝日作曲賞100万円、入選30万円。
- 合唱:朝日作曲賞100万円、佳作10万円。
このように、賞金額が同じでも、選考区分や応募料、審査内容には違いがあります。応募を考えている作曲家は、自分が応募する部門の最新募集要項を確認することが欠かせません。
【課題曲との関係】受賞作品はコンクールでどう使われる?
朝日作曲賞を理解するうえで、もう一つ重要なのがコンクール課題曲との関係です。
単に優れた作品を表彰するだけでなく、全国規模のコンクールで実際に演奏される機会をつくることが、この賞の大きな特徴になっています。
吹奏楽は受賞作品が翌年度の課題曲になる
吹奏楽部門では、受賞作品と入選作品が翌年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲になります。
たとえば、第35回朝日作曲賞の「夕映えの丘」は2026年度の課題曲Iに採用されました。そして第36回受賞作品「ウインド・バンド・ネオン」は2027年度の課題曲に決定しています。
作曲家にとっては、自作が全国の吹奏楽団体に演奏される可能性があるという点で、大きな意義があります。
合唱は組曲の中から課題曲を選ぶ
合唱部門では、受賞した組曲の全曲がそのまま課題曲になるとは限りません。
2026年度の第37回朝日作曲賞を例にすると、稲室来実の「掌の花」は3曲から構成されていますが、2027年度の全日本合唱コンクール課題曲に選ばれたのは、そのうちの「黑髮」です。
つまり、受賞作品全体の評価と、コンクールで実際に演奏される楽曲の選定は、関連していても同一ではありません。
また、課題曲として選定された作品は、全日本合唱連盟が発行する2027年度課題曲集「合唱名曲シリーズNo.55」に掲載される予定です。
2028年度の吹奏楽部門は公募を実施しない
2026年10月時点で、もう一つ押さえておきたい動きがあります。
全日本吹奏楽連盟は、2028年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲について、全4曲を委嘱作品とする方針を公表しています。そのため、2028年度分の朝日作曲賞の公募は実施されません。
これは朝日作曲賞そのものが終了するという意味ではなく、2028年度の吹奏楽課題曲について公募方式を採用しないということです。
一方、合唱部門では2027年度の第38回募集について、女声合唱組曲と男声合唱組曲に限定して募集する予定が公表されています。吹奏楽と合唱では、今後の募集方針にも違いがあることが分かります。
【プロの結論】朝日作曲賞を目指す人・作品を楽しみたい人の判断基準
朝日作曲賞は、作曲家にとって賞金100万円を獲得する機会であると同時に、自分の作品を多くの演奏者に届けるための重要な登竜門でもあります。
ただし、応募する際には、単に音楽的な完成度だけを追求するのではなく、それぞれの部門が求める作品像を理解することが重要です。
吹奏楽部門に向いている作曲家
吹奏楽部門を目指すなら、アマチュアの演奏者が取り組みやすい作品を制作できる人に適しています。
特に意識したいのは、次の3点です。
- 指定された編成で無理なく演奏できること。
- 3~4分程度の限られた時間で音楽的な魅力を伝えられること。
- 幅広い年齢や技量の演奏者が取り組めること。
高度な技術を詰め込むことだけが評価につながるわけではありません。課題曲としての実用性と音楽的な独自性を両立させることが重要です。
合唱部門に向いている作曲家
合唱部門では、詩の選択や言葉と音楽の結びつき、組曲全体の構成力が重要なポイントになります。
特に、組曲全体を15分以内にまとめながら、その中に3~4分程度のコンクール課題曲にふさわしい作品を含める必要があります。
また、既存の詩を使用する場合は著作権の確認も必要です。音楽的な完成度だけでなく、歌詞の権利関係や提出楽譜の条件まで整えることが求められます。
演奏者や音楽ファンが作品を選ぶときの注目点
演奏者や聴き手にとっては、受賞歴だけで作品の魅力を判断しないことも大切です。
吹奏楽なら楽器ごとの役割や合奏のバランス、合唱なら詩の意味や声部の重なり、ピアノ伴奏との関係などに注目すると、作品への理解が深まります。
特に「夕映えの丘」と「掌の花」は、同じ朝日作曲賞という名前を持ちながら、異なる演奏形態と作品構造を持っています。両者を比較することで、吹奏楽と合唱における作曲のアプローチの違いも楽しめます。
専門的な視点から見ると、朝日作曲賞の価値は100万円という賞金だけではありません。受賞作品が課題曲として採用され、演奏者と聴き手の双方に届く仕組みそのものに大きな意義があります。
朝日作曲賞に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝日作曲賞は吹奏楽と合唱で同じ賞なのですか?
A1:名称は同じですが、別々の制度です。吹奏楽は全日本吹奏楽連盟、合唱は全日本合唱連盟が、それぞれ朝日新聞社と主催しています。応募資格、応募料、審査方法、受賞回数も異なります。
Q2:2026年の朝日作曲賞で受賞した作品と作曲者は誰ですか?
A2:吹奏楽では第35回受賞作品「夕映えの丘」の森山至貴、合唱では第37回受賞作品「掌の花」の稲室来実が注目されています。なお、2026年度の吹奏楽課題曲としての「夕映えの丘」と、2026年に審査結果が発表された合唱の「掌の花」では、受賞年度の扱いに違いがあります。
Q3:朝日作曲賞の賞金はいくらですか?
A3:吹奏楽・合唱ともに朝日作曲賞の賞金は100万円です。吹奏楽の入選は30万円、合唱の佳作は10万円です。応募料も異なり、2026年度の募集要項では吹奏楽が10,000円、合唱が3,000円でした。
まとめ:朝日作曲賞の2026年最新情報と今後の注目点
朝日作曲賞は、吹奏楽と合唱の両分野で優れた作品を発掘し、全国規模のコンクールを通じて広める役割を担っています。ただし、同じ名前でも主催団体や応募制度は異なり、歴代の受賞回数も別々に数えられています。
2026年の注目作品は、吹奏楽の森山至貴「夕映えの丘」と、合唱の稲室来実「掌の花」です。さらに、2027年度の吹奏楽課題曲には姫野七弦「ウインド・バンド・ネオン」が決定し、合唱では「掌の花」から「黑髮」が課題曲に選ばれています。
応募を検討している作曲家は、吹奏楽なら編成・演奏時間・合奏の実用性、合唱なら組曲構成・詩の著作権・演奏時間を重点的に確認することが大切です。
今後は、2027年度の合唱部門第38回募集と、2028年度の吹奏楽課題曲における委嘱方式の動向が注目されます。受賞作品の歴史だけでなく、実際にどのような作品が演奏され、次の世代に受け継がれていくのかにも注目したいところです。