世にも奇妙な物語『夢男』の結末は?This Manの正体と2026年最新情報を徹底解説

目次

2017年4月29日に放送されたフジテレビ系『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』の一編「夢男」。中条あやみが演じる女子大生・ミドリが、夢に現れるという謎の男性の画像をTwitter(現X)に投稿したことから、世界規模の恐怖が広がっていく物語だ。

作品の元ネタとなったのは、海外インターネットで話題になった都市伝説「This Man」。眉のつながった不気味な男性の顔を、世界中の人々が同じ夢で見ているという不可解な噂だった。しかし、その発祥をたどると、イタリア人のアンドレア・ナテッラが仕掛けたインターネット上の創作プロジェクトという事実に行き着く。2024年には日本で映画化も実現し、2026年現在も作品と都市伝説は区別して語る必要がある。

ドラマの詳しいあらすじや衝撃的な結末、中条あやみの役柄、This Manの正体、都市伝説が生まれた経緯まで、フジテレビの公式番組情報や海外メディアの検証、睡眠研究などをもとに整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 放送日: 2017年4月29日。中条あやみが女子大生ミドリを演じた『世にも奇妙な物語』のエピソード。
- 結末: ミドリの何気ない嘘が社会全体を恐怖に巻き込み、最後には夢男の存在を否定できない不気味な展開へとつながる。
- This Manの正体: イタリア人のアンドレア・ナテッラが制作したインターネット上の創作プロジェクトであり、実在する共通の夢の人物という科学的証拠はない。
- 2026年最新情報: 2024年には都市伝説を題材にした日本映画『THIS MAN』が公開されている。

【作品の基本情報】世にも奇妙な物語「夢男」の放送日・キャストとミドリの役柄

世にも奇妙な物語夢男

「夢男」は、2017年4月29日放送の『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』に収録された作品だ。

フジテレビの公式番組情報によると、脚本は、いながききよたか、演出は松木創が担当。主演の中条あやみに加え、広田亮平、唐田えりか、杉野遥亮らが出演した。

このエピソードの特徴は、海外のインターネット都市伝説をそのまま紹介するのではなく、SNSによる情報拡散と人間の集団心理を組み合わせ、日本のテレビドラマとして再構成している点にある。

主要キャストと役柄

登場人物 出演者 役柄・物語での立ち位置
ミドリ 中条あやみ 夢男の画像を作成してSNSに投稿する女子大生
夢男 This Man 人々の夢に現れるとされる謎の男性
マナブ 広田亮平 ミドリの友人。当初は夢男の存在を疑う
ユカリ 唐田えりか ミドリの友人。夢男を見たと主張する
ダイチ 杉野遥亮 ミドリの友人。夢男騒動に巻き込まれる
教授 村上新悟 夢や人間の意識についてミドリに説明する人物
ミドリの母 筒井真理子 物語後半にも不気味な存在感を残す

中条あやみが演じたミドリとは?

ミドリは、毎晩悪夢にうなされながらも、その内容を思い出せない女子大生だ。

授業で夢には何らかのメッセージが隠されていると教わったことをきっかけに、夢に現れる男性の顔をイラストソフトで再現する。

しかし、ここで重要なのは、ミドリが実際に夢男を見たと確信していたわけではないことだ。

彼女は、作成した画像を「この男が夢に出てきます。助けてください」という趣旨の文章とともにTwitterへ投稿する。

つまり、物語の発端は、超常現象を信じた人物の告白ではなく、注目を集めようとした女子大生の軽い嘘だった。

フジテレビの紹介記事では、中条あやみ自身もThis Manについて、見た目は不気味でありながら、どこかかわいそうで助けてあげたくなるような、不思議な印象を持つ顔だと語っている。

この相反する印象が、夢男という存在の魅力と恐怖を象徴している。

【あらすじ・結末ネタバレ】夢男はなぜ世界中に広がったのか?

ここからは物語の核心に触れる。未視聴の人は注意してほしい。

1. ミドリの何気ない投稿から始まる異変

ミドリは毎晩悪夢にうなされていたが、夢の内容を思い出せずにいた。

ある日、授業で夢の意味について学んだ彼女は、イラストソフトを使って一人の男性の顔を作成する。

その男性こそ、後に夢男と呼ばれる人物だ。

ミドリは、その画像をTwitterに投稿する。本人にとっては軽い冗談にすぎなかった。

ところが、翌朝になると状況が一変する。

投稿には大量の反応が集まり、同じ男性を夢で見たという人々が次々に現れ始めたのだ。

大学の友人ユカリまで同じ男性を見たと話し、ミドリは自分の投稿が予想外の注目を集めていることに驚く。

2. 夢男の噂が世界規模のパニックへ

最初は面白半分だったミドリも、自分の投稿がテレビで取り上げられるようになると、次第に満足感を覚える。

夢男は世界中で目撃されているという話が広がり、アメリカでも現象の調査が始まったというニュースが流れる。

しかし、状況は徐々に危険な方向へ進んでいく。

夢男を恐れた人々が暴力的な行動に走り、街では集団的な混乱が発生。単なるネット上の噂が、現実の社会を揺るがす問題へと変わってしまう。

ミドリは、教授に自分が投稿した画像は嘘だったと告白する。

教授は、真実を公表すればミドリが責任を追及される可能性があるとして、慎重に行動するよう促す。

3. 友人ユカリの悲劇とミドリの後悔

騒動はさらに深刻化する。

友人のマナブは当初、夢男など集団心理による思い込みだと考えていた。しかし、ユカリは夢男に襲われたと訴え、異常な恐怖に取りつかれてしまう。

その後、ユカリは大学で悲劇的な最期を迎える。

自分の軽率な投稿が友人を含む多くの人々を苦しめていると知ったミドリは、ついに真実を告白する決意を固める。

ユカリの葬儀で、夢男は自分が作った架空の存在であり、本当はいないのだと周囲に訴える。

しかし、ここで事態はさらに悪化する。

マナブや教授までもが夢男の存在を受け入れ、夢男を救世主のように扱い始めていた。

4. 衝撃のラスト!夢男は本当に存在するのか

街全体が夢男の恐怖に包まれるなか、ミドリは逃げ惑う。

警察官に助けを求めても、その顔までもが夢男になっているという異常な光景を目撃する。

そして、ミドリは自宅のベッドで目を覚ます。

すべては夢だったのかと思いきや、安心したのも束の間、母親の顔が夢男に変わってしまう。

夢男はミドリを追い詰め、彼女の恐怖は現実と夢の境界を失っていく。

その後、ミドリは病院で目を覚まし、一命を取り留める。退院後、偶然出会った男性の正体も、やはり夢男だった。

ミドリが正体を尋ねると、夢男は彼女自身が自分を求めたのだという趣旨の言葉を残す。

そして、楽しそうにその場を去っていく。

この結末が示すのは、夢男という存在が単純に消滅することはなかったという不気味な余韻だ。

結末の意味を考察:夢男はミドリの願望が生んだ存在なのか

この作品の核心は、夢男が本当に超自然的な存在なのかという疑問だけではない。

物語の序盤で、ミドリは退屈な日常に満足していなかった。自分の投稿が注目され、社会現象になったことで、彼女は一時的に満たされた気持ちになる。

しかし、注目を集めるために作った嘘が、他人の恐怖や暴力を生み出してしまう。

ここには、情報を発信する側の軽率さと、情報を受け取る側の思い込みが連鎖する恐ろしさが描かれている。

最後に夢男が語る、世界は人々の望みどおりになるという趣旨の言葉も象徴的だ。

恐怖を求める人々が恐怖を信じ、その恐怖によって現実まで変えてしまう。夢男は、そのような人間の心理を映し出す存在として描かれている。

【This Manの正体を検証】都市伝説の発祥とアンドレア・ナテッラの仕掛け

ドラマの元ネタとなったThis Manは、海外のインターネットで広まった都市伝説だ。

眉がつながった男性の顔が特徴で、「世界中の人々が同じ男性を夢で見る」という話とともに拡散された。

一見すると、精神医学や夢の研究に関係する実在の現象のように見える。しかし、その発祥には明確な創作の経緯がある。

This Manの都市伝説はどこから始まった?

インターネット上で語られていた当初のストーリーは、次のような内容だった。

- 2006年、ニューヨークの精神科を訪れた女性患者が、夢に繰り返し現れる男性の似顔絵を描いた。
- 別の男性患者も、その顔に見覚えがあると話した。
- 精神科医が同僚に画像を共有すると、ほかにも同じ男性を夢で見たという患者が現れた。
- その後、世界各地から同じ男性を夢で見たという報告が集まり始めた。

フジテレビが2017年の番組紹介で取り上げた背景説明にも、このエピソードが使われている。

当時は、実際に世界中で同じ人物が夢に現れているのではないかという不思議な話として紹介されていた。

しかし、この精神科医と患者をめぐる物語は、実際の医学的な調査記録として確認されたものではない。

アンドレア・ナテッラとは何者なのか

This Manの創作者として知られるのが、イタリア人の社会学者・マーケティング関係者であるアンドレア・ナテッラだ。

2015年1月、海外メディアVICEはThis Manの発祥について本人に取材した。

そのインタビューでナテッラは、2008年の冬ごろにThis Manを思いつき、顔写真を作成するための合成ソフトを使って画像を制作した経緯を説明している。

さらに、広告関係の同僚や知人のアーティストから意見を集め、This Manのウェブサイトを構築したという。

つまり、精神科の患者が偶然描いた肖像画が世界中に広まったという話とは、出発点から異なっていた。

VICEは同日、最初に掲載したインタビュー記事について、内容が完全な作り話だったとする訂正記事も公開している。

この訂正記事では、This Manの画像と、夢の目撃情報を集めるウェブサイトがナテッラによって制作されたことを明らかにした。

なぜThis Manは捏造されたのか?

このプロジェクトの面白さは、単に怖い男性の顔を作ったことではない。

人間がどのように噂を信じ、情報を共有し、実在しない現象を社会的な事実のように受け止めていくのか。その仕組み自体がプロジェクトの重要なテーマだった。

拡散を後押しした要素は大きく3つある。

第一に、医学的な権威を感じさせる設定。

精神科医や患者という登場人物を設定することで、一般的な怪談よりも信憑性のある話に見せていた。

第二に、誰もが印象を持ちやすい顔のデザイン。

This Manの顔は、太い眉、薄い唇、後退した生え際など、特徴的でありながら特定の人物に結びつきにくい造形になっている。

そのため、見る人によって知人や有名人に似ていると感じる余地がある。

第三に、参加型の情報拡散。

ウェブサイトを通じて目撃情報を募る仕組みによって、閲覧者自身が都市伝説の拡散に参加する構造が作られていた。

この仕組みは、現代のSNSで見られる参加型のバイラルコンテンツにも通じる。

なお、映画化を目的とした宣伝だったという説も存在するが、ナテッラのプロジェクトについて、特定の映画の宣伝が確定した目的だったと断定するのは適切ではない。

【噂と事実を比較】This Manの実在説・捏造説を一覧で整理

This Manについて調べると、都市伝説の内容と、後から明らかになった制作の経緯が混在している。

ここでは、ドラマの設定、インターネット上の噂、実際に確認できる事実を分けて整理する。

検証項目 インターネット上の噂・設定 確認できる事実
2006年の発祥 ニューヨークの患者が夢男を描いた 創作者による演出上の物語
夢男の顔 世界中の人が夢で見た同一人物 ナテッラが合成ソフトで制作
精神科医の存在 複数の患者を調査した医師がいた 実際の臨床記録として裏付けられていない
目撃者2000人 世界各地から証言が集まった キャンペーン上の説明であり、検証済みの医学統計ではない
This Manの正体 人類共通の夢に現れる謎の人物 インターネット上の創作プロジェクト
アンドレア・ナテッラ 都市伝説の調査者 創作者としてVICEの訂正記事でも説明されている
2024年の映画化 This Manの存在を証明する作品 都市伝説を題材にしたフィクション映画

特に重要なのは、顔の画像が実在することと、夢男という人物が実在することは別問題だという点だ。

This Manの肖像は実際に制作された画像である。しかし、世界中の人々が同じ人物を夢に見ているという現象が科学的に証明されたわけではない。

【夢男が夢に出てくる理由】心理学・睡眠研究から考える恐怖の仕組み

This Manの画像を見た後に夢男が夢に出てきたら、都市伝説が本当だったのではないかと感じるかもしれない。

しかし、夢の内容は日中の経験や記憶、感情などの影響を受けることが知られている。

画像を見ると夢に影響することはある?

2024年に学術誌『Brain Sciences』に掲載された研究レビューでは、就寝前の映像メディアへの接触が夢の内容に与える影響について、29件の研究が検討された。

その結果、映像刺激が夢に取り込まれるケースは確認されているものの、影響の程度にはばらつきがあり、夢の内容を自由に操作できるわけではないことも示された。

つまり、怖い顔を何度も見たり、その人物について考えたりすれば、夢に関連するイメージが現れる可能性はある。

This Manの画像を見た人が、後日似た顔の人物を夢に見たとしても、それだけで超常現象の証明にはならない。

なぜ同じ男性を夢で見たと思い込むのか

ここで考えられるのが、次のような心理的な仕組みだ。

- 記憶の影響: 日中に見た画像や印象的な情報が、夢の内容に取り込まれる可能性がある。
- 先入観: 夢男について繰り返し聞くことで、夢の内容をそのイメージと結びつけて解釈しやすくなる。
- 記憶の再構成: 起床後に曖昧な夢を思い出す際、後から見た画像や情報が記憶の解釈に影響することがある。
- 情報の共有: 同じ噂を知る人同士で体験を語り合うことで、共通点が強調される場合がある。

ただし、これらはThis Manの目撃者全員について実証された説明ではない。夢の記憶や形成に関する一般的な研究から考えられる可能性だ。

夢男が実在しなくても恐怖が成立する理由

この都市伝説が巧妙なのは、夢という本人以外には確認しにくい体験を利用している点だ。

夢の内容は、起きた後にしか他人と共有できない。

そのため、誰かが「同じ男性を夢で見た」と話しても、周囲の人がその体験を客観的に確認することは難しい。

さらに、同じ画像を見た人が同じような感想を抱けば、共通の体験があるように感じられる。

『夢男』のドラマは、この曖昧さを社会全体のパニックにまで拡大した作品だ。

世にも奇妙な物語「夢男」の評判は?

2017年の放送当時から、夢男はThis Manという海外発の都市伝説を日本のテレビドラマに取り込んだ点で注目された。

感想を見ていくと、評価のポイントは大きく分かれる。

肯定的な感想では、夢男の不気味な顔や、後半にかけて日常が崩れていくホラー演出が評価されている。

一方、否定的な感想では、前半の都市伝説への期待に対して、物語の終盤や結末の展開が物足りないという意見も見られる。

2017年当時の個人レビューや視聴者投稿にも、演出を評価する意見と、ラストに不満を示す意見の両方が残っている。

ただし、これらは個人の感想であり、視聴者全体を代表する統計ではない。

作品の評価を考える際は、ホラーとしての怖さを重視するか、都市伝説を題材にした社会心理ドラマとして見るかによっても印象が変わる。

【2026年最新情報】映画『THIS MAN』と2017年ドラマの違い

This Manをめぐる話題は、2017年のテレビドラマだけで終わっていない。

2024年6月7日には、日本で映画『THIS MAN』が公開された。

この映画は、海外発のインターネットミームを日本独自の解釈で再構成したスリラー作品だ。

2024年公開の映画『THIS MAN』とは?

映画版は天野友二朗が監督・脚本・編集を担当。上映時間は89分で、主演は出口亜梨沙と木ノ本嶺浩が務めた。

物語の舞台は、連続変死事件が発生する田舎町。

被害者には、眉のつながった男性を夢の中で見ていたという共通点があった。

主人公の八坂華は、夫の義男や娘と暮らしているが、夢男による被害が広がるにつれ、自分の身にも危険が迫ってくる。

映画版の主なキャストは次のとおり。

役名・出演者 内容
八坂華:出口亜梨沙 主人公
八坂義男:木ノ本嶺浩 華の夫
小田玲:鈴木美羽 出演者
津田寛治 出演
渡辺哲 出演
監督・脚本・編集:天野友二朗 制作スタッフ

映画版は、2017年のテレビドラマ「夢男」の続編ではない。

同じ都市伝説を題材にしながら、異なる登場人物と物語を描く別作品だ。

また、映画のストーリーに登場する連続変死事件などもフィクションであり、This Manが実在することを証明するものではない。

2026年10月現在のThis Manの最新状況

2026年10月31日時点で確認できる主要な動きは、2024年の日本映画化だ。

映画の公式サイトには2024年6月の公開記念舞台挨拶などのニュースが掲載されており、日本映画データベース(JFDB)にも2024年6月7日の公開記録が残っている。

2026年の新作映画や続編について、公式サイトや確認できる映画情報に新たな正式発表は見当たらない。

したがって、2026年時点のThis Manをめぐる状況は、次のように整理できる。

- 都市伝説の原型は、アンドレア・ナテッラによるインターネット上の創作プロジェクト。
- 2017年にフジテレビの『世にも奇妙な物語』で「夢男」としてドラマ化。
- 2024年6月7日に日本映画『THIS MAN』が公開。
- 2026年10月時点で、新たな続編や実在を裏付ける科学的発表は確認できない。

2017年のドラマと2024年の映画、どちらを見るべき?

両作品は同じ題材を扱っているが、楽しみ方は異なる。

2017年の「夢男」は、SNSの拡散と集団心理を中心に描いた短編ドラマだ。

一方、2024年の『THIS MAN』は、夢男をめぐる連続変死事件を軸にした長編スリラーである。

都市伝説の発祥やネット社会の心理に興味があるなら、まず2017年のドラマがおすすめだ。

本格的なホラー映画としてThis Manの世界観を楽しみたい人には、2024年の映画版が選択肢になる。

【プロの結論】夢男から学べるネット都市伝説の見極め方

『夢男』が2017年の放送から時間が経過しても興味を引く理由は、単純な怪談では終わらないところにある。

架空の人物がSNSを通じて広まり、人々の認識や行動を変えていく。その過程には、現在のインターネットにも通じる問題がある。

特に注目したいのは、情報の発信者と受信者の双方が、都市伝説を大きくしていく構造だ。

ミドリは注目を集めるために画像を投稿した。しかし、それを見た人々は自分の体験と結びつけ、さらに他人へ伝えていく。

発信者が最初に想定していた範囲を超えて、情報が独自の意味を持ち始める。

これはドラマの演出であると同時に、ネット上の噂が拡散する仕組みを考えるうえでも興味深い題材だ。

This Manに関する情報を見分ける3つの基準

1. 最初の情報源を確認する。 精神科医や研究機関が登場する話であっても、実際の調査記録や研究論文が存在するかを確かめる。
2. 目撃談と科学的証拠を区別する。 個人の体験談が多数集まったとしても、それだけで同一の現象が科学的に証明されたことにはならない。
3. 創作者や制作経緯を調べる。 画像や文章が誰によって作られ、どのような目的で公開されたのかを確認する。

This Manは、都市伝説そのものが創作だったと明らかになった代表的な事例だ。

それでも、見る人が恐怖を感じたり、夢に似た顔が現れたりする可能性まで否定する必要はない。

創作物の影響で恐怖を感じることと、その創作物の中の人物が現実に存在することは、まったく異なる問題だからだ。

【よくある質問】世にも奇妙な物語「夢男」に関するFAQ

Q1:世にも奇妙な物語「夢男」の放送日はいつですか?

A1:2017年4月29日です。『世にも奇妙な物語 '17春の特別編』の一編として放送されました。

Q2:夢男のミドリ役を演じた女優は誰ですか?

A2:中条あやみです。夢男の顔を作成し、Twitterに投稿した女子大生を演じています。

Q3:夢男の結末はどうなりますか?

A3:ミドリは夢男の正体を周囲に説明しようとしますが、騒動は収まりません。最後には夢から覚めた後も夢男が現れ、彼女に不気味な言葉を残して去っていきます。

Q4:This Manは実在する人物ですか?

A4:世界中の人々の夢に共通して現れる実在人物という証拠はありません。顔の画像はイタリア人のアンドレア・ナテッラが制作したものです。

Q5:This Manを作ったアンドレア・ナテッラとは誰ですか?

A5:イタリア人の社会学者・マーケティング関係者です。2008年ごろに顔の画像を制作し、ウェブサイトを通じて都市伝説を広めた人物として知られています。

Q6:夢男を夢で見てしまう理由は何ですか?

A6:画像を見た記憶や就寝前の情報が夢に取り込まれる可能性があります。ただし、世界中の人が同じ男性を夢で見るという科学的な証明はありません。

Q7:This Manを題材にした映画はありますか?

A7:あります。天野友二朗監督による日本映画『THIS MAN』が2024年6月7日に公開されました。出口亜梨沙と木ノ本嶺浩が主演しています。

Q8:2026年現在、This Manの続編や新作は発表されていますか?

A8:2026年10月31日時点で、確認できる公式情報には新作や続編の正式発表は見当たりません。確認できる大きな展開は2024年の日本映画化です。

まとめ:夢男の正体は都市伝説を作り出した人間の心理にあった

『世にも奇妙な物語』の「夢男」は、中条あやみ演じるミドリの何気ない嘘が、世界規模の恐怖へと変わっていく物語だ。

2017年4月29日に放送されたこの作品は、海外発の都市伝説This Manを題材に、SNSによる情報拡散や集団心理の恐ろしさを描いた。

一方、現実のThis Manは、アンドレア・ナテッラが制作したインターネット上の創作プロジェクトだった。精神科医の患者が偶然描いた顔という発祥の物語も、実際の医学的記録として裏付けられたものではない。

さらに2024年には、日本独自の解釈を加えた映画『THIS MAN』が公開され、都市伝説は新たなエンターテインメント作品へと展開している。

2026年現在、This Manの実在を示す科学的証拠は確認されていない。

それでも、見たことのない顔が夢に現れるかもしれないという恐怖は、人間の記憶や想像力、そして情報を信じる心理によって生まれる。

夢男が本当に怖いのは、存在しないはずの人物が現れることではない。存在しない人物を、現実のものとして信じてしまう人間の心理そのものなのかもしれない。

主な検証資料

- フジテレビ公式番組情報・キャスト・あらすじ:
- VICEによるアンドレア・ナテッラへの取材と訂正記事:
- 放送当時の詳細なストーリー記録:
- 睡眠と映像刺激に関する2024年の研究レビュー:
- 映画『THIS MAN』公式情報・日本映画データベース: