薬屋のひとりごとの作者は日向夏!漫画2作品の違いと担当者を2026年最新解説

目次

『薬屋のひとりごと』の原作者は、小説家の日向夏(ひゅうが・なつ)です。原作小説のイラストを担当するのは、しのとうこ。さらに漫画版には、ねこクラゲ・七緒一綺によるスクウェア・エニックスの「ビッグガンガン版」と、倉田三ノ路による小学館の「猫猫の後宮謎解き手帳」という2種類が存在します。

つまり、「薬屋のひとりごとの作者は誰?」という疑問には、原作小説の著者を知りたいのか、漫画を描いている作家を知りたいのかによって答えが変わります。2026年10月31日時点の出版社・作品公式情報をもとに、日向夏の経歴、イラスト担当、漫画2作品の制作陣、出版社の違いまで整理します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 原作者:『薬屋のひとりごと』の原作小説を書いたのは小説家の日向夏。
  • イラスト・漫画担当:小説のイラストはしのとうこ。ビッグガンガン版はねこクラゲ・七緒一綺、GX版は倉田三ノ路が担当。
  • 漫画は2種類:スクウェア・エニックス版と小学館版は、同じ原作から生まれた別々のコミカライズ作品。

【まず答え】薬屋のひとりごとの原作者は小説家の日向夏

薬屋のひとりごと作者

『薬屋のひとりごと』の原作者は日向夏です。小説投稿サイト「小説家になろう」で発表された作品が出発点となり、ヒーロー文庫から書籍化されました。

原作小説の正式な著者表記は日向夏。イラスト担当はしのとうこです。したがって、作品のストーリーや猫猫、壬氏たちが活躍する物語の基本設定を生み出した人物と、書籍のビジュアルを担当した人物は異なります。

さらに漫画版では、原作を漫画として再構成し、実際の絵を描く漫画家が別に存在します。

混同しやすい人物の役割を整理すると、次のようになります。

  • 日向夏:原作小説の著者。物語の創作者。
  • しのとうこ:原作小説のイラスト担当。漫画版ではキャラクター原案としてクレジットされる。
  • ねこクラゲ:スクウェア・エニックス版の漫画作画担当。
  • 七緒一綺:スクウェア・エニックス版の漫画構成担当。
  • 倉田三ノ路:小学館版「猫猫の後宮謎解き手帳」の漫画作画担当。

この役割分担を理解すれば、検索結果に複数の作者名が表示される理由も明確になります。

【原作者のプロフィール】日向夏は小説家になろう出身の作家

日向夏は、『薬屋のひとりごと』を代表作とする小説家です。作品の原点は、商業出版ではなく、インターネット上の小説投稿サイト「小説家になろう」にあります。

2011年に始まったウェブ小説が原点

「小説家になろう」の公式作品情報によると、『薬屋のひとりごと』の掲載開始日は2011年10月27日です。作者名も日向夏と登録されています。

物語の主人公は、花街で薬師として暮らしていた少女・猫猫(マオマオ)。人さらいに遭い、後宮で下働きをすることになった彼女が、薬や毒に関する知識と鋭い観察力を使って、宮中の事件を解き明かしていきます。

当初から完成された商業作品として始まったわけではありません。日向夏がウェブ上で物語を発表し、読者に届けるところから人気が広がっていきました。

東日本大震災後に再び小説を書き始めた背景

2025年5月30日に掲載されたMANTANWEBの日向夏インタビューでは、作品が生まれた背景について本人が語っています。

日向夏は学生時代にも小説を書いた経験がありましたが、当時は作家を職業にすることを目指していたわけではありませんでした。東日本大震災後、関東で生活していた時期にインターネットを見ていて「小説家になろう」を知り、再び執筆するようになったと説明しています。

同インタビューでは、最初に考えていたのは鉱山の街を舞台にした、3人の子どもを持つ女性が登場するミステリーだったことも明かされています。

そこから、若い主人公に薬の知識を持たせるために薬師という設定が生まれ、舞台も華やかな後宮へと変化しました。毒や薬を扱うミステリーと、後宮という特殊な人間関係が組み合わさったことが、作品独自の魅力につながっています。

2014年にヒーロー文庫から書籍化

ウェブ小説として発表された『薬屋のひとりごと』は、2014年8月29日にヒーロー文庫から第1巻が発売されました。

出版社の書籍情報では、著者が日向夏、イラストがしのとうこと明記されています。ここで、現在まで続く原作小説の出版体制が確立されました。

なお、ウェブ版と書籍版は完全に同一の文章ではありません。日向夏はインタビューで、書籍化に際して内容を削ったり追加したり、順番を入れ替えたりすることを説明しています。物語の中心部分を保ちながら、書籍として読みやすい構成に整えているのです。

「枝が違うだけであって、幹は変わりません」

これは、ウェブ版と書籍版の関係を説明した日向夏の言葉です。両方を読んだ場合に細かな違いが見つかっても、基本となる物語の軸は共通しています。

【関係者一覧】日向夏・しのとうこ・漫画家3人の担当範囲を比較

『薬屋のひとりごと』には、原作小説、書籍イラスト、漫画の作画、漫画の構成、キャラクター原案という複数の制作領域があります。

出版社の作品紹介や書籍クレジットを照合すると、それぞれの担当範囲は次のように整理できます。

人物・組織 担当・役割 関係する作品・出版元
日向夏 原作小説の著者 ヒーロー文庫/イマジカインフォス
しのとうこ 原作小説のイラスト・キャラクター原案 原作小説・両漫画版
ねこクラゲ 漫画の作画 ビッグガンガン版
七緒一綺 漫画の構成 ビッグガンガン版
倉田三ノ路 漫画の作画 猫猫の後宮謎解き手帳
スクウェア・エニックス 漫画の掲載・出版 月刊ビッグガンガン
小学館 漫画の掲載・出版 月刊サンデーGX
ヒーロー文庫 原作小説の出版レーベル イマジカインフォス

特に間違えやすいのが、しのとうこの役割です。

原作小説では「イラスト」として名前が記載されています。一方、漫画版では「キャラクター原案」という立場です。漫画のコマや背景、人物の動きを実際に描く作画担当とは異なります。

また、七緒一綺はビッグガンガン版の構成を担当しています。ねこクラゲと同じ役割ではなく、漫画作品を成立させるための構成面を担う人物です。

このように、作品クレジットの肩書きを確認すると、誰が何を担当しているのかを正確に理解できます。

【漫画は2種類】ビッグガンガン版と猫猫の後宮謎解き手帳の違い

『薬屋のひとりごと』を検索した読者が戸惑いやすいのが、漫画版が2種類存在することです。

一方はスクウェア・エニックスの月刊ビッグガンガンで連載されている『薬屋のひとりごと』。もう一方は小学館の月刊サンデーGXで連載されている『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。

どちらも日向夏の原作小説を漫画化した作品ですが、作画担当者と出版元が異なります。

① ビッグガンガン版:ねこクラゲ作画・七緒一綺構成

ビッグガンガン版は、スクウェア・エニックスが刊行する漫画作品です。

公式作品紹介に記載されている制作陣は次のとおりです。

  • 原作:日向夏
  • 作画:ねこクラゲ
  • 構成:七緒一綺
  • キャラクター原案:しのとうこ
  • 掲載誌:月刊ビッグガンガン
  • 出版社:スクウェア・エニックス

コミックス第1巻は2017年9月25日に発売されました。

2026年7月24日には第17巻が発売されています。第17巻では、原作小説第4巻のクライマックスにあたる「砦編」の完結部分が描かれています。

この作品の特徴は、作画担当と構成担当が分かれていることです。原作小説を漫画として表現する際、ねこクラゲが作画を担い、七緒一綺が構成を担当する共同制作体制になっています。

② 小学館版:倉田三ノ路作画の猫猫の後宮謎解き手帳

もう一つの漫画版が、『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。

こちらは小学館の月刊サンデーGXで連載されており、漫画の作画を倉田三ノ路が担当しています。

  • 原作:日向夏
  • 作画:倉田三ノ路
  • キャラクター原案:しのとうこ
  • 掲載誌:月刊サンデーGX
  • 出版社:小学館

第1巻は2017年6月19日に発売されました。ビッグガンガン版とは異なり、タイトルに「猫猫の後宮謎解き手帳」という副題が付いている点も見分けるポイントです。

小学館の作品紹介では、猫猫が後宮で起きる不審な出来事に気づき、薬師としての知識を使って謎を追いかける物語として紹介されています。

2026年10月時点では、小学館の電子コミックストアで第22巻まで配信されています。月刊サンデーGXの2026年11月号でも第105話が掲載されており、連載が続いています。

2作品はどちらかが偽物というわけではない

ここで押さえておきたいのは、2作品が同じ原作を基にした、それぞれ独立した正規のコミカライズだという点です。

「どちらが本物なのか」「片方は非公式なのか」と疑問に思う人もいますが、そのような関係ではありません。

スクウェア・エニックスと小学館という異なる出版社が、それぞれ異なる漫画家・制作体制で作品を展開しています。

したがって、片方だけが原作に忠実で、もう片方が非公式という単純な区別はできません。実際に読み比べて、作画や漫画としての表現、読み進めやすさなど、自分に合う作品を選ぶのがおすすめです。

【2026年最新】原作小説・漫画2作品の刊行状況と注目情報

2026年10月31日時点で確認できる公式の書籍情報を整理します。原作小説と2種類の漫画では、巻数や刊行時期が異なります。

原作小説はヒーロー文庫から第16巻まで刊行

原作小説は、ヒーロー文庫から刊行されています。第16巻の発売日は2025年5月30日。著者は日向夏、イラストはしのとうこです。

2026年10月時点の公式書籍案内では、原作小説は第16巻までが紹介されています。原作を最初から読みたい場合は、漫画ではなく、このヒーロー文庫版を選ぶと物語の文章表現を直接楽しめます。

ビッグガンガン版は2026年7月に第17巻発売

ねこクラゲ作画・七緒一綺構成の漫画版は、2026年7月24日に第17巻が発売されました。

スクウェア・エニックスの公式書籍情報でも、原作・作画・構成・キャラクター原案の担当者が明記されています。購入時には、表紙とともに「ビッグガンガン」の表示を確認すると間違いを防げます。

小学館版は電子版第22巻まで配信

倉田三ノ路による『猫猫の後宮謎解き手帳』は、2026年10月時点で小学館の電子コミックストアに第22巻まで掲載されています。

さらに、第23巻は2026年12月9日発売予定として小学館の書籍情報に掲載されています。したがって、10月31日時点では発売済みの巻と今後発売される巻を区別する必要があります。

シリーズ累計5700万部突破という大きな広がり

2026年10月発売の月刊サンデーGX11月号では、『薬屋のひとりごと』のシリーズ全世界累計発行部数が5700万部を突破したことが紹介されています。

この数字は、原作小説だけでも、特定の漫画版だけでもなく、シリーズ全体の実績です。

ウェブ小説から始まった作品が、書籍、複数の漫画、アニメへと展開し、世界規模のコンテンツへ成長したことが分かります。

【プロの結論】作者を調べるなら原作・作画・構成を区別することが重要

『薬屋のひとりごと』の作者を調べる際、最も大切なのは「作者」という言葉を一つの意味だけで使わないことです。

小説の著者を知りたいなら日向夏。原作小説のイラストを知りたいならしのとうこ。ビッグガンガン版の漫画家を知りたいなら、ねこクラゲと七緒一綺。小学館版の漫画家を知りたいなら倉田三ノ路です。

この区別は、作品を購入するときにも役立ちます。

  • 物語の原点を知りたい人:ヒーロー文庫の原作小説を選ぶ。
  • ねこクラゲ・七緒一綺の漫画版を読みたい人:スクウェア・エニックスのビッグガンガン版を選ぶ。
  • 倉田三ノ路の漫画版を読みたい人:小学館の『猫猫の後宮謎解き手帳』を選ぶ。
  • キャラクターのイラストやデザインに興味がある人:しのとうこの原作イラストや画集を確認する。

また、原作小説と漫画版を比較するときには、巻数だけで進行度を判断しないことも重要です。出版社が異なるため、同じ原作のどの部分を漫画化しているかは、それぞれの収録内容で確認する必要があります。

作品の成長を支えているのは、一人の作者だけではありません。日向夏が生み出した物語を、しのとうこがビジュアルとして表現し、漫画家や構成担当者がそれぞれの媒体に合わせて形にしています。この制作体制こそが、『薬屋のひとりごと』の多面的な魅力を理解する鍵です。

薬屋のひとりごとの作者に関するよくある質問(FAQ)

Q1:薬屋のひとりごとの原作者は誰ですか?
A1:原作者は小説家の日向夏です。「小説家になろう」で2011年10月に連載を開始し、2014年にヒーロー文庫から書籍化されました。

Q2:しのとうこは何を担当していますか?
A2:原作小説のイラストを担当しています。また、ねこクラゲ版と倉田三ノ路版の漫画ではキャラクター原案としてクレジットされています。

Q3:ねこクラゲと倉田三ノ路は同じ漫画を描いているのですか?
A3:同じ原作小説を基にしていますが、別々の漫画作品です。ねこクラゲはスクウェア・エニックスのビッグガンガン版、倉田三ノ路は小学館の『猫猫の後宮謎解き手帳』を担当しています。

Q4:七緒一綺は漫画の作画担当ですか?
A4:いいえ。七緒一綺はビッグガンガン版の構成担当です。作画を担当しているのはねこクラゲです。

Q5:薬屋のひとりごとの漫画はどちらから読めばいいですか?
A5:どちらも正規のコミカライズなので、興味を持った作画担当者や出版社を基準に選べます。原作小説から入りたい場合はヒーロー文庫版がおすすめです。

Q6:2026年現在、原作小説は何巻まで発売されていますか?
A6:2026年10月31日時点で、ヒーロー文庫の公式書籍案内では第16巻まで確認できます。

Q7:薬屋のひとりごとの作者は漫画版によって違うのですか?
A7:原作小説の著者はどちらも日向夏です。ただし、漫画の作画担当は異なり、ビッグガンガン版はねこクラゲ、サンデーGX版は倉田三ノ路です。

まとめ:薬屋のひとりごとの作者と漫画2作品の違いを正しく理解しよう

『薬屋のひとりごと』の原作者は、小説家の日向夏です。原作小説のイラストはしのとうこが担当しています。

漫画版には、ねこクラゲ作画・七緒一綺構成によるスクウェア・エニックスのビッグガンガン版と、倉田三ノ路作画による小学館の『猫猫の後宮謎解き手帳』があります。

両作品は同じ原作を持つ正規のコミカライズであり、出版社や制作スタッフが異なる別作品です。

2026年も原作小説、2種類の漫画、アニメなど多方面で展開が続いています。作者を調べるときは、原作者・イラスト担当・作画担当・構成担当という役割を区別することが、正確な作品情報を理解する一番の近道です。